電気工事の仕事の種類とは?電気設備工事との仕事の違いも解説


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電気工事の仕事には2種類あり、建築物の電気設備を工事する建築電気工事と、線路や駅の設備を工事する鉄道電気工事に分けられます。
電気工事の仕事に就きたいと考えている方の中には、電気工事の仕事内容がわからなくて困っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では電気工事の仕事の種類を解説した上で、電気設備工事との仕事の違いや、関連資格を紹介します。
これから電気工事の仕事に就きたい方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
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目次
電気工事とは?仕事内容を解説
電気工事は大きく分けると電気保安と建設工事の2種類に分類され、電気設備の設置工事や、電気を通すための設計などが業務範囲です。
発電設備や変電設備、送配電設備、照明設備の工事なども電気工事に該当します。
電線を接続する工事や、電線管を電線におさめる工事などを行う場合には、電気工事士の資格が必要となります。
電気工事と電気設備工事の仕事内容の違い
電気設備工事とは建築物に電気を引き込んで、分電盤からコンセントに電気を通す工事であり、電気工事の一部です。
工事の種類 | 特徴 |
---|---|
電気工事 | ・電気保安に関する電気工事 ・建設工事としての電気工事 |
電気設備工事 | 建築物内で電気を利用できるようにする工事 |
電気設備工事は電気を建築物で利用するために設備を設置する工事を指す一方で、電気工事は設備工事だけでなく、配線工事や電気設備の設計も指します。
電気工事の仕事の種類
電気工事の仕事は以下の2つに分類されます。
- 建築電気工事
- 鉄道電気工事
それぞれの工事の仕事内容について以下より解説するので、電気工事の仕事に就きたい方は参考にしてみてください。
建築電気工事
電気工事の仕事の一つである「建築電気工事」の仕事内容は、以下の4つに分類されます。
- 屋内・室内配線工事
- 外線配線工事
- 冷暖房設備の工事
- ビルメンテナンス
それぞれの仕事内容について以下より詳しく解説するので、電気工事士になりたい方は参考にしてみてください。
屋内・室内配線工事
建築電気工事の一つである屋内・室内配線工事とは、建築物内に電気を通すためのケーブルを配線する工事です。
電話線やテレビのアンテナ線、インターネットの回線を壁・床に通したり、コンセントやスイッチにつないだりして、各電気機器に電気が通るようにします。
照明器具を増設する場合には、電灯線を拡張する工事も実施します。
また施設に合わせた電気設備・配線の設計や、電気機器のメンテナンス業務も仕事内容です。
外線配線工事
外線配線工事とは、建築物に電線をつないで配電する配線工事であり、電柱の上で主に作業する点が特徴です。
屋内配線だけでは建築物内で電気機器を利用できないため、電線をつないで電気を通す必要があります。
基本的には電柱と電線に関連する工事を行いますが、地域によっては電線を地中から通す作業を行います。
冷暖房設備の工事
冷暖房設備(エアコン)の取り付け・取り外し工事やクリーニング作業も、電気工事の仕事内容の一つです。
エアコンの取り付け工事の場合、電気が通るようにケーブルを配線したり、コンセントを取り付け場所の近くに配置したりします。
第二種電気工事士の資格を取得していれば、冷暖房設備の工事やクリーニング作業に対応できます。
ビルメンテナンス
ビルに設置されている通信・照明などの電気設備の点検・修理業務も、電気工事の仕事内容に該当します。
またビルメンテナンスを行う際には、エレベーターやボイラー設備、水道設備、空調設備の管理を任される場合もあります。
ビルメンテナンスの業務に携わりたい場合、以下の4つの資格(ビルメン4点セット)が必要です。
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種4種
- 二級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
これからビルメンテナンスの業務に携わりたいと考えている方は、ぜひ取得を検討してみてください。
鉄道電気工事
鉄道電気工事の仕事内容は以下の3つに分類されます。
- 変電設備の工事
- 線路・信号の設備の工事
- 駅にある設備の工事
それぞれの仕事内容について以下より解説するので、電気工事の仕事に携わりたい方は参考にしてみてください。
変電設備の工事
発電所からの電気の電圧を変える変電設備の工事は、鉄道電気工事の一つです。
