施工管理技士のメリット4つと業界の市場規模について|試験の見直しも解説


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こちらの記事では、施工管理技士のメリット4つについてご紹介いたします。
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目次
建設投資額での建設業界の市場規模とは?
国土交通省の推計によると、2020年度の建設投資は前年度比3.4%減の63兆1,600億と示されています。その内訳は、政府投資が25兆6,200億円で民間投資が37兆5,400億円です。
また、建設投資額については2011年頃まで減少していますが、その後は東日本大震災の復興をきっかけに建設投資額は増加傾向にあります。
出典:令和2年度(2020年度) 建設投資見通し 概要|国土交通省
東京オリンピック後の市場規模の動向
東京オリンピックの前には、開催における施設やそれにともなうインフラ整備が進んだため建設業の需要は高まっていました。しかし東京オリンピックをピークに、建設業界の市場規模は縮小すると予測されていました。
実際のところ、東京オリンピックの後はどんな動向なのでしょうか。ここからは東京オリンピック後の市場規模の動向について紹介します。
大規模な都市開発や老朽化にともなう維持修繕の需要の増加が見込まれる
今後は大規模な都市開発や老朽化にともなう維持修繕の需要が増加すると見込まれています。
都市開発においては、これからも駅周辺の再開発や高層マンションの建設が予測されており、また、修繕工事においては、道路や道路橋などを維持する需要が高まっています。
スーパーゼネコンが国内需要を確保しつつ海外展開を本格化させている
スーパーゼネコンは国内需要を確保するとともに海外への展開も本格化させています。特に高速道路の建設や都市開発、発電所の建設などが行われています。
また、アジアだけではなくヨーロッパやアメリカ、アフリカへと展開している企業もあり、この動きは今後も発展していくことが見込まれるでしょう。
施工管理技士の将来性が見込める理由
施工管理技士は建設工事全体に関わる重要な役割を担っており、具体的に資金調達や資金管理、書類の作成などを行います。
また、施工管理技士の仕事は将来性が見込まれます。次は施工管理技士の将来性が見込まれる理由について紹介しましょう。
建設業界の市場規模は大きく経験を問わず需要があるため
建設業は日本経済を支える基幹産業であるため市場規模は大きく、現在も右肩上がりで成長しているという状況にあります。
また、建設業は経験の有無を問わず需要ある仕事です。今後も広がっていく建設業界の需要によって施工管理技士は将来性が見込めるでしょう。
建設バブル期に第一線で活躍していた世代が定年退職していき人材不足のため
建設業界では建設バブル期に活躍していた世代が定年退職していくことが予測されており、今後の人材不足が加速されていくでしょう。
また、人材不足になっている原因は他にもあります。それは建設業界への若者の興味が薄れてきていることから、建設業のイメージや地名度の低さによる若者を中心とした人材不足は深刻化しています。
施工管理技士の人材不足への対策
施工管理技士は給料の低さや長時間の労働、業界の社会的評価などの理由から人材が足りなくなっています。
施工管理技士はこれからも人手不足になることが予想されるため、様々な取り決めやルールの改正が行われてきました。ここからは人材不足への対策についてそれぞれ紹介します。
建設業働き方改革加速化プログラムの施策3つ
建設業界は雇用環境の改善に向けての様々な取り組みを推進しています。そういった取り組みの一環として、平成30年3月20日に国土交通省は建設業における働き方改革を加速させていくため「建設業働き方改革加速化プログラム」を定めています。
続いては、建設業働き方改革加速化プログラムの施策3つについて詳しく紹介します。
出典:「建設業働き方改革加速化プログラム」を策定|国土交通省
1:長時間労働の是正に関する取り組み
国土交通省の報道発表資料によると、長時間労働の是正に関する取り組みとして以下の2つを推進していることが記載されています。
・週休2日制の導入を後押しする
・各発注者の特性を踏まえた適正な工期設定を推進する
休日の確保や無理のない工期設定を行うことで、労働環境の改善に取り組んでいることが分かります。
2:給与と社会保険に関する取り組み
建設業働き方改革加速化プログラムの1つとして、給与と社会保険に関する取り組みも行っています。高い技能や長い経験を持つ人は能力に見合った正当な評価をされる必要があるでしょう。
そのため、適正な評価がされてキャリアアップできるシステムに関しての取り組みが進められています。国土交通省の報道発表資料によると、具体的に以下の2つが記載されています。
・技能や経験にふさわしい処遇(給与)を実現する
・社会保険への加入を建設業を営む上でのミニマム・スタンダードにする
3:生産性向上に関する取り組み
国土交通省の報道発表資料によると、生産性の向上に関する取り組みとして以下の3つが推進されています。
・生産性の向上に取り組む建設企業を後押しする
・仕事を効率化する
・限られた人材・資機材の効率的な活用を促進する

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令和3年度からの改正で施工管理技士の制度はどう変わった?
