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電験二種の難易度・合格率は?凄い・難しすぎると言われる理由を解説

働く
公開日時 2022.11.17 最終更新日時 2024.04.09

「電験三種」からのステップアップを目指す方や、需要の高い国家資格を取得したいと考えている方に人気なのが「電験二種(第二種電気主任技術者)」の資格です。

電験二種の資格は「難しい」という口コミがとても多いので「自分にも合格できる難易度なのだろうか?」と疑問を持たれる方がいます。

実際に電験二種の資格の難易度は高く、数時間勉強した程度で合格するのは難しいです。

しかし難易度の高い資格だからこそ価値があり、就職や転職の際に大きな武器になることは間違いありません。

今回は電験二種の試験内容や合格率、効率よく勉強するためのコツなどを紹介します。

電験二種の資格取得に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 


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電験二種(第二種電気主任技術者)の合格率・難易度

「電気主任技術者」は電気を扱うプロフェッショナルのための国家資格で、第一種・第二種・第三種の3つにわかれています。

以下では、通称「電験二種(でんけんにしゅ)」と呼ばれる「第二種電気主任技術者」の受験に関する情報をまとめました。

  • 電験二種の合格率
  • 電験二種の難易度
  • 電験二種の合格基準・合格点

合格率や合格基準点を把握しておくと、実際の受験がよりイメージしやすくなりますよ。

電験二種の合格率

平成29年度~令和3年度までの電験二種の受験数と合格率を、以下の表にまとめました。

第一次試験第ニ次試験
年度受験者/人合格者/人合格率受験者/人合格者/人合格率
平成29年度6,5701,73726.4%2,43532913.5%
平成30年度6,6311,60024.1%2,62438114.5%
令和元年度6,9151,63323.6%2,51357422.8%
令和2年度6,2351,69527.1%2,51270127.9%
令和3年度5,9791,53925.7%2,40741317.1%

参照元:一般財団法人電気技術者試験センター

令和3年度のデータを見ると、第一次試験の合格率が約25.7%、第二次試験の合格率は約17.1%です。

過去5年分をさかのぼると、第一次試験は20~30%の合格率を推移していて、あまり数値の変化がないことがわかります。

一方、第一次試験の合格率は約13%~27%と幅があり、年度によって大きく数値が変動しています。

電験二種の難易度

電験二種の第一次試験の平均合格率は25.3%、第二次試験は19.1%です。

以下の表では、同じ電気関係の資格である「1級電気通信工事施工管理技士」の合格率と比較してみました。

第一次試験/第一次検定の合格率第二次試験/第ニ次検定の合格率
電験二種
(第二種電気主任技術者)
約25.3%約19.1%
1級電気通信工事施工管理技士約49.1%約49.3%

1級電気通信工事施工管理技士の合格率は一次も二次も約50%近い合格率となっており、これらに比べると、電験二種の試験資格は非常に難易度が高いです。

合格へのハードルが高く感じる電験二種の資格試験ですが、勉強のコツを覚えておけば正答率は必ずアップします。

電験二種の試験が難しい理由や、合格するための勉強方法については後述します。

電験二種の合格基準・合格点

電験二種の合格基準は以下のとおりで、①と②の両方を満たさなければなりません。

合格基準点①合格基準を100点満点換算で60.0点以上
(実得点180点満点で108点以上)
合格要件②各科目ともに平均点以上

合格基準点については「第一種・第二種電気主任技術者試験委員会」で定められており、規定の数値をクリアしなければ合格できません。

全体の点数としては60%以上の合格率が必要で、さらに各科目も平均点以上であることが必要です。

つまり全体としては良い点数が取れていても、苦手な(点数の取れない)科目が1つでもあると合格できない可能性があります。

電験二種の試験科目と対策方法

電験二種で出題される試験科目と、その対策方法を解説します。

  • 電験二種の一次試験科目と対策方法
  • 電験二種の二次試験科目と対策方法

電験二種の試験には「一次試験」と「二次試験」があり、それぞれ出題される科目が異なるので、間違えないようにチェックしておいてください。

電験二種の一次試験科目と対策方法

電験二種の一次試験の科目内容は以下のとおりです。

科目名科目の内容
理 論電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
電 力発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
機 械電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法 規電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理

