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施工管理とは?年収や仕事内容・やりがいなど基礎知識を分かりやすく解説

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公開日時 2025.08.08 最終更新日時 2025.08.08

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施工管理とは、建設工事の管理・監督を担う仕事です。建設業界は「きつい」イメージで敬遠されることが多いものの、未経験や女性でも活躍でき、将来性のある職種でもあります。

本記事では、施工管理の仕事内容や年収、やりがいなど、基礎知識を多角的に紹介します。向いている人の特徴もまとめているので、施工管理に興味がある方は参考にしてください。

施工管理とは?

建設工事を安全かつ円滑に進行するために、現場の作業工程や安全を管理する仕事です。工事全体を指揮する立場で、材料の品質チェックやコスト管理、書類作成などにも携わります。

ここでは、以下の観点から施工管理の仕事を紐解いていきましょう。

  • 施工管理の資格
  • 施工管理と現場監督の違い

それぞれ解説します。

施工管理の資格

施工管理の仕事に就くうえで、必須の資格はありません。しかし「施工管理技士」を取得することで、キャリアアップや現場での信頼性向上につながります。

施工管理技士には以下の7種類があり、対応できる工事の種類が異なります。

資格関わる工事の種類
土木施工管理技士道路・橋梁・上下水道などの土木工事
建築施工管理技士住宅・マンションなどの新築、増改築工事
電気工事施工管理技士照明・空調・通信設備などの電気工事
管工事施工管理技士給排水・冷暖房・ガス配管などの管工事
造園施工管理技士公園・庭園・緑地整備などの造園工事
建設機械施工管理技士ショベルカー・クレーンなどの重機を使用する工事
電気通信工事施工管理技士情報通信インフラの整備・設置工事

実務を通じて経験を積みながら、段階的に資格取得を目指すことが一般的です。

施工管理と現場監督の違い

「施工管理」と「現場監督」には以下のような違いがあるものの、実際はほぼ同じ職種を指して使われることが一般的です。

項目施工管理現場監督
おもな役割工事全体の進行・品質・コストなどを管理する現場で作業員を指導・監督する
視点全体最適部分最適
使用される場面公的書類や求人で使用される(正式名称)口頭でのやり取りで使用される(通称)

後述しますが、施工管理は現場管理だけでなく、事務作業も多い職種です。どちらの名称を使用するかは会社ごとに異なるものの、現場作業を中心に担う担当者を「現場監督」と呼ぶケースが多いでしょう。

※関連記事:現場管理とは?施工管理と現場監督の違いや仕事内容

施工管理のおもな仕事内容

施工管理のおもな仕事内容は、以下のとおりです。

  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • コスト管理
  • 書類管理

詳細を見ていきましょう。

工程管理

工事が計画どおりに進むよう、全体の流れを調整・管理する業務です。具体的な作業内容には、以下のようなものがあります。

  • 工程表の作成・更新
  • 業者ごとの作業スケジュール調整
  • 現場での進捗状況の確認・記録
  • 工期遅延が発生した際のリカバリ対応

各工程の開始・完了時期を正確に把握するとともに、こまめな進捗確認や日程調整が求められます。

安全管理

工事現場で事故が発生しないよう、環境や作業手順を整えることです。具体的には、以下のような業務を行います。

  • 作業手順や危険ポイントの周知徹底
  • 足場・仮設設備の安全確認
  • 保護具の着用指導
  • 安全パトロールやKY(危険予知)活動の実施
  • 事故発生時の報告、再発防止策の検討

建設現場では高所作業や重機の使用など、一歩間違えば重大な事故につながる作業が日常的に行われています。施工管理者は、安全を第一に意識して現場を運営しなければなりません。

品質管理

設計図や仕様書に基づき、適正な品質で建物を施工できるよう管理することです。具体的には、以下のような業務を行います。

  • 設計図・仕様書との整合確認
  • 材料の受入検査・品質チェック
  • 中間検査、仕上がりの確認
  • 写真管理、施工記録の作成
  • 不具合があった場合の是正指示、再施工管理

