測量士はやめとけ・きついとされる理由丨メリット・向いてる人の特徴は?代替職種も紹介


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「測量士の仕事はきついのだろうか?」「測量士はやめとけって言われるけどなんで?」
上記のような疑問にお答えします。
この記事を書く当社・株式会社夢真は建設業界で働く人の転職支援や専門職の育成・派遣を専門に行っている企業で、上記のように「やめとけって言われるけど、実際どうなの?」という声もよく耳にします。
ではほんとうに測量士の仕事はきつく、やめておいた方がいいのでしょうか?測量士の実際の働き方・実態をもとに解説します。
測量士を目指すことに不安をお持ちの方の、さまざまな疑問が解消できる内容になっているのでぜひ参考にしてみてください。

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目次
測量士の仕事がきつい・やめとけと言われる理由
測量士の仕事がきつい・やめとけと言われるのには以下のような理由があります。
- 資格取得の勉強が大変だから
- 屋外での作業なので体力的にきついから
- 拘束時間や残業が多いから
- 仕事を覚えるのが大変だから
- 精神的なストレスがたまりやすいから
- キャリアが限定的な職種だから
- 男性中心の労働環境だから
- 年収がなかなか上がらないから
- AIに仕事を奪われる可能性があるから
ただし、これらはほかの仕事でも当てはまる可能性が大いにあるので、測量士だけに特化している大変さではありません。
「測量士はやめとけ」と言われると、ネガティブなイメージを持ってしまうかもしれませんが、正しい情報を精査していくことが重要です。
資格取得の勉強が大変だから
測量士の試験内容は難易度が高く、勉強がつらいと感じる人がいます。
SNSにはこのような口コミも書かれていました。
測量士補は簡単だけど測量士は試験で取るなら結構難しいよ。誤差の計算に偏微分や行列などの大学レベルの数学を使う。
令和4年度の測量士の合格率は約14.4%で、非常に難しい試験だといえます。
参照:国土交通省(国土地理院)令和4年測量士・測量士補試験の合格者を発表
測量士の試験を受けるためには受験資格が必要で、ひとつは測量士補の資格を取得後3年以上の実務経験を積む方法、もうひとつは測量に関する専門学校や大学を卒業する方法があり、受験・資格取得のためには長い時間がかかります。
その割に合格率は20%程度と低く、資格取得のための勉強時間も多く必要で、そもそも難易度が非常に高いため「やめておけ」「つらい」と言われます。
※測量士や測量士補の試験については、それぞれ下記の記事をご覧ください。
屋外での作業なので体力的にきついから
測量士の労働環境は屋外が多いため、体力的にきついと感じる人がいます。
真夏の炎天下や冬の寒さのなかでも測量を行わなくてはならないため、体力が求められ、きついと思うことが多い職業です。真夏は熱中症になりかけの状態での作業が続いたり、真冬は寒風の中手がかじかんだり、またなかなか動かない仕事なので体が凍える状態での作業が続きます。
加えて、街中での仕事ならまだしも、ときには山野などでの作業が発生することも多く、現地までいくだけで体力を消耗したり足元の悪い中で測量を行わなければならなかったりなどもあります。
これが理由で「やめとけ」「きつい」と感じる人が多いようです。
拘束時間や残業が多いから
測量士の仕事は「拘束時間や残業が多くて大変」という声を聞くことがあります。
この理由のひとつが山奥のトンネルや河川など交通の便が悪い現場の場合です。現地までの移動に時間がかかるため、拘束時間が長くなることも多いです。
また、1日で複数の場所で測量を行うことも多いため、その都度時間が押しやすくなります(もちろん、反対に時間が早まる場合もあります)。
公共事業を請け負っている場合は、1~3月の年度末が繁忙期となり、タイトなスケジュールで工事を進めることも多いため、これに伴い残業が急激に増える可能性があります。
これら複数の理由で拘束時間・残業が増えて定時で上がれない日が続き、きつい・つらいと感じる人もいるでしょう。
仕事を覚えるのが大変だから
測量士は多方面での専門知識が求められます。
測量技術はもちろんですが、地理学、数学、物理学などの知識も必要になりますし、現場に応じて法律や規制についても詳しく理解する必要があります。
