1級・2級管工事施工管理技士の難易度・合格率は?試験勉強方法も解説
「管工事施行管理技士の資格を取得したいけど、試験に合格できるだろうか」
「1級と2級にはどのような差があるのだろうか」
キャリアアップするために管工事施工管理技士の資格を取得しようとしているが、上記のように悩んでいる方もいると思います。
自分が試験に受かるか不安になったり、1級を取得することによって年収アップできるか心配になったりしますよね。
本記事では、管工事施工管理技士の難易度や勉強法を紹介します。
管工事施工管理技士の難易度を把握しておくと、キャリアアップや年収アップのイメージが湧き、就職や転職のときに参考になります。
これから管工事施工管理技士の資格を取得したい方は参考にしてみてください。
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目次
管工事施工管理技士とは何?
管工事施工管理技士とは、各設備の管工事における安全と工程の管理を行なう職業のことです。また、管工事を行うために必要な資格の名称でもあります。
管工事とは、各設備にパイプやダクトを配置・配管する工事のことです。冷暖房設備・空調設備・上下水道設備・吸排気ダクト・ガス管・浄化槽などが、管工事に含まれ、建築物に必須とされる工事の1つです。
しかし、管工事自体は資格がない人でも行えます。ただ、管工事の現場における施工・工程・安全を管理するためには、管工事施工管理技士の資格が必要です。
管工事は一見簡単そうに見えるケースもありますが、配管構造は建物の規模が拡大するとともに複雑になります。
施設の用途によっても、配管の複雑化や危険性を考慮した配置が求められます。
そのため、管工事の際は、詳細まで不備なく計画された施工と管理が必要です。工事中や工事後の事故を防ぐためにも、専門知識をもって安全管理と施工計画が行なえる管工事施工管理技士は欠かせないのです。
2級管工事施工管理技士とは?
2級管工事施工管理技士の資格取得により、一般建設業で専任技術者・主任技術者を務められるようになります。経営事項審査の技術力評点に関わる技術職員点数は、3点です。
管工事の経営審査結果は総合評点Pで、工事費2,000万円以上(A)では750点以上必要になります。
600万円以上2,000万円未満(B)は、640〜749点です。
600万円未満(C)であれば、必要な点数は639点以下となります。
経営事項審査とは、公共工事を直接請け負う時に建設業者側が受ける審査の1つです。
公共工事の発注機関は、競争入札への参加を希望する建設業者の資格審査を行なうことが義務付けられています。
資格審査には、客観的事項と主観的事項があります。双方の結果を点数化し、その数値で順位付けと格付け(評価)を行なうことが資格審査です。
2つの審査事項のうち、客観的事項を経営事項審査といいます。
経営状況・経営規模・技術力・そのほかの審査項目などを数値化し、評価します。
技術力評点とは、技術職員数と工事種類別年間平均元請完成工事高を足した数値です。
工事種類別年間平均元受け完成工事高はその点数×0.2、技術職員数はその点数×0.8の各結果を足して算出します。
つまり、技術力評点(Z)の出し方は、(技術職員数の点数×0.8)+(工事種類別年間平均元請完成工事高の点数×0.2)です。
2級管工事施工管理技士の場合は、技士1人あたりの技術職員数の点数は3×0.8=2.4になります。
工事種類別年間平均元請完成工事高の点数は、工事経歴書で提示できます。
1級管工事施工管理技士とは?