公共工事や大規模プロジェクトでは、とくに厳格な品質基準が設けられており、記録や証拠写真の提出が義務づけられることもあります。品質管理は、クレームやトラブルを防止することはもちろん、建物の安全性を確保するための重要な業務です。

コスト管理

材料費や人件費などの費用を予算内に収めるための金銭的な管理業務です。無駄を省きながら高品質な施工を実現するために、以下のような業務を担います。

  • 見積書や予算書の作成・管理
  • 各種材料や外注工事の発注金額調整
  • 原価差異の把握・分析
  • 原価報告書の作成

コスト感覚に優れた施工管理者は、企業にとって欠かせない存在です。

書類管理

工事に関する各種書類を正確に作成・保管する業務です。建設現場で必要とされる書類には、以下のようなものがあります。

  • 施工計画書
  • 工程表や日報
  • 安全関係書類(KY活動記録、災害防止協議会の議事録など)
  • 品質管理記録(検査記録、試験結果、施工写真など)
  • 原価管理資料(発注書、請求書など)
  • 完了報告書・引渡し書類

こうした書類は、発注者や監督官庁からのチェック対象になるほか、万が一トラブルが起きた際の証拠資料としても利用されます。書類を正確に作成し、整理整頓して管理することも、施工管理の重要な業務です。

施工管理の年収

施工管理の中でも従事者の多い「土木施工管理技術者」「建築施工管理技術者」の平均年収は、以下のとおりです。

  • 土木施工管理技術者:596万5,000円
  • 建築施工管理技術者:641万6,000円

参考:厚生労働省|土木施工管理技術者

参考:厚生労働省|建築施工管理技術者

なお、施工管理職の収入は以下のような要素によって変動します。

  • 保有資格(1級・2級施工管理技士など)
  • 担当現場の規模や難易度
  • 勤務先の業種・企業規模
  • 残業・夜勤・出張の有無

資格を取得し、責任ある立場へとステップアップすることが、高収入を実現するポイントです。

なお、年代別や学歴別など、属性ごとにより詳しく施工管理の年収が知りたい方は下記の記事を御覧ください。

※関連記事:施工管理技士の平均年収を年齢や学歴別に紹介

施工管理の一日の流れ

施工管理の仕事を理解するために、以下のパートごとに一日の流れを見ていきましょう。

  • 朝:出社後
  • 午前:朝礼後
  • 午後:昼休憩後
  • 夜:退勤まで

それぞれ解説します。

朝:出社後

施工管理の一日は、オフィスもしくは現場への出勤から始まります。朝は7時〜8時頃に現場入りすることが一般的です。

最初に、全体朝礼とKY(危険予知)活動を行います。作業員全員に当日の作業内容や注意点を伝え、安全意識の共有やコミュニケーションを図る重要な時間です。

午前:朝礼後

朝礼が終わると、作業員がそれぞれの作業に取りかかります。施工管理者は、現場を巡回しながら工程の進捗を確認し、作業が計画どおりに進んでいるかをチェックします。

複数の作業を同時進行することもあるため、作業間の干渉を防ぐための調整も欠かせません。

午後:昼休憩後

午後は引き続き現場を巡回しながら、作業の遅れがないか、問題が発生していないかを確認します。

資材の納品遅れや天候変化など、現場の進行に影響する要素があれば、工程の組み直しや代替案の検討が必要です。午後には各関係者との打ち合わせも入りやすく、マルチタスクな業務進行が求められます。

夜:退勤まで

作業終了時刻が近づくと、施工管理者は現場の最終確認や一日のまとめ作業に入ります。多くの現場では17時頃に作業を終えますが、施工管理者にはやるべき業務が残っています。