参照元:一般財団法人電気技術者試験センター

電験二種の下位資格に「電験三種」があり、二種と三種は覚える範囲が同じものもあります。

しかし電験二種の「理論」は電験三種に比べて一気に難しくなると言われていて、受験者にとってネックになりやすいポイントです。

どこから手をつけたらよいかわからない人は、まずは以下の順番で勉強をはじめてみてください。

  1. 理論
  2. 機械
  3. 電力
  4. 法規

理論はもっとも難しい科目でありながら、基礎的な要素を多く含んでいます。

そのため、まずは理論を正しく把握しないと次のステップに進みにくくなります。

内容が簡単なものから落とし込んでいかないと、順序立てて理解できなくなってしまうため、勉強する科目の順番を決めておくことが肝心です。

ただし好きな科目・苦手な科目に個人差はあるので、必ずこの順番を守る必要はありません。

自分が「理解できそう」と思えるものから進めてみるとよいでしょう。

電験二種の二次試験科目と対策方法

電験二種の二次試験の科目内容は以下のとおりです。

科目名科目の内容
電力・管理発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気施設管理
機械・制御電気機器、パワーエレクトロニクス、自動制御及びメカトロニクス

参照元:一般財団法人電気技術者試験センター

電力・管理には「計算問題」と「論説問題」の両方が出題されるため、どちらもバランスよく点数を獲得しなくてはなりません。

計算問題の種類としては、以下のような問題がよく出てきます。

  • 発電機などのエネルギー
  • 電力損失
  • 有効電力
  • 無効電力

過去問題やテキストなどにさまざまな計算問題が出ているので、出題の傾向を把握しておくことがおすすめです。

電験二種に合格するための勉強方法と勉強時間目安

電験二種に合格するための勉強方法と勉強時間目安

電験二種に合格するには、最低400~600時間程度の勉強時間が必要です。

実務経験がまったくない人の場合は、1,000時間以上の勉強が必要になる可能性もあります。

電験二種に合格するためには、以下の5つのコツもぜひチェックしておいてください。

  • 勉強範囲と優先順位を決める
  • 参考書で基礎を固めてから過去問で勉強する
  • 記述式問題は自力で解くようにする
  • 一次試験対策は「機械」と「理論」を中心に対策
  • 通信講座を利用する