1級管工事施工管理技士の資格取得により、特定建設業と一般建設業で専門技術者・主任技術者・整理技術者になれるようになります。
経営事項審査の技術力評点に関わる技術職員点数は、5点です。
監理技術者資格者証と監理技術者講習を押さえた場合は、6点になります。
1級管工事施工管理技士と2級管工事施工管理技士の違い
1級管工事施工管理技士は2級管工事施工管理技士より上位の資格であるため、難しい責任ある業務を行えます。
それぞれの資格の違いについて以下の表にまとめました。
資格 | 業務 |
1級管工事施工管理技士 | 大規模工事の特定建設業や、それ以外の一般建設業において、専任技術者・主任技術者・管理技術者の役職につける |
2級管工事施工管理技士 | 一般建設業の専任技術者・主任技術者の役職につける |
1級管工事施工管理技士は工事を請け負うために必要な役割を担当できますが、2級管工事施工管理技士は専任技術者・主任技術者のみ対応可能です。
また、経営事項審査も級によって異なります。
経営事項審査とは、国や自治体の公共工事を請け負うときに必要な審査であり、施工管理技士の人数によって点数が決まります。
施工管理技士 | 点数 |
1級管工事施工管理技士 | 5点 |
2級管工事施工管理技士 | 2点 |
管理技術者講習受講者 | 1点 |
1級管工事施工管理技士は点数が高いため、1級を保有している社員が多いほど、公共工事を請け負いやすくなります。
管工事施工管理技士の難易度・合格率
管工事施工管理技士の難易度・合格率について級ごとに以下の表にまとめました。
難易度 | 合格率 | |
1級管工事施工管理技士 | 比較的やさしい | 52.7%(平成30年度) |
2級管工事施工管理技士 | 比較的やさしい | 57.1%(平成30年度) |
それぞれの級の難易度・合格率について解説していきます。
1級管工事施工管理技士の難易度・合格率
1級管工事施工管理技士の過去5年分の受験者数・合格者数・合格率を以下の表にまとめました。
第一次検定 (学科) | 令和3年 | 令和2年 | 令和元年 | 平成30年 | 平成29年 |
受験者数 | 15,827 | 13,531 | 16,838 | 16,473 | 17,132 |
合格者数 | 3,792 | 4,738 | 8,769 | 5,471 | 7,579 |
合格率 | 24.0% | 35.0% | 52.1% | 33.2% | 44.2% |
第二検定 (実地) | 令和3年 | 令和2年 | 令和元年 | 平成30年 | 平成29年 |
受験者数 | 4,540 | 8,211 | 10,431 | 7,608 | 10,158 |
合格者数 | 3,330 | 5,018 | 5,492 | 4,011 | 6,421 |
合格率 | 73.3% | 61.1% | 52.7% | 52.7% | 63.2% |
参照元:https://www.shikaku.co.jp/kankoji/info/exam/contents/goukaku.html
第一次検定の合格率は24%〜52%と年度によって差があります。
一方で、第二次検定の合格率は50〜60%ほどに落ち着いています。
難関国家試験は合格率が20%ほどであるため、1級管工事施工管理技士は比較的やさしい資格です。
2級管工事施工管理技士の難易度・合格率
2級管工事施工管理技士の過去5年分の受験者数・合格者数・合格率を、以下の表にまとめました。
第一次検定 (学科) | 令和3年 | 令和2年 | 令和元年 | 平成30年 | 平成29年 |
受験者数 | 9.070 | 9,535 | 9,118 | 10,301 | 12,982 |
合格者数 | 4,406 | 6,064 | 6,321 | 5,873 | 7,670 |
合格率 | 48.6% | 63.6% | 69.3% | 57.0% | 59.1% |
第二検定 (実地) | 令和3年 | 令和2年 | 令和元年 | 平成30年 | 平成29年 |
受験者数 | 13,099 | 12,678 | 13,064 | 13,694 | 14,449 |
合格者数 | 6,054 | 5,514 | 5,760 | 5,537 | 5,903 |
合格率 | 46.2% | 43.5% | 44.1% | 40.4% | 40.9% |
参照元:https://www.shikaku.co.jp/kankoji/info/exam/contents/2k_goukaku.html
第一次検定の合格率は50〜65%ほどであり、第二次検定の合格率は少し下がって40〜45%ほどとなっています。
2級管工事施工管理技士も1級同様に国家資格のなかで合格率が高いほうであり、取得する難易度はそれほど高くないと言えます。
管工事施工管理技士の受験資格
1級・2級管工事施工管理技士の受験資格について解説していきます。
これから管工事施工管理技士を受験しようとしている方は参考にしてみてください。
2級管工事施工管理技士の受験資格
2級管工事施工管理技士の受験資格は、第一次検定と第二次検定で異なります。