電車やモノレールなどは電力で動きますが、発電所からの電気の電圧を変更しなければなりません。
鉄道が適切に動くように、電気工事士は変電所の設置工事や変電設備の保守といった業務を行います。
線路・信号の設備の工事
線路の工事とは、変電所から供給される電気が通る線路(トロリ線)や電線などの工事を指します。
線路の工事だけでなく、線路上にある電気設備や踏切になる信号機などの設置・整備も行います。
駅にある設備の工事
駅にある電気設備の工事・保守も、電気工事士が行う仕事内容の一つです。
工事・保守を行う代表的な駅にある電気設備は以下の通りです。
- 照明設備
- 自動改札機
- 券売機
- 電気掲示板
人々の生活のインフラである鉄道の工事に携わりたい方は、電気工事の職に就いてみてはいかがでしょうか。
電気工事に関する資格
電気工事に関する資格は以下のとおりです。
- 電気工事士
- 電気工事施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
- 電気主任技術者
それぞれの資格の特徴について以下より解説するので、就職・転職活動を有利に進めるために資格取得を検討している方は参考にしてみてください。
電気工事士
電気工事士とは、住宅や工場などに設置されている電気設備の工事や保守を行える国家資格です。
電気工事士の資格は第一種と第二種に分かれており、資格ごとに行える業務範囲が異なります。
資格 | 業務範囲 |
---|---|
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士が取り扱える電気設備に加えて、500kW未満の自家用電気工作物の工事に従事できる |
第二種電気工事士 | 一般住宅や小規模な建築物などにある600ボルト以下の一般用電気工作物の工事に従事できる |
電気工事の仕事に携わりたい場合には、まず第二種電気工事士の資格を目指すことをおすすめします。
第二種電気工事士の資格を取得すれば、一般住宅の電気設備や空調設備の工事に携われます。
これから電気工事士の資格取得をしようとしている方は、以下の記事を参考にしてみてください。
※関連記事:電気工事士の試験難易度と合格率は?資格取得のメリットや勉強方法を紹介
電気工事施工管理技士
電気工事施工管理技士とは、電気工事の施工計画の作成や安全管理などの監督業務を行える国家資格です。
電気工事施工管理技士の資格は1級と2級に分かれており、資格ごとに対応できる業務領域が異なります。
資格 | 業務範囲 |
---|---|
1級電気工事施工管理技士 | 特定建設業における専任技術者・監理主任技術者になれる |
2級電気工事施工管理技士 | 一般建設業における専任技術者・主任技術者になれる |
大規模な建築物の電気工事の施工管理を担当したい場合には、1級電気工事施工管理技士の取得をおすすめします。
電気工事施工管理技士の試験を受験しようとしている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
※関連記事:1級・2級電気工事施工管理技士の難易度・合格率は?受験資格なども解説
電気通信工事施工管理技士
電気通信工事施工管理技士とは、建築物に設置する電気通信機器の工事・保守を行える国家資格です。
代表的な電気通信機器は以下のとおりです。
- 情報通信設備
- インターネット回線
- 電気通信線路
- 電気通信機械
- 防犯カメラ など
電気通信工事施工管理技士は1級と2級に分かれており、資格ごとに対応できる業務が異なります。
資格 | 業務範囲 |
---|---|
1級電気通信工事施工管理技士 | 特定建設業における専任技術者・監理主任技術者になれる |
2級電気通信工事施工管理技士 | 一般建設業における専任技術者・主任技術者になれる |
大規模な電気通信機器の工事に携わりたい場合には、1級電気工事施工管理技士を取得しておく必要があります。

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電気工事施工管理技士の試験を受験するか悩んでいる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
※関連記事:1級・2級電気通信工事施工管理技士の難易度・合格率を解説!1級と2級の違いも紹介
電気主任技術者
電気主任技術者とは、ビルや工場、発電所などにある電気設備の保安監督の業務を行える国家資格です。
電気設備を設置している事業者には、工事や運用などの保守監督者として電気主任技術者を配置することが義務付けられています。
電気主任技術者の資格は3つに分かれており、資格ごとに対応できる電気設備の規模が異なります。
資格 | 業務範囲 |
---|---|
第一種電気主任技術者 | すべての事業用電気工作物 |