やみくもに勉強に着手せず、中長期的な計画を立てておくことも重要なポイントです。

勉強範囲と優先順位を決める

限られた時間を有効に使うため、勉強する範囲と優先順位を明確にしておくことが大切です。

電験二種の二次試験は試験範囲が非常に広いため、短時間ですべてを網羅するのは難しいかもしれません。

またそれぞれの科目で出される問題も難易度が高いので、ひとつずつしっかりと把握する必要があります。

自分の得意分野と苦手分野を理解して、うまくペース配分することが重要です。

参考書で基礎を固めてから過去問で勉強する

受験に向けての基本的な勉強方法は「参考書を読むこと」と「過去問題を解くこと」です。

まずは隅々までテキストを読んで、それぞれの科目の理解を深めましょう。

基礎ができたら、過去問題を解いていきます。

過去問題を解く際の注意点は、一度だけではなく、繰り返し何度もチャレンジすることです。

問題の傾向は年度によって異なりますが、できるだけ近い年のものがおすすめです。

古い年代の過去問題は、難易度が高くクセのある問題があると言われています。

しかしあえてこうした問題を解いておくことで、どのようなパターンがきても焦らずに対応できるようになります。

記述式問題は自力で解くようにする

電験二種の試験の解答方法は「マークシート」と「記述式」の2種類です。

マークシートは選択項目があるため、なんとなくしか理解していなくても正解できることがあります。

しかし記述式の問題は、深い知識がないと正しい解答を自分の言葉で書くことは難しいです。

過去問題のなかには記述式の例題もあるので、解答を書く練習をしておくことがおすすめです。

電験二種は問題数も多いので、時間も気にしなくてはいけません。

記述問題に時間がかかってしまうことがあるので、これらもしっかりと対策しておきましょう。

一次試験対策は「機械」と「理論」を中心に対策

電験二種の一次試験のなかで、もっとも難易度が高いのは「理論」です。

「理論」の科目のなかには「ラプラス変換」や「微分積分」などの問題が出題されます。

つまり電験二種の資格テキストだけではなく、一般的な数学の知識も必要になるのです。

また「機械」の科目は、出題範囲が広いので覚えることが多くあります。

あと回しにしてしまうと必要範囲をカバーできなくなる可能性があるので、早めに着手しておくのが得策です。

通信講座を利用する

電験二種の資格取得に向けた「通信講座」は、さまざまな民間企業からリリースされています。

通信講座の内容は各企業により異なりますが、DVD付きのものやWeb動画で学べるものなどがあります。

提供している企業によって特徴や料金も大きく異なるので、自分にあったものを見つけてみてください。

独学でも電験二種の資格は取得できますが、専用のテキストやDVDなどがあればより合格率がアップする可能性があります。

電験二種の資格を取得するメリット

電験二種を取得することで得られる3つのメリットを紹介します。

  • 転職・就職が有利になる
  • 独立も視野に入れられる
  • 将来性がある

「なぜ電験二種の資格を取得したいのか?」という理由や目的を一度じっくり考えてみると、受験勉強へのモチベーションがアップするかもしれません。

転職・就職が有利になる

電験二種の資格を取得しておくと、転職や就職の際に有利になります。

多くの企業では有資格者を求めているケースが多いので、自分の武器として面接時にアピールできます。

資格自体の価値はもちろんですが、積み重ねたたくさんの知識は実務に活かせるシーンも多いでしょう。

独立も視野に入れられる

電験二種を取得しておけば、将来的に独立することも可能です。

電験二種の実務経験を積んでいくと、経済産業省が管轄している「電気管理技術者」になれます。

電気管理技術者になれば、個人事業主として電気設備の管理を受託できるようになるので、一気に報酬額がアップする可能性もあります。

将来性がある

電験二種の有資格者が活躍できる場は非常に多くありますが、具体的には商業施設やビル、オール電化住宅などが代表的です。

近年はメガソーラーやバイオマス発電所など、電気の保守作業が必要な場所はさらに増えています。

今後も活躍できる現場が減る可能性は少なそうなので、将来性の高い職種と言えます。

電験二種の難易度・合格率に関するよくある質問

電験二種の受験に関するよくある質問は以下の3つです。

  • 電験二種の年収はいくらくらいなの?
  • 電験二種には「難しすぎる」「あきらめた」という声が多い理由は何?
  • 電験二種が「凄い」と言われる理由は何?

電験二種の年収や評判などを事前にリサーチしておくことで、自分の目指す将来像が見えてくるかもしれません。

電験二種の年収はいくらくらいなの?

電験二種の平均年収は約400~600万円です。

以下の表では、電験二種の平均年収と国内の全職種、建設業の平均年収をまとめました。

電験二種の平均年収約400~600万円
国内の全職種の平均年収-男性約567万円-女性約280万円 ※国税庁/平均給与
建設業の平均年収約474万円 ※国税庁/平均給与

国内の建設業の平均年収は約474万円なので、電験二種と同じくらいの金額であることがわかります。

平均年収は実務経験の長さや個人のスキルによっても大きく変わるので、実際には600万円以上の年収を得ている人もいます。

電験二種には「難しすぎる」「あきらめた」という声が多い理由は何?

電験二種は一次試験で約3割、二次試験になると約2割以下の人しか合格できない難易度の高い資格です。

「難しい」と多くの人が感じる理由は『出題の範囲が広いこと』や『計算問題が多い』点にあります。

実は、電験二種の試験には「合格」と「科目合格」の2種類があります。

全体では合格点に達していなくても、理論・機械・電力・法規など、それぞれの科目単位で合格を出してくれるのです。

一度合格すれば、翌年度と翌々年度の試験が免除されるので、何年かかけて少しずつ資格取得を進められます。

しかし試験は一年に一度しかなく、規定の期間を過ぎてしまうと合格科目の免除も受けられなくなります。

こうした事情から、一度つまずいてしまうと「もうあきらめよう…」と考える人も多いのです。

電験二種が「凄い」と言われる理由は何?

電験二種は、広範囲にわたる難しい試験問題をクリアした優秀な人しか資格取得できません。

そのため、電験二種の資格を持っていると「すごい!」と言われることがよくあります。

電験二種の受験に合格するためには、長い勉強時間の確保が必要です。

一生懸命勉強して電験二種の受験に合格したら、ぜひ胸を張って自慢してくださいね。

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電験二種の資格は、今後も需要が高まる可能性のあるおすすめの資格です。

受験日は一年に一度しかないので、早めに情報をリサーチして資格取得を実現させましょう。

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電験二種(第二種電気主任技術者)の合格率は?

令和3年度のデータを見ると、第一次試験の合格率が約25.7%、第二次試験の合格率は約17.1%です。
過去5年分をさかのぼると、第一次試験は20~30%の合格率を推移していて、あまり数値の変化がないことがわかります。

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