こちらの記事では、建築士の資格は必要なのかについてご紹介いたします。

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現場監督には、建築士の資格が必要なタイプと必要ないタイプの２つが存在します。
今回は、次の3つのタイプの現場監督について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

• 建築士の資格が必要な現場監督
• 建築士の資格が必要ない現場監督
• 建築士の資格は要らないが他の資格が必要な現場監督

なお、この記事では監理技術者または主任技術者のことを「現場監督」と呼びます。

建築士の資格が必要な現場監督とは

建築士の資格が必要な現場監督とは、次の条件に当てはまる工事の現場監督です。

この条件に当てはまる「建築」工事の現場監督は、監理技術者の資格を有していなければなりません。そして、監理技術者の資格を取得するには1級建築士の資格が必要です。

したがって、次のいずれか1つの条件にあてはまれば、1級建築士の資格も2級建築士の資格も必要ありません。ただし別の資格や実務経験が必要になります。

• 建築以外の工事
• 4,000万円未満（建築一式工事は6,000万円未満）の下請契約
• 建築士以外の資格で監理技術者の資格を取得する場合

「建築士以外の資格で監理技術者の資格を取得する場合」についてですが、上記の条件にあてはまる工事（4,000万円以上（建築一式工事は6,000万円以上）の下請契約）で、なおかつ「建築」工事でも、1級建築施工管理技士の資格があれば、建築士の資格がなくても現場監督になることができます。

建築士の資格が必要ない現場監督とは

建築士の資格が必要ない現場監督は、以下の条件に当てはまる工事の現場監督です。

上記の条件に当てはまる工事では、主任技術者が現場監督になることができます。
主任技術者になるには、建築士の資格は必要ありません。例えば、建設系学科がある高校を卒業した人の場合、実務経験が5年以上あれば主任技術者になることができます。また、建設系の大学を卒業した人の場合であれば、実務経験3年以上で主任技術者になることができるということです。
もちろん、1・2級建築士の資格がある人であれば主任技術者になることができます。

建築士の資格は要らないが他の資格が必要な現場監督とは

下記の条件に該当しても、その工事が「建築」以外であれば、建築士以外の別の資格があれば監理技術者として現場監督に就くことができます。

例えば、土木工事であれば、1級土木施工管理技士の資格があれば監理技術者として現場監督になることができ、建築士の資格は必要ありません。
大工工事であれば、1級建築施工管理技士や2級建築施工管理技士の資格があれば現場監督になることができます。

まとめ

現場監督になるには資格や実務経験が必要です。2種類ある現場監督のうち、主任技術者は一定期間以上の実務経験があれば就任できますが、上位の監理技術者になるには「取得が難しい資格」が必要となります。
また、建設系の資格で最難関といわれる1級建築士は、多くの工事で現場監督になることができます。

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