第二種電気主任技術者 | 電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物 |
第三種電気主任技術者 | 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力が5千キロワット以上の発電所を除く) |
第一種電気主任技術者を取得すれば、大規模な事業用電気工作物の保安監督の業務に携われる点が特徴です。
電気主任技術者の資格取得を検討している方は、以下の記事を参考にしてみてください。
電気工事・電気設備工事の年収・給与
電気工事・電気設備工事の平均年収・給与は400〜500万円ほどであり、一部の方は日本の平均年収約430万円よりも稼いでいます。
項目 | 平均年収・給与 |
---|---|
電気工事・電気設備工事 | 400~500万円ほど |
日本全体 | 430万円ほど |
大規模な電気工事の案件に携わっている方や、関連する資格を取得している方の場合、年収・給与が高い傾向にあります。
電気工事士の年収について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
※関連記事:電気工事士の年収と転職による給料について
電気工事の種類に関するよくある質問
電気工事の種類に関して、よくある以下の4つの質問に対して回答します。
- 「電気工事士はやめとけ」と言われる理由を教えてくれませんか?
- 電気工事士の資格は実務経験なしでも受験できますか?
- 電気工事士の資格試験は独学でも合格できる難易度ですか?
- 電気工事士に向いている人はどのような人ですか?
電気工事士の資格を自分でも取得できるか不安な方や、仕事が自分に向いているか知りたい方は参考にしてみてください。
「電気工事士はやめとけ」と言われる理由を教えてくれませんか?
「電気工事士はやめとけ」と言われる理由は以下のとおりです。
- 見習い時代は年収・給与が低い
- 肉体労働がきつい
- 繁忙期には残業が多い
電気工事士の見習い時代は年収250万〜350万円ほどであり、仕事量に対して給料が低いため「やめとけ」と言われる場合があります。
また繁忙期や工期が遅れている場合には残業が増えて帰りが遅くなることがあるため、きついと感じる方もいます。
電気工事士がやめとけと言われる理由について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
※関連記事:電気工事士がやめとけと言われる理由は?向いている人や資格を取得するメリットなどもあわせて紹介
電気工事士の資格は実務経験なしでも受験できますか?
電気工事士の資格は実務経験なしでも受験可能です。
電気工事士の試験には受験制限がないため、学歴・年齢・資格に関係なく誰でも受験できます。
ただし、第一種電気工事士の免状を受けるには実務経験が必要であるため注意しましょう。
電気工事士の資格試験は独学でも合格できる難易度ですか?
電気工事士の資格試験は独学でも合格できる難易度です。
第一種・第二種電気工事士の直近5回の平均合格率は、以下の表のとおりです。
筆記試験の合格率 | 技能試験の合格率 | |
---|---|---|
第二種電気工事士 | 58.34% | 72.62% |
第一種電気工事士 | 51.66% | 64.26% |
参考:
試験実施状況の推移(第二種電気工事士試験) | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
試験実施状況の推移(第一種電気工事士試験) | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
いずれの試験も合格率は50%以上であり、十分に対策すれば独学でも合格を狙えます。
電気工事士に向いている人はどのような人ですか?
電気工事士に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 慎重かつ正確に作業を進められる人
- 継続して学習できる人
- 電気工事の仕事に興味がある人
人々の生活のインフラである電気機器の工事を行うため、慎重かつ正確に作業を行える人に向いています。
また電気設備・機器は日々新しくなるため、専門的な知識を継続して学習し続けられる人にも向いていると言えます。
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電気工事の仕事の種類は、建物にある電気機器を工事する建築電気工事と、線路や駅構内の電気設備を工事する鉄道電気工事の2つです。
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項目 | 詳細 |
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