たとえば土地境界の確定においては不動産登記法や土地家屋調査士法の知識が、都市計画などにおいては都市計画法や建築基準法、さらに地域ごとの建築規制なども存在するため、それらを踏まえたうえでの測量が求められます。
加えて、測量士が使う機器は日々進化しており、新しい道具の使い方を覚えるのに苦労することも。また現場によって使用する機材が違うケースもあるため、使い慣れていないものだと戸惑ってしまうこともあります。
特に近年はドローンを用いた測量が導入されるケースも増えており、常に新しい技術をチェックしておかなければなりません。
これらの面から仕事を覚えるのが非常に大変な職種であり、やめておけ・きついと言われることも多く聞かれます。
精神的なストレスがたまりやすいから
測量士は様々な理由から精神的なストレスがたまりやすいという意見もあります。主な要因は下記のとおりです。
- 屋外での過酷な環境での業務がある
- 高度な計算・数学の知識が必要で、夜間に行うことも多い
- 責任の重さ
測量という仕事は、前述のように屋外での作業がメインで体力を使いますが、事務所などに戻ってからは高度な数学の知識を用い、かつ高い集中力が要求される計算などの作業があります。
測量も計算も建設プロジェクト全体の品質に影響を与えるため、大きな責任が伴います。
これに加えて人間関係でのストレスも当然ありますので、精神的なストレスがたまりやすく「やめたい」「きつい」などの声もあがるようです。
キャリアが限定的な職種だから
測量士は建設系の他職種に比較すると、キャリアが限定される傾向にある職業です。そのため、やめておけと言われることがあるようです。
まず、測量という仕事内容は高度かつ専門的であり、かつ測量という業界自体が比較的小規模であるため、この分野の専門知識や経験は他の分野・職種において直接応用がききにくいのがその理由です。
応用がききにくいということはより稼げる業界や関連職種への転職やキャリアチェンジ・転職がしづらくなり、結果として測量士という職業のまま会社を変えるという選択肢のみになりがちで、「やめておけ」「きつい」などと言われるようです。
男性中心の労働環境だから
前述のように測量士の仕事は屋外での作業が中心です。そのため体力仕事になりがちなので現在でも男性が中心の労働環境です。
トイレが少ないまたは男女共用だったり、食事もコンビニ弁当など、女性にとっては不便な環境である場合があります。また、休日出勤が多い現場も少なくないため女性にとってはどうしても働きにくい環境になりがちです。
現在では労働環境の改善も進み、測量現場で活躍する女性技術者も増えていますが、まだまだ男性中心ですので、人によっては働きづらく「きつい」と感じる場面もあるかもしれません。
年収がなかなか上がらないから
測量士の年収は約446万円です(詳細:測量士の平均年収・月収は?収入を上げる方法や仕事内容も解説)。
この年収は決して低いわけではないのですが、専門性が高い仕事の割にそれが一般に理解されにくく給与評価が低いと感じたり、測量士の資格を持っているかどうかでも給与に大きな差がつくことがあります。
こうした事情から年収がなかなか上がりづらいこともあり、現職で測量の仕事をしている人から「やめとけ」「きつい」といった声があがることもあるようです。
とはいえ、規模の大きい企業に転職したり資格取得によって年収UPは見込めるため一概に年収が低い・上げづらいというわけではありません。
AIに仕事を奪われる可能性があるから
測量業界でもAIは急速に導入が進んでおり、そのため将来的にAIに仕事を奪われることを懸念し将来性の低さから「やめとけ」という声が上がることもあります。
ドローンによって撮影された画像をAIが解析して建物・地形などの情報を瞬時に出したり、そこから3Dモデリングしたり等、AIは人間にはできない作業を高精度で行えるため、より短時間でより安全に作業を進めることができます。
とはいえ、AIの導入には莫大なコストがかかったり、結局のところAIが測量したデータを扱うのは人間であるため高度な専門知識が必要になったりと導入のハードルはまだまだ高いです。
AIについて積極的に学び、新しい技術を取り入れるよう努力すれば引き続き測量士としての将来性は明るいと言えるでしょう。
測量士の仕事のやりがい・メリットは?