受験したい方は自分に受験資格があるか、以下の表で確認してみてください。
検定 | 受験資格 |
第一次検定 | 受験する年度の末日における年齢が17歳以上 |
第二次検定 | 以下の2つのうちいずれかを満たす方 1:第一次検定免除者 2:第一次検定に合格し、以下の資格・学歴と経験年数に該当する方 -大学、専門学校の卒業者(高度専門士) 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後1年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後1年8ヶ月以上 -短期大学、高等専門学校、専門学校の卒業者(専門士) 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後2年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後3年以上 -高等学校、中等教育学校、専門学校の卒業者(高度専門士・専門士以外) 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後3年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後4年6ヶ月以上 -その他の方実務経験年数:8年以上 -技能検定合格者1級の配管(選択科目:建築配管作業)または、2級の配管に合格した方 また、平成15年12月25日の改正前の1級、または2級の空気調和設備配管・給排水衛生設備配管・配管工に合格した方 ※指定学科とは:土木工学・都市工学・衛生工学・電気工学・電気通信工学・機械工学・建築学に関する学科 ※実務経験年数の数え方:2級管工事施工管理技士の第二次検定前日までの日数で計算 |
参照元:2級管工事施工管理技術検定 | 一般財団法人全国建設研修センター
2級管工事施工管理技士の第一次検定は17歳以上であれば、全員に受験資格があります。
第二次検定は学歴・資格と実務経験があると受験できます。
1級管工事施工管理技士の受験資格
1級管工事施工管理技士も2級と同様に、第一次検定と第二次検定で受験資格が異なります。
それぞれの受験資格について以下の表にまとめました。
検定 | 受験資格 |
第一次検定 | 以下の5つのうちいずれかを満たす方 1:以下の学歴と実務経験年数に該当する方 -大学、専門学校の卒業者(高度専門士) 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後3年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後4年6ヶ月以上 -短期大学、高等専門学校、専門学校の卒業者(専門士) 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後5年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後7年6ヶ月以上 -高等学校、中等教育学校、専門学校の卒業者(高度専門士・専門士以外) 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後10年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後11年6ヶ月以上 -その他の方 実務経験年数:15年以上 2:技能検定合格者 実務経験年数:10年以上 3:高等学校、中等教育学校、専門学校の卒業者(高度専門士・専門士以外) 実務経験年数:卒業後8年以上 指導監督的実務経験を含む 5年以上の実務経験をもつ後、専任監理技術者の指導を受けた実務経験2年以上も含む 4:専任の主任技術者としての実務経験1年以上 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後8年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後9年6ヶ月以上(高等学校、中等教育学校、専門学校の卒業者(高度専門士・専門士以外)の場合) 専任の主任技術者に該当するのは、職業能力開発促進法による2級配管技能検定の合格者、給水装置工事の主任技術者のみ いずれの資格もない方:実務経験年数が11年以上 5:2級管工事施工管理技士の第一次検定・第二次検定の合格者 |
