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施工管理技士の将来性はある?仕事に就くメリット・やりがいも紹介

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公開日時 2022.07.21 最終更新日時 2025.08.07

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建設業界は、慢性的な人手不足や技術革新の影響により、大きな転換期を迎えています。施工管理の仕事に興味はあっても、将来性があるのか不安に感じる方も少なくありません。

本記事では、建設業界の現状に触れながら、施工管理の将来性や需要がなくならない理由を紹介します。施工管理職に就くメリットや、資格の種類もまとめたので、施工管理への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

施工管理に将来性はある?需要がなくなることはない理由

施工管理職の将来の見通しは明るいといえるでしょう。需要がなくならない理由は以下のとおりです。

  • 建物の維持管理・再建の需要が伸びているから
  • 人手不足により人材の希少性が高いから

建設業界の現状に触れながら、それぞれの詳細を解説します。

建物の維持管理・再建の需要が伸びているから

日本では、高度経済成長期に建設された建物やインフラの老朽化が進行しています。国土交通省所管分野のインフラメンテナンスに必要な費用は、2044年に7.1兆円(2018年度時点:5.2兆円)に達する見込みです。

このような大規模修繕や再生事業には、高度なスキルを持った技術者の存在が欠かせません。そのため、施工管理の仕事に対する需要は今後も増加していくと考えられます。

参考:国土交通省|国土交通省所管分野における社会資本の将来の維持管理・更新費の推計

人手不足により人材の希少性が高いから

国土交通省の調査によると、建設業就業者の35.9%は55歳以上を占めており、次世代への技術承継は喫緊の課題です。とくに経験者・有資格者は転職市場で需要が高く、人材獲得競争が加速しています。

近年では女性や外国人を積極的に登用する企業も増え、多様な人材が活躍できるフィールドが整いつつあります。こうした動きから見ても、施工管理は将来性を期待できる職種だといえるでしょう。

参考:国土交通省|建設業を巡る現状と課題

施工管理の10年後|施工管理技士に求められるスキルとは

建設業界は、技術革新に伴って以下のような変化を続けている分野です。

  • AI技術やデジタルツールの進展
  • VRやARの活用

10年後の未来で施工管理者に求められるスキルを解説します。

AI技術やデジタルツールの進展

今後の施工管理業務において、AIやデジタルツールは欠かせない存在になっていくと予想されます。たとえば、以下のようなテクノロジーがすでに現場で導入されています。

  • AIによる工程管理や進捗予測
  • クラウド型施工管理アプリによる情報共有の効率化
  • 建設現場の映像監視・解析による安全管理の強化

建設現場は、AIやDXを取り入れて今後も進化を続けていくでしょう。10年後も求められる施工管理者になるためには、デジタルリテラシーを身につけ、進化に順応できる人材を目指す必要があります。

VRやARの活用

近年はVR(仮想現実)やAR(拡張現実)が、建設現場で以下のように活用されています。

  • VRによる施工前の完成イメージ確認
  • ARを使った現場での施工ナビゲーション
  • 新入社員や技能実習生向けのVR研修

今後の施工管理者には、こうした新しい技術に対する柔軟な対応力や、最新情報をキャッチアップする力が必要です。若手人材は、建設業界の未来を変える「主役」として活躍できるでしょう。

施工管理は意外と楽?仕事にするメリット

施工管理が「意外と楽」といわれる理由には、仕事にすることで以下のメリットを得られることが関係しています。

  • 専門性を高められる
  • 年収アップにつながりやすい
  • キャリアアップのチャンスが広がる

決して「ぬるい」仕事ではないものの、多くの恩恵が得られる役割でもあります。それぞれの詳細を見ていきましょう。

専門性を高められる

施工管理の仕事で経験を積みつつ「施工管理技士」の資格を取得すれば、一層のスキルアップが望めるでしょう。

 必要とされる場面該当する資格
監理技術者特定建築業者が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)の工事を請け負う場合「監理技術者」の配置が必要1級施工管理技士
主任技術者請け負った建設⼯事を施⼯する場合、⾦額の⼤⼩、元請・下請にかかわらず「主任技術者」の配置が必要2級施工管理技士

施工管理技士になれば、より難易度の高い仕事に挑戦できるようになり、ますます専門性が高まります。長期的な視点でキャリアを築きたい方におすすめの仕事です。

参考:一般財団法人建設業技術者センター|監理技術者について

参考:国土交通省|工事現場に配置する技術者とは

年収アップにつながりやすい

施工管理職の平均年収は全産業平均を上回る傾向で、以下のような条件が揃えばさらなる収入アップも目指せます。

  • 施工管理技士(1級・2級)などの国家資格を取得している
  • 大規模案件や複数現場の管理経験がある
  • マネジメント経験やチームリーダーとしての実績がある

近年は経験者や有資格者に対する採用競争が激化しているため、転職によって年収の大幅アップを実現する事例も増えています。キャリアを積みながら年収を伸ばしていきたい方にとって、施工管理職は魅力的な選択肢です。