一方で測量士になることのメリットもあります。測量士の仕事には下記のようなやりがいがあるため、メリットも十分にある仕事といえます。
- 社会貢献度が高い
- 最新の技術に触れることができる
- 全国各地に行ける
- いろいろな職種の人と関われる
きつい・やめとけと言われることがある測量士ですが、やりがいを感じて楽しく勤務している人も多くいます。
自分なりのやりがいを見つけたり、仕事の目標を立ててみたりすることもおすすめです。
社会貢献度が高い
測量士は社会貢献度の高い職種で、多くの人にとって役立つ実感が得られることが大きなメリットといえます。
測量士は有名な建造物の建築はもちろん、道路、トンネルや河川の整備、橋、ダムなどの公共工事の基礎となる測量を担当しますので、人々の暮らしに直結した現場に携わることの多い仕事です。また、災害発生時には被災状況を迅速かつ定量的に把握し、応急対応や復旧・復興工事にも携わります。
地図に残る仕事、そして多くの人々に直接役立つ仕事の基礎となる部分を担当することは大きな誇りと満足感をもたらすでしょう。
最新の技術に触れることができる
測量の仕事においては正確性・制度の向上と、効率を上げるためにAIやドローンなど多くの最新技術が導入されています。こうした最新技術にふれる機会が多いのもメリットといえます。
作業効率と精度が大幅に向上することで、より高品質な仕事が短期間で行えるようになる喜びも感じられますし、仕事の幅も広がりますので、従来では携わることのできなかった、様々なプロジェクトに関わる機会も増えています。(例:高速道路の建設プロジェクトや都市部の再開発など)
最新の技術が好きな方にはAIやドローン、3D測量という技術そのものにふれるのが楽しいと感じられますし、最新技術を用いることで副次的なメリットも数多く得られるのです。
全国各地に行ける
測量士の仕事は全国各地の現場で需要があります。勤めている企業にもよりますが、測量の仕事は場所によらず全国各地から依頼があるため、様々な地域・場所で仕事ができます。
仕事が終わった後には出張先で現地の美味しいものを楽しんだり、時間があればプチ観光を楽しむこともできたりと、日常とは異なる体験ができます。
毎日同じような仕事を淡々とこなすのが苦手な人や、旅行好きな人にとっては、測量士は適した職業と言えます。
いろいろな職種の人と関われる
測量は他の建設業者と関わる機会が多いので、チームで仕事を進めたい人にとっては働きやすい環境だといえます。
たとえば、測量の依頼を行うクライアントとしては行政の担当者や不動産開発業者と関わりますし、測量データを基に設計を行う建築士や、実際の工事作業を担う施工管理技士や作業員など、いろいろな職種の人と関わる機会が多いです。
このように社内・社外問わず、いろいろな人と関わっていくことで、自分の知見も広がっていきますし仕事の質を高めることにもつながります。
測量士が向いている人の特徴は?