第二次検定 | 以下の3つのうちいずれかを満たす方 1:1級管工事施工管理技士の第一次検定の免除者 2:1級管工事施工管理技士の第一次検定の合格者 3:1級管工事施工管理技術検定の第一次検定を、受験資格:2級管工事施工管理技士の合格者として合格した者のうち、第一次検定における受験資格の1・2・3・4、または次のAまたはBのうちいずれかに該当する方 A: -2級管工事施工管理技士に合格後1年以上の中で、指導監督的な実務経験、および専任の監理技術者による指導を受けた実務経験2年以上を含めて3年以上経過している方 -2級合格後5年以上 -2級合格後5年未満で高等学校、中等教育学校の卒業者(高度専門士・専門士以外)の場合、卒業後の実務経験年数は、指定学科卒業者は9年以上・指定学科以外の卒業者は10年6ヶ月以上 -その他の方は12年以上 B: -専任の主任技術者としての実務経験1年以上 2級合格者、合格後3年以上、専任の主任技術者としての実務経験を合格後1年以上含む3年以上、合格後3年未満の方 -短期大学、高等専門学校、専門学校の卒業者(専門士) 指定学科卒業者の実務経験年数は、1級の第一次検定における受験資格1の区分 指定学科以外は卒業後7年以上 -高等学校、中等教育学校、専門学校の卒業者(高度専門士・専門士以外) 実務経験年数(指定学科の卒業者):卒業後7年以上 実務経験年数(指定学科以外の卒業者):卒業後8年6ヶ月以上 -その他の方は12年以上 |
参照元:https://www.jctc.jp/exam/kankouji-1
1級管工事施工管理技士の受験資格は、第一次・第二次検定ともに学歴や資格、実務経験が必要です。
2級管工事施工管理技士の合格者であれば受験資格が緩和されるため、先に2級の取得を目指してよいでしょう。
1級・2級管工事施工管理技士の勉強方法5つ
管工事施工管理技士の試験は合格率が低くないため、ある程度の実務経験や、学校で専門的なことを学んだ経験をもつ方であれば、十分な試験勉強が必要ない場合もあります。
しかし、念には念を入れて、試験対策としての勉強を行なっておくことをオススメします。
学科試験と実地試験の対策が必要になるため、時間・予定の兼ね合いも大事です。
毎日少しでも勉強をする
合格するための勉強方法の1つ目は、毎日少しでも勉強をすることです。
とくに文章を書くことが苦手な方は、実地試験に向けて少しずつでも練習・勉強を行なうとよいでしょう。
実地試験ではテーマに沿って実務的な経験を示す文章を書くため、文章を書くことが苦手な方にはやや不利な試験です。
しかし、練習することで書き方のコツを多少なりとも理解でき、自身の合格率を上げることにつながるでしょう。
また、他者の実務経験からテーマに合うものを探して練習するなど、どのテーマが出題されても対応できるようにしておくことも大事です。
まず学科試験の勉強をする
管工事施工管理技士に合格するために大切なポイントは、まず学科試験の勉強をすることです。
試験は学科から始まるため、はじめに学科試験の対策から行うことをオススメします。
また、実地試験の内容は、経験記述以外は過去問演習で対策可能です。
そのことも含め、まず学科試験の勉強をした方がよいと考えられています。
問題集を何度も解く
効率的に学習するポイントは、問題集を何度も解くことです。
学科試験の対策でもっとも有効な方法は、過去問をくり返し解くことと言われています。
学科試験の合格ラインは全問正解ではないので、得意な科目と必須科目を中心に勉強すると、自身の合格率を上げられます。
講習会に参加する
勉強するときの4つ目のポイントは、講習会に参加することです。
実地試験に向けて文章を書く練習をする時に、不安がある場合は講習会などで添削を受けることをオススメします。
不得意な場合は修正点がわからないこともあるため、適切に添削を行なってくれる講習会を利用すれば、自身の合格率が上がります。
講習会では学科試験についても教えてもらえるため、要点を押さえて勉強を進めたい時にも有用です。
通信講座を受ける
通信の講座を受けることも、効率的な勉強方法です。
自身が立てた予定や計画の通りに勉強が進まない方や仕事の合間で勉強したい方、仕事上でどうしても資格が必要な方には、通信講座をオススメです。
通信講座では事前にカリキュラムが組まれており、どこを勉強したらよいのかが明白化されています。
試験に必要な内容を学べるため、合格率の向上が期待できます。
また、実地試験の添削も受けられます。
2級管工事施工管理技士の試験内容
2級管工事施工管理技士の試験内容を第一次・第二次検定ごとに解説します。
まだ過去問を見たことがない方や、これから試験対策をはじめる方は参考にしてみてください。
2級管工事施工管理技士の第一次検定(学科試験)の内容
学科試験は択一式のマークシート方式で行われます。
機械工学
1.管工事の施工に必要な機械工学、衛生工学、電気工学、電気通信工学および建築学に関する知識を有していること。
2.冷暖房、空気調和、給排水、衛生などの設備に関する概略の知識を有していること。
3.設計図書を正確に読み取るための知識を有していること。
施工管理法
管工事の施工計画の作成方法等および工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する知識を有していること。
法規
建設工事の施工に必要な法令に関する知識を有していること。
出典:一般財団法人全国建設研修センターHP
参照:https://www.jctc.jp/exam/kankouji-2
2級管工事施工管理技士の第二次検定(実地試験)の内容
実技試験は記述式による筆記試験で行われます。
施工管理法
設計図書で要求される設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、設備の施工図を適切に作成でき、必要な機材の選定、配置などを適切に行うことが可能な応用能力を有していること。