参考:厚生労働省|建築施工管理技術者

参考:厚生労働省|土木施工管理技術者

キャリアアップのチャンスが広がる

施工管理は実力や実績が評価されやすく、年齢に関係なくチャンスを得やすい特徴があります。施工管理のキャリアパスの具体例は以下のとおりです。

  • 現場で経験を積み、エリアマネージャーや本部の管理職へ昇格
  • 資格を取得し、大型プロジェクトのリーダーとして活躍
  • 実績を活かして大手企業へ転職し、ポジションアップ
  • 経験と人脈を活かし、独立して建設会社を設立

近年では、業界のDX化に対応できる人材のニーズが高まっています。デジタルリテラシーのある施工管理者は、とくに将来性のあるポジションへと進みやすいでしょう。

どんな人が施工管理に向いている?

施工管理に向いているのは、以下のようなタイプの方です。

  • 周囲に気を配れる
  • 体力に自信がある
  • 人をまとめた経験がある
  • 計画的に動ける

それぞれの詳細を解説します。

周囲に気を配れる

施工管理の現場では、職人や設計担当、近隣住民など、さまざまな立場の人と関わります。そのため、以下のような行動を自然に取れるタイプの方が向いています。

  • 作業員の体調や動きを見て、無理をしていないかを察知する
  • 資材の納入タイミングや天候の変化を見越して、工程を調整する
  • 近隣住民とのコミュニケーションを重視し、トラブルを未然に防ぐ

「小さな変化に気づける観察力」や「空気を読む力」は、円滑な現場運営において大変重要です。周囲への気配りが得意な方は、施工管理の現場で力を発揮できるでしょう。

体力に自信がある

施工管理者は現場に足を運び、工程の進捗確認や安全管理を行うため、体力に自信のある方が向いています。とくに以下のような業務では、一定のスタミナやフットワークの軽さが必要です。

  • 夏の猛暑や冬の寒さの中での立ち会い・巡回
  • 長時間にわたる現場作業や朝早くからの出勤
  • 高所や狭所などを含む現場内の移動
  • 重い図面や資料、機材の持ち運び

「体を動かすのが好き」「活動的に仕事をしたい」と感じる方にとって、施工管理はやりがいを感じやすい職種だといえます。

人をまとめた経験がある

施工管理者には、現場のリーダーとして多くの人をまとめる力が不可欠です。

  • アルバイト先でチームリーダーやシフト管理をしていた
  • サークルや部活動でメンバーをまとめて活動していた
  • プロジェクト進行やイベントのリーダーを務めた
  • 社内外の関係者と調整しながら業務を遂行した経験がある

こうした経験を通じて身についた「コミュニケーション力」や「全体を俯瞰する視点」は、施工管理の現場でも大いに活かせるでしょう。

計画的に動ける

施工管理者は、工事全体のスケジュールを立て、日々の進捗を確認しながら工程を調整していく「司令塔」です。そのため、行きあたりばったりではなく、先を見越して物事を進める力が求められます。

計画性が問われる場面の具体例は以下のとおりです。

  • 作業の進捗に応じて、資材や人員を事前に手配する
  • 天候や周辺環境の影響を予測し、工程の前倒しや変更に柔軟に対応する
  • トラブルや遅延が起こった際も、すぐにリカバリープランを立てて対応する

スケジュール管理や状況整理が得意な方は、施工管理で強みを発揮できる可能性があります。

国家資格である施工管理技士について

ここからは施工管理技士の資格の特徴について具体的に見ていきましょう。施工管理技士の技術検定試験は、建設現場に携わる人員の技術向上を目的とした資格試験です。

以下で受験資格についてや、1次試験2次試験についての違いなどを解説していきます。

出典:技術検定制度|国土交通省

1:資格には1級と2級がある

施工管理技士の資格には、1級と2級があります。施工管理技士の種類は多く、土木、建築、電気工事、管工事、電気通信工事などがあり、それぞれ専門分野が異なります。

1級と2級の資格の違いは、建設工事の規模が異なります。1級は監理技術者としての要件が認められ、2級は主任技術者としての要件が認められます。

大規模工事の仕事をしたい場合

大規模工事の施工管理業務に携わりたい場合は、1級建築施工管理技士を目指しましょう。上述したとおり、1級の場合は監理技術者としての要件が認められるため、請負金額が4,000万円以上(建築一式工事は6,000万円以上)の工事が行えます。

大規模工事とは、大型のショッピングモールや公共施設など多岐にわたります。大規模工事を受注するほどの大企業であれば高収入も見込めるため、高い目標がある場合は1級の取得を目指しましょう。

出典:監理技術者制度運用マニュアルについて

2:検定試験を受ける

施工管理技士を取得するためには、検定試験に合格する必要があります。

また後述するとおり、1級と2級でそれぞれ受験資格である実務経験も異なるため、自分が受験資格を満たしているかどうかを再確認しましょう。

1次試験の場合

施工管理技士の1次試験の内容は、施工技術の基礎的な知識や能力があるか判定されます。1次試験の合格者は、無期限で合格が有効になるので、2次試験で不合格であっても、次回からは1次試験は免除されることとなります。

