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建築業界内で転職する場合に提出する工事経歴書の書き方とは

働く
公開日時 2022.09.08 最終更新日時 2023.10.27

今や建設業界は、災害復旧などの公共工事や一般企業の発注などにより需要が増加している反面、内情では人手不足の問題を抱える会社が多いのが現状です。
しかし建設業界内で転職を考えている人にとっては求職しやすい状況ともいえるでしょう。
今回は、転職先へ応募する場合に提出する工事経歴書の書き方についてご紹介します。

工事経歴書とは何?

一般的に工事経歴書といえば、事業所が建設業許可を申請したりその後に決算報告書を提出したりする場合の添付書類のことをさします。
この場合は、国土交通省の定める様式で「注文者」「工事名」「配置技術者名」「請負代金の額」「工期」について詳細な記載が求められます。

しかし建設業界で転職する場合、これまでの仕事の履歴を記載した自身の工事経歴書の提出が大切な意味を持つことになります。
多くの場合、転職の時には履歴書に添えて職務経歴書を提出するでしょう。
職務経歴書は、最初の就職時から現在までどの会社で働き、どのような職務を行ったかを記載するもので、工事経歴書とは意味合いが異なります。

建設業で転職の場合には、この職務経歴書とは別に工事経歴書を提出することが必要です。
工事経歴書には、これまで担当してきた工事名や工期、請負金額、工法、規模、担当業務などを記載します。
これらの内容によって経験や実績が明確にされ、選考時の大事な参考資料となります。

アピールできる工事経歴書の書き方とは

転職先の多くの会社が現実に求めているのは即戦力となる社員です。
工事経歴書を作成するにあたっては、自分の実績を示し、相手の印象に残りやすい表現にすることが大切です。

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まずは、簡潔でわかりやすい表現を心がけましょう。
例えば、工事の規模を具体的に請負金額や面積などの数値で表すことで、どのくらいの規模の工事を経験してきたか伝わりやすくなります。
またそれぞれの工事に、「現場代理人」「監理技術者」などの担当職、「設計」「品質・工程管理」「労務管理」などの業務内容を記載します。

自分のスキルや成果について具体的にアピールをしたい場合は、職務経歴書に記載するようにします。
その場合は自慢にならないよう気をつけて、転職先でも応用できるスキルである内容にすることが望ましいでしょう。

最後に履歴書や職務経歴書と工事経歴書の内容がきちんと合っているか確認することも、書類作成や管理の能力という視点からは大事なことです。

充実した工事経歴書でステップアップ

建設業界での経験を重ねて工事の実績件数が多くなると、工事経歴書の記載は大変かもしれません。
もし転職を念頭に置くならば、パソコンに実績を記録し、データ化しておくと負担が軽減されるでしょう。
自分の経験と実績を表す工事経歴書を有効に活用して、さらなるステップアップをしましょう。

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