出典:一般財団法人全国建設研修センターHP
参照:https://www.jctc.jp/exam/kankouji-2
1級管工事施工管理技士の試験内容
1級管工事施工管理技士の試験内容を第一次・第二次検定ごとに紹介します。
これから1級管工事施工管理技士を取得しようとしている方や、受験を悩んでいる方は参考にしてみてください。
1級管工事施工管理技士の第一次検定(学科試験)の内容
1級管工事施工管理技士の学科試験では、管工事の施工知識・空調と衛生・設計図書・施工管理法・法規などの範囲から出題されます。
出題される内容は毎年異なりますが、大方範囲は決まっているため、ある程度特定して勉強すると合格率の上昇につながるでしょう。
出典:一般財団法人全国建設研修センターHP
参照:https://www.jctc.jp/exam/kankouji-1
1級管工事施工管理技士の第二次検定(実地試験)の内容
実技試験では、テーマに合わせて自身の工事経験を記述します。
テーマとして出題される内容は、毎年異なります。文章を書くことが苦手な方は、事前に対策しておくと合格率上昇につながるでしょう。
出典:一般財団法人全国建設研修センターHP
参照:https://www.jctc.jp/exam/kankouji-1
2021年4月から管工事施工管理技士の受験資格が緩和
2021年4月から2級管工事施工管理技士の受験資格が緩和され、多くの人が受験しやすくなりました。
具体的には、2級の第一次検定の合格者は翌年から第二次検定を受験できるようになります。
2021年4月以前は、第二次検定を受験するためには「第一次検定後、5年以上の実務経験」が必要でした。
また、第一次検定の合格者には「技士補」の資格が付与されるようになり、技士補を取得している方は次回以降の2級試験の「第一次検定免除」の権利が与えられます。
管工事施工管理技士の難易度・合格率に関するよくある質問
管工事施工管理技士の難易度・合格率について、よくある以下の質問に対して回答していきます。
- 2級管工事施工管理技士の令和4年度の試験日を教えて
- 1級管工事施工管理技士の令和4年度の試験日を教えて
これらの質問で気になることがある方は、参考にしてみてください。
2級管工事施工管理技士の令和4年度の試験日を教えて
2級管工事施工管理技士の令和4年度の「申込受付期間」「試験日」「合格発表日」を以下の表にまとめました。
第一次検定(前期) | 第一次検定・第二次検定、第一次検定(後期)、第二次検定 | |
申込受付期間 | 令和4年3月2日(水)~令和4年3月16日(水) | 令和4年7月12日(火)~令和7月26日(火) |
試験日 | 令和4年6月5日(日) | 令和4年11月20日(日) |
合格発表日 | 令和4年7月5日(火) | -第一次検定(後期)(第一検定のみ受験者):令和5年1月20日(金) -第一次検定・第二次検定、第二次検定:令和5年3月1日(水) |
参照元:https://www.jctc.jp/exam/kankouji-2
これから試験を受験したい場合(2022年6月現在)、令和4年7月26日までに申し込みを済ませて、令和4年11月20日の試験を受けましょう。
1級管工事施工管理技士の令和4年度の試験日を教えて
1級管工事施工管理技士の令和4年度の「申込受付期間」「試験日」「合格発表日」を以下の表にまとめました。
第一次検定 | 第二次検定 | |
申込受付期間 | 令和4年5月6日(金)~令和4年5月20日(金) | 令和4年5月6日(金)~令和4年5月20日(金) |
試験日 | 令和4年9月4日(日) | 令和4年12月4日(日) |
合格発表日 | 令和4年10月6日(木) | 令和5年3月1日(水) |
参照元:https://www.jctc.jp/exam/kankouji-1
令和4年度の申込受付期間は終了してしまっているので(令和4年6月現在)、これから申し込む方は令和5年度の受験となります。
令和5年度の申込受付期間や試験日はまだ発表されていないため、公式の発表を待ちましょう。
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管工事施工管理技士には1級と2級があり、1級のほうが難しい業務に携われます。
1級・2級ともに合格率は50%ほどであり、国家資格のなかでは比較的やさしい難易度です。
合格するためには「毎日少しでも勉強する」「まず第一次検定の勉強をする」などの勉強法を実践することがオススメです。
また、合わせて管工事施工管理技士の求人情報を確認しておくことも大切です。実際の働き方やリアルな年収、待遇などを知ることができます。
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当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。
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