また2級の2次試験に合格すると、実務経験がなくとも1級の1次試験を受験できるようになりました。

2次試験の場合

施工管理技士の2次試験の内容は、実務経験による技術管理、指導、監督についての知識と能力に関して判断されます。

実際の現場で必要とされる知識を見られるのが大きな特徴です。施工管理技士の試験基準は、令和3年度から大幅に変更されたので注意が必要です。

代表的な変更点としては、2級の1次2次試験ともに合格し、1級の1次試験を合格した場合、「技士補」として認められ、監理技術者の補佐業務ができるようになります。

3:受験資格には条件がある

施工管理技士には、1級と2級でそれぞれ受験資格があります。1級の建築施工管理技士では、1次試験と2次試験とでそれぞれ受験の条件があります。

2級の建築施工管理技士も同じように1次試験と2次試験で受験資格が決められているため、受験を希望する際は事前にチェックが必要です。

1級の場合

施工管理技士の1つである、1級の建築施工管理技士の受験資格を例に挙げて説明します。受験資格で重要なポイントは、学歴と実務経験です。

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大学卒であれば、必要な実務経験は、指定学科で卒業後3年以上従事している必要があります。学歴を問わない場合、必要な実務経験は、指定学科で卒業後15年以上従事する必要があるため、その差はかなり大きなものとなっています。

出典:3.受検資格

2級の場合

2級の場合、受験資格は1級に比べて緩和されたものとなっています。2級建築施工管理技術検定を例に挙げて説明すると、その受験資格は年齢のみであり、試験実施年度において、満17歳以上であれば受験は可能です。

実務経験も不要なので、「未経験だけど施工管理技士に興味がある」といった方におすすめです。

出典:2.受検資格

施工管理技士になるための資格7種類

施工管理技士になるための国家資格には、以下の7種類があります。

  • 土木施工管理技士
  • 建築施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 建設機械施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士

それぞれの詳細を見ていきましょう。

土木施工管理技士

土木施工管理技士は、道路・橋梁・トンネル・ダム・上下水道など、インフラ工事における施工管理業務を担う資格です。建設業界の中でもとくに公共性の高い工事を扱い、社会基盤を支える重要な役割を果たします。

インフラ整備は需要が安定している分野なので、資格取得によってキャリアの選択肢が大幅に広がります。

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建築施工管理技士

建築施工管理技士は、住宅・ビル・商業施設・工場など、建築物の施工管理に関わる資格です。建物の新築はもちろん、増改築、リフォーム工事など幅広い現場で活躍できます。

土木施工管理技士と並んで需要の高い資格ですが、両者は対応できる工事の種類が異なります。どちらの分野で専門性を高めたいか、事前に比較検討しておきましょう。

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電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士は、ビル・工場・公共施設・インフラ設備などにおける電気設備工事の施工管理を担う資格です。建物の照明・空調・防災設備・通信設備など、あらゆる電気工事に関わります。

建築・土木と並んで活躍の場が多い資格ですが、受験者数は比較的少ないことが特徴です。

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管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、建物や施設の給排水・空調・冷暖房・ガス配管などの管工事における施工管理を行う資格です。住宅や病院、工場、商業施設など、あらゆる建築物に必要不可欠なライフラインを支える役割を担います。

プラントをはじめとする大型工事に携わりたい方には、とくにおすすめの資格です。

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造園施工管理技士

造園施工管理技士は、公園・庭園・緑地整備などの造園工事において、施工管理を行う資格です。美観や環境配慮の観点で工事に携われる分野ですが、ほかの資格と比較して対応現場が限られています。

土木施工管理技士や建築施工管理技士を取得した方の、2つ目の資格としておすすめです。

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建設機械施工管理技士

建設機械施工管理技士は、ブルドーザー・ショベルカー・クレーンなどの建設機械を用いた工事の施工管理を担います。道路・ダム・造成地など、大規模かつ重機を多用する工事に欠かせない存在です。

造園施工管理技士と同様、2つ目の資格として取得することでキャリアの幅が広がります。

電気通信工事施工管理技士

電気通信工事施工管理技士は、情報通信インフラの整備・設置工事において施工管理を行う資格です。具体的には、光ファイバー・LAN・携帯基地局・監視カメラ・放送設備・インターホン・インターネット配線などの工事に携わります。

近年のデジタル化・IoT化の進展に伴い、重要性と需要が急速に高まっている分野です。

参考:国土交通省|建設産業・不動産業 技術検定試験について

まとめ:施工管理は将来性がある!キャリアアップに向けて一歩踏み出そう

建設業界は人手不足が続いており、施工管理の仕事に対する需要はますます高まっています。とくに施工管理技士の資格を取得すれば、待遇改善・年収アップに大きく貢献するでしょう。理想の働き方を実現したい方は、キャリアアップに向けて一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

また未経験で実務経験がなくとも、2級の施工管理技士であれば受験することが可能です。転職で建設業界を視野に入れている場合は、将来性と需要が高い施工管理技士を目指してみましょう。

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