以上、「やめとけ・きつい」と言われる理由と、やりがい・メリットを比較した上で測量士の仕事に向いている人の特徴を解説します。結論、下記の特徴に当てはまる人が測量士に向いているといえるでしょう。
- 忍耐強く根気がある
- 体力がある
- 細部に気を配れる
- 責任感が強い
- 学習を継続できる
- 自己管理能力が高い
順に解説します。
忍耐強く根気がある
忍耐強さと根気がある人は測量士に向いていると言えるでしょう。上記で説明したように、まず測量士の資格試験は非常に難易度が高く、加えて地理学、数学、物理学といった各種専門分野の知識と、都市計画法や建築基準法といった法律の知識まで求められるため、コツコツと長期的な勉強が必要です。
また、資格取得後にも忍耐強さが求められ、主に屋外での仕事になるため過酷な環境(炎天下や寒冷地)や山野などアクセスの悪い場所・足場の悪い場所でも粘り強く作業を続けられる体力と精神力が必要とされます。
体力がある
体力があることも測量士という仕事をやるうえでは欠かせない要素です。
屋外作業が基本で、山間部や災害地などの作業のしづらい場所、そして真夏の炎天下や真冬の寒空の下など過酷な環境での測量も多いため、体力は必要不可欠。こうした環境で重い機材を持ち運んだり正確な測量が求められます。例えば、豪雨後の災害現場での緊急測量や、夏場の山岳地帯での長時間の測量作業などがその例ですが、これ以外にも想定できない現場仕事があったという声は少なくありません。
測量士という仕事をするためには過酷な条件下でも集中力を保ち、精密な作業を遂行できる体力をつけましょう。
細部に気を配れる
細部に気を配れる性格の人も測量士に向いているといえます。測量の仕事は正確性が求められます。そのためには細部へ気を配り正確性を重視する人向きなのです。
測量は工事計画の基礎となる存在でミリ単位の精度が要求されます。少しの誤差が重大事故につながるリスクがあるため、「このくらいでいいだろう」という姿勢は決して許容されません。より正確なデータを得るために同じ測量を何度も繰り返したり、新しい測量技術や機器の使用法を学んだりといった細部へのこだわりが重要な仕事なのです。

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責任感が強い
直前の「細部に気を配れる」の解説と一部重複しますが、測量の正確性を追求し細部に気を配れるということは責任感が強いという性格の表れでもあります。
たとえば建設工事の場合、建物の規模が大規模になればなるほど、1mmの誤差が数十cmの狂いを生み出しますし、かつ測量結果は長期にわたって使用されるため、将来の安全性や機能性にも大きな影響を与えます。そのため、常に最高水準の仕事を提供しようとする強い責任感が測量士には不可欠なのです。
学習を継続できる
学習を継続できることも重要です。
まずは先述のように測量士という資格取得にあたっての試験勉強です。合格率20%程度という高難易度の資格勉強時間は一般的に約300時間が必要とされます。また、数学や測量の専門用語の理解には仕事をしながら繰り返しの学習が不可欠ですので、挫折せずに継続できる忍耐力が求められます。
さらに重要なのは資格取得後で、測量技術は常に進化しており、近年ではドローンやAIを活用した3D測量など最新技術を応用したツールが導入される機会が急激に増えています。こうした新しい知識や技術を、資格取得後も学び続ける姿勢が重要です。
このように、測量士にとって学習を継続できることは長期的なキャリアを築く上でも重要な資質となります。
自己管理能力が高い
多方面での「自己管理能力」の高さも測量士に求められる特徴です。
たとえば体調管理の面では、単にもともとの体力があるだけではなく、自分の現在の健康状態を把握して食事や睡眠、運動などで体力を維持することが大切です。精神面でも、周囲の人間との折り合いがつかなかったり、スケジュール通りに仕事が進まないことは少なくないため、そんなときに気持ちをコントロールしたりすることも重要です。
他にも、スケジュール・プロジェクト管理など仕事の進める上での管理も必要ですので、これら複数の要素を総合的に自己管理する能力が求められるのです。
測量士はやめとこう・きついと感じた人におすすめの建設系職種
ここまで読んできて、「測量士を目指していたけど、やっぱりやめておこう」と思った人や、現在測量士だけどやめようかなと迷った人におすすめの職種は下記のとおりです。
- CADオペレーター
- 施工管理
- 建設コンサルタント(発注者支援)
どれもこれまでの経験や勉強してきた内容を活かせる職種ですのでご参考になさってください。
また、それぞれの職種の実際の求人も見て、給料や待遇、どんな場所でどんな仕事をするものなのか見ておくことをおすすめします(合わせて当社で扱っている求人をご紹介します!)