  • 日報や写真などの記録作成
  • 工事進捗や課題の報告
  • 翌日の作業内容の確認・調整
  • メールや社内連絡への対応

帰社後の業務量が多い場合、退勤時間が遅くなることもあるでしょう。しかし近年では、ITツールによる業務効率化で、残業削減に取り組む企業が増えつつあります。

施工管理のやりがい・メリット

仕事を継続するうえで、日々の業務における「やりがい」は重要な要素です。以下では、施工管理のやりがい・メリットの一部をご紹介します。

  • 社会貢献している実感が湧きやすい
  • 施工完了時の達成感が大きい
  • 職人や関係者とチームワークを築ける
  • 顧客から直接感謝の声をもらえる
  • スキルアップが収入増加につながりやすい

それぞれ見ていきましょう。

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なお、より詳しい内容は下記記事をご覧ください。

※関連記事:施工管理の仕事のやりがいとは?魅力を感じる10個の理由

社会貢献している実感が湧きやすい

施工管理は、道路・住宅・商業施設など、人々の暮らしに欠かせない建物や構造物を作る仕事です。担当した建物で人々が生活したり、働いたりする様子を見ると「自分の仕事が誰かの役に立った」と強く実感できるでしょう。

社会貢献を肌で感じながら働きたい方にとって、施工管理はやりがいのある選択肢です。

施工完了時の達成感が大きい

施工管理の仕事において、最大のやりがいを感じる瞬間の1つが「施工完了時」です。長い時間をかけ、多くの人と協力しながら進めてきた工事が無事に完了した際は、言葉にしがたいほどの達成感があります。

施工管理者は、工事の着工から竣工まで、工程・品質・安全・コストなどすべての管理を担っている立場です。そのため完成時には「自分がプロジェクトをまとめ上げた」という誇りを感じられます。

日々の業務は決して楽ではありませんが、困難を乗り越えた先にある充実感が、次の現場でのモチベーションにつながるでしょう。

職人や関係者とチームワークを築ける

施工管理の現場では、職人・設計者・発注者など、多くの人と連携しながら工事を進行します。自分の指示によってチームが一丸となったときは「頑張ってよかった」とやりがいを感じられるでしょう。

施工管理は、他人と協力して1つの目標に向かうことが好きな方におすすめの仕事です。

顧客から直接感謝の声をもらえる

完成した建物を依頼者に引き渡す際、直接感謝の言葉をもらえると大きなやりがいを感じられます。

施工中は、工期のプレッシャーや関係者との調整で大変な場面も多いでしょう。しかし最後に「ありがとう」の一言を得られると、苦労が報われたような気持ちになります。

デスクワークのみの仕事と異なり、顧客と顔を合わせる機会が多いことも、施工管理のメリットです。

スキルアップが収入増加につながりやすい

施工管理は、経験スキル、資格を身につけることで昇進・昇給のチャンスが広がる職種です。とくに、施工管理技士などの国家資格を取得すると、任される現場の規模や報酬に明確な差が出ます。

「頑張りが待遇に反映される仕事がしたい」という方にとって、施工管理はやりがいを感じやすい選択肢でしょう。

施工管理で活躍できる人の特徴3選

施工管理は、以下のような素質を持つ方に向いている仕事です。

  • コミュニケーションが得意
  • リーダー気質である
  • 柔軟性がある

施工管理職に興味がある方は、参考にしてください。

なお、逆に「施工管理に向いていない人の特徴」については下記記事にまとめていますので合わせて目を通してみてください。

※関連記事:施工管理に向いてない人の特徴

コミュニケーションが得意

施工管理の仕事では、社内外の多くの関係者と連携しながら工事を進行するため、コミュニケーションが得意な方に向いています。

現場では、細かな指示出しや意思疎通が常に求められるほか、トラブル発生時はチームで協力しながら迅速に対処しなければなりません。相手の意見を尊重しつつも的確に意図を伝え、周囲と信頼関係を構築できる方には、施工管理職がマッチするでしょう。

リーダー気質である

建設工事を安全かつ計画どおりに進めるためには、多くのスタッフをまとめるリーダーが必要です。困難な状況でも冷静に判断し、メンバーを適切に導ける人材が、施工管理の現場には欠かせません。

