【油圧機器】建設現場に欠かせない!油圧シリンダーの仕組みとは?
建築現場ではさまざまな重機が使用されています。重機を使用することで、人力ではなかなかできない作業も易々とこなすことができるのです。
そのおかげで大きな建物を作ることができます。そんな建設現場で使われている重機には油圧シリンダーを使っているものが多いです。
では油圧シリンダーとはどんなものなのか、その仕組みを解説していきます。
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小さな力を大きな力に変える
油圧シリンダーの構造
建築現場で使われている重機は、重い建築資材を高い位置まで持ち上げます。また、持ち上げたものをゆっくりと下ろすような動作も可能です。
油圧シリンダーがこのような動作を可能にしています。油圧シリンダーは大きなシリンダーの中に油が満たされています。
そして、ジブの一部がシリンダーの中に入っているという構造です。ジブのうち外側に出ている部分には、ものを持ち上げるときに引っかけたり乗せたりする部品を取り付けています。
また、シリンダーの中に入っている部分はシリンダーの断面と同じ形と大きさに作られており、作動油が通り抜けられない作りです。ジブと反対側から作動油を注入して圧力をかけることでジブが押し出されます。
パスカルの原理を利用
油圧シリンダーは「圧力×面積は一定」というパスカルの原理を利用しています。作動油を注入して押し出す箇所の面積が狭ければ、小さな力でも大きな圧力になるのです。
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また、逆にシリンダーの断面積が広ければ、重いものを持ち上げるのに小さな力で済みます。
小さな力を大きな力に変えている仕組みです。
油圧シリンダーの種類
油圧シリンダーの中でも、もっとも簡素な作りなのが単動形です。作動油を注入する箇所がジブの反対側に1箇所だけ付いています。
そのため、ジブを突き出す動作をするときには作動油を注入するだけですが、戻すときにはスプリングなどを使用することが多いです。ジブそのものの重さを利用して戻すこともあります。
これに対して、ジブの側にも作動油の注入口が付いているのが複動形です。複動形なら、ジブの側の注入口から作動油を入れることで、ジブを引っ込めることができます。
他に、シリンダーを二重三重に重ねている構造の油圧シリンダーもあります。特殊型と呼ばれており、油圧を利用して伸縮できる仕組みです。
伸びることができる部分のある重機なら、この特殊型の油圧シリンダーが使われていることが多いです。
油圧シリンダーは建築現場では必要不可欠なもの
油圧シリンダーは小さな力で重いものを持ち上げられることから、建築現場で使用する重機に多く使われています。それほど複雑な仕組みではありませんが、建築現場では必要不可欠なものです。
もし油圧シリンダーがなければ、大きな建物を建てるのはかなり難しくなるでしょう。
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