CADオペレーター
CADオペレーターはCADソフトを用いて図面作成や3Dモデリングを行う仕事です。測量の知識や空間把握能力を活かしたり、測量データを図面化する業務・経験などを直接活かすことができます。
また、CADオペレーターは主に屋内での作業(デスクワーク)となるため、測量士と比べて体力的な負担が軽減されますし、天候にも影響されにくいため、より安定した働き方が叶うでしょう。
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施工管理
次に、施工管理もおすすめです。施工管理は、建築や土木の工事現場において進行管理や品質管理などを行う仕事です。(現場監督ともいいます)
そのため、測量士の仕事や勉強を行う上で得た建設業界の知識や用語は共通しているため、比較的スムーズに転職・キャリアチェンジができるでしょう。
また、測量士試験の一部は2級土木施工管理技士などの資格の知識と共通する部分があるため資格取得の際にも役立ち、測量士に比べて年収UPもキャリアの幅も広いためおすすめの職種です。
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建設コンサルタント(発注者支援)
建設コンサルタント(発注者支援)は、工事における仕様書の作成や予算見積もり、各種書類の準備など、建設工事における発注プロセス全般をサポートする業務です。
そのため、発注においては予算をおさえるためにも詳細な測量データを基に工事量の算出を正確にすることが求められ、測量における経験や知識が活かせるのです。
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測量士が働く会社はホワイト?ブラック?
「測量士はブラック企業が多い」といった噂話を聞いて、不安に思っている人がいるかもしれません。
測量士に限ったことではないですが、仕事の大変さは勤めている企業によって大きく異なります。
以下では、ホワイトとブラック企業の見極め方を解説します。
ホワイト企業の見分け方
ホワイト企業かどうかを見極める最大のポイントは「離職率の低さ」です。
働く環境が良ければ辞めたいと思う人が少ないので、必然的に離職率は低くなります。
また福利厚生が充実していたり、女性が働きやすい環境が整っていたりする会社もホワイト企業である可能性が高いでしょう。
ホワイト企業の場合、たまにしか求人募集がでないケースが多いので、気になっている企業があればこまめにチェックしておくことがおすすめです。
ブラック企業の見分け方
ブラック企業によくある特徴は以下の5つです。
- ノルマがきつい
- 体育会系の社風
- 休日に連絡が来る
- 有給休暇が取れない
- サービス残業がある
仕事に対して過剰なノルマが課せられていたり、強制や暴言があったりする場合はブラック企業といえます。
またライフワークバランスの観念がなく、時間外や休日でも当たり前のように仕事が発生するような場合も注意してください。
違和感を覚えたら、すぐに労働組合や有識者に相談するのがおすすめです。
測量士の仕事に将来性はある?
測量士の仕事は将来性が高いといえます。
何かの建造物をつくる際、まずはその土地の測量を行います。地盤がしっかりしている場所でなければ建設できないため、土地の測量は大事なファーストステップであり、建設現場には測量士を配置する義務があります。
つまり測量士はすべての建設現場に必要な人材なので、仕事がなくなる可能性は低いといえます。
その他詳しい理由は下記記事にまとめていますので合わせてお読みください。
※関連記事:測量士に将来性はある?仕事内容やおすすめの資格3選
測量士の平均年収・給料は高い?
測量士の平均年収を以下の表にまとめました。
測量士の平均年収は約453万となっており、国内の全職種の平均年収(男性)約567万円に比べるとやや低い数値となっています。
しかし勤めている企業や経験値、年齢によっても大きく異なるので、これより高い給料をもらっている人がいる可能性も高いです。
測量士の年収については「測量士の平均年収は?年代・企業規模別に紹介」の記事もぜひ参考にしてみてください。
測量士は高卒でも年収1,000万円を目指せるか?