たとえば、作業の遅れやトラブルが発生した場合に周囲をまとめる力があれば、現場全体の士気を保ちつつ問題解決に向かえます。リーダー気質の方は、現場のチームワーク構築に貢献できるため、施工管理に適性があるといえるでしょう。

柔軟性がある

建設現場では、予期せぬトラブルや変更が頻繁に発生するため、柔軟な対応力のある人材が求められます。

たとえば、天候の急変や設計変更など、計画が予定どおりに進行できないことはよくあります。柔軟な発想や対応力を持つ施工管理者であれば、状況に応じて迅速に代替案を提案し、現場の混乱を最小限に抑えられるでしょう。

施工管理は、何ごとにも臨機応変に対応し、円滑な業務進行につなげられる方に適性がある仕事です。

施工管理に関するよくある質問

以下では、施工管理の仕事に関してよくある疑問に回答します。

  • 施工管理はやめとけといわれる理由は?
  • 施工管理の仕事はきつい?意外と楽って本当?
  • 施工管理の仕事は女性でもできる?

詳細を見ていきましょう。

施工管理はやめとけといわれる理由は?

インターネットやSNS上では「施工管理はやめとけ」といわれることがあります。ネガティブな意見があがる理由は以下のとおりです。

  • 業務量が多い
  • 労働時間が長い
  • 休みが少ない
  • 労働環境が3Kと言われがち
  • 世間一般のブラックという認識

しかし、働き方改革によって建設業界の労働時間は大幅に減少しています。やりがいや安定性、収入面などメリットも多いため、自分に合う職場を選ぶことが大切です。

参考:国土交通省|建設業の働き方改革に向けた取り組み

より詳しくは下記記事をお読みください。

※関連記事:施工管理の派遣は「やめとけ」「きつい」と言われる理由

施工管理の仕事はきつい?意外と楽って本当?

施工管理は「きつい」といわれる一方で「慣れれば問題ない」といった声も聞かれます。施工管理が「意外と楽」と感じられる理由は以下のとおりです。

  • 経験を積めばスキルが身につき、業務をスムーズに進行できるようになるから
  • 周囲と信頼関係が築ければ、精神的な負担が減るから
  • ITツールの導入によって、事務作業や情報共有が効率化されているから
  • 残業を厳しく制限している企業もあるから

最初は大変でも、慣れと工夫で仕事がしやすくなっていきます。近年は働きやすさを重視する企業も増えているため、先入観だけで判断せず、多角的に情報収集することが大切です。

施工管理の仕事は女性でもできる?

近年、施工管理は女性が活躍できるフィールドとして認知が拡大しつつあります。女性が施工管理者として力を発揮できる理由は以下のとおりです。

  • ICT化やデジタル管理の普及により、肉体労働が軽減されている
  • コミュニケーション力や柔軟性など、性別に関係のない能力が重要視される
  • 女性目線の細やかな気配りが、現場で重宝される

女性施工管理者の採用・育成に積極的な企業も増えており、業界全体がダイバーシティを推進している傾向にあります。研修制度やサポート体制が整っている企業を選べば、性別に関係なくキャリアを築けるでしょう。

ちなみにこのサイトを運営している当社・株式会社夢真でも女性施工管理技術者の積極的な採用や活躍を推進しており、「女性技術社員の活躍を支える女性専用サポートライン」「女性技術社員同士が交流できる機会創出(ゆめ小町プロジェクト)」などの取り組みをしています。

※参考記事:産休・育休から復職した女性技術社員は4年間で2.4倍!業界最大手だから実現できる働きやすい環境

このようにかつて男性社会だった建設・施工管理業界でも女性が活躍できる体制は整ってきています。より詳しくは下記記事をお読みください。

※関連記事:未経験・女性でも施工管理になれる!メリット・デメリット・注意点と女性が活躍している事例と企業まで解説

まとめ:施工管理はやりがいのある仕事

施工管理は専門性が高く、長期的に活躍できる仕事です。建設業界では、多様な人材の登用や労働環境の改善が進んでおり、未経験や女性の方でも挑戦できるフィールドが整っています。

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