測量士の平均年収は約453万円というデータがありますが、独立開業した場合年収1,000万円も夢ではありません。
測量士の会社を起業するにあたって学歴は関係ないので、高卒でも高年収を狙えるチャンスは十分にあります。
高単価の仕事を狙うなら「海洋測量」や「航空測量」など特殊分野を狙うのがおすすめです。
他の会社との差別化を図れれば、収益性の高い案件を獲得できる可能性があります。
ただし独立開業をするためには、高いスキルと豊富な現場経験は欠かせません。
資格取得後にすぐ開業を目指すのは少し難しいかもしれないので、まずは会社内で多くの経験を積むことが肝心です。
測量士に関するよくある質問
測量士に関するよくある質問にお答えしていきます。
- 測量士の「2ちゃんねる」掲示板に書かれていることは本当?
- 「測量士では食えない」と言われる理由は?
- 測量士の彼氏とは結婚できない?
測量士について調べていくと、このような情報を目にすることがあるかもしれません。
インターネット上には役立つ情報が多くありますが、信憑性に欠ける内容もあります。
なかには正しくない情報も紛れているので、すべてを鵜呑みにはしないようにしましょう。
測量士の「2ちゃんねる」掲示板に書かれていることは本当?
有名な匿名掲示板の「2ちゃんねる」には測量士・測量士補に関するトピックが多数あります。
実際に2ちゃんねるをのぞいてみると、測量士の試験についての情報交換を行っている人が多くみられました。
「去年の試験はこんな傾向だった」「時間配分に気をつけたほうがいいよ」など、同志を応援するような良心的なコメントも多数あります。
ただし、匿名の掲示板は誰が記載したのか不明なため、本当に測量の仕事に関わっているかは判断できません。
書かれている内容の真偽もわからないので、あくまで参考程度にしておくことがおすすめです。
「測量士では食えない」と言われる理由は?
「測量士の仕事では食えない」と言われることがありますが、実際はそのようなことはありません。
ではなぜ「食えない」と言われるかというと、測量士として一人前になるためにはある程度の経験値が必要だからです。
測量士の試験に合格しただけでは、良い条件の会社に就職することは難しいでしょう。
国家資格と十分な実務経験の双方が揃えば、ゼネコンや大手企業への転職にチャレンジできます。
継続的な公共事業や大きなプロジェクトに関われれば、収入は自然とアップしていきますよ。
測量士の彼氏とは結婚できない?
「測量士の彼氏とは結婚できない?」という噂を耳にしたことがある方は、以下の表で20代の平均年収の比較をご覧ください。
職業 | 平均年収 |
金融 | 約374万円 |
メーカー | 約371万円 |
建設/プラント/不動産 | 約368万円 |
IT/通信 | 約366万円 |
総合商社 | 約357万円 |
参照:doda
建設業の平均年収は約368万円となっており、金融業の約374万円と約6万円しか変わりません。
他の職種と比べても平均的な年収であり「金銭的な理由で結婚できない」というのは少し考えにくいのではないでしょうか。
また「激務だから結婚できない」といった心配があるかもしれませんが、これも測量士に限ったことではありません。
仕事を覚えなくてはならない20代のうちは、どういった仕事でもある程度のきつさはあります。
どういった仕事であっても、双方の協力があれば結婚生活を送ることは可能です。
現在の環境だけにとらわれず、長期目線でライフプランを考えてみてください。
それでも測量士はやめておこうかなと思うときは「施工管理求人サーチ」に相談を
ここまで読んできて「やっぱり測量士はやめておこう」「測量士の仕事はきつそうだな」と感じたら、当社・株式会社夢真が運営する建設・施工管理職に特化した転職サイト「施工管理求人サーチ」に相談してみませんか?
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体力的な理由から施工管理技術者から内勤業務に仕事を変えた方など、過去に多数の転職・キャリアチェンジの実績があります。
これは、転職を希望する方のこれまでのスキルと経験を緻密に把握し、建設業界との太いパイプを生かした精度の高いマッチングにあります。
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測量士の将来性は高く、活躍できる場所の多い職業で安定しているといえます。何かの建造物をつくる際、まずはその土地の測量を行います。また、災害時の復旧作業にも測量士は必要です。つまり測量士はすべての建設現場に必要な人材なので、仕事がなくなる可能性は低いといえます。
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