施工管理技術検定については令和3年度に制度改正が行われました。建設業振興基金によると、次のような項目に改正されていることが示されています。
1.試験の構成を変更
2.第一次検定合格者に『施工管理技士補』資格を付与
3.1級受検資格の見直しにより、2級第二次検定合格者は、1級受検に必要な実務経験を積む前に1級第一次検定を受検可能
4.検定基準(試験の内容)の再編
5.合格基準の事前公表について
6.その他(受検手数料の改定)
出典:施工管理技術検定の令和3年度制度改正について|一般財団法人建設業振興基金
施工管理技士のメリット4つ
施工管理技士になると給与やキャリアの面で優遇されることがあります。また、建設業という業種についても他の業種にはないメリットを持っています。
では具体的に施工管理技士はどのようなメリットを持っているのでしょうか。次は、施工管理技士になるメリット4つについて詳しく紹介します。
1:年齢に関係なく長く続けられる
建設業界は人材不足であることから若い人材も活躍の場が与えられます。そのため、施工管理技士は経験の少ない人でも責任ある仕事を任せてもらえる可能性があるでしょう。
そして、施工管理技士は年齢に関係なく長く続けることができます。年齢を重ねるにつれてキャリアアップできるため、長期的に活躍できる仕事です。
2:実務経験があれば即戦力になる
実務経験があれば即戦力になるのも施工管理技士のメリットです。実際に工事を進めている現場で体験したり、技術者とコミュニケーションをとるような実務経験は、建設業界において重要な経験となります。
また、実務経験があると責任ある仕事をたくさん任せられるでしょう。それによって更なるキャリアアップも見込めます。
3:人材確保を急務としているので給与が平均的に良い
建設業は常にニーズの高い職種です。また、建設業界は人材不足によって人材の確保を急いでいます。そのため、平均的に給与が高い傾向があります。
また、企業によっては資格手当が与えられる場合もあるでしょう。このように給与のアップが見込めるのも施工管理技士になるメリットの1つです。
4:施工管理技士や監理技術者の資格は転職時に有利に働く
施工管理技士や監理技術者の資格を持っていることで転職時に有利に働きます。これらの資格を持っていると責任ある役職に就くことができるため、様々な企業から重宝されます。
資格なしでも人材を募集している企業はありますが、資格を持っていた方が評価されやすく転職時にも有利に働くでしょう。
施工管理技士のやりがいとは?
施工管理技士は、現場を管理する立場の仕事です。責任ある仕事で完成させなければならない納期もあるため、どうしても残業続きになってしまうこともあります。
しかし、その分大きなやりがいを感じることができるでしょう。自分の作ったものが地図に残るため、他にはない達成感を得ることができます。
さらに、多くの現場を経験したり資格を取ったりすることで成長した実感を得られます。そのようなキャリアアップも施工管理技士のやりがいの1つです。
施工管理技士のITによる業務効率化
建設業界は人材不足に陥っています。そのため現在建設業界では、生産性を向上させるために業務の効率化を図っています。その中でも、施工管理技士のITによる業務効率化の動きは活発化しています。
では、どのように効率化を図ればメリットがあるのでしょうか。具体的な2つの効率化の方法と得られるメリットについて紹介します。
図面管理をPCで情報共有することによりストレスの軽減につながる
PCで図面を管理して情報共有することで、紙媒体での図面管理よりもストレスを軽減させることができます。図面管理ツールの中には便利な機能を持つものもあるため、簡単に図面を管理できます。
また、現在は図面管理をするための様々なツールが発展してきているため、そういったツールの活用はより一層進んでいくでしょう。
施工管理をシステム管理すれば業務継承が円滑に進む
施工管理をシステム管理すると業務継承が円滑に進んでいきます。また、システム管理の導入により業務を効率化させて生産性を向上させるきっかけとなるでしょう。
現場と管理部門は意見のすり合わせなどのコミュニケーションが必要です。こういった連携もシステム管理であればスムーズに進めることができます。
さらに、施工管理は説明するための書類作成や資料作りを要します。そのような細かい作業もシステム管理であれば効率化することができるでしょう。
建設業界の市場規模と施工管理技士の将来性について知ろう
本記事で紹介した通り、様々な社会的背景によって施工管理技士は人材不足となっています。一方で、建設業界の市場規模は大きく施工管理技士の需要は高まっています。そのため、施工管理技士は将来性が見込める仕事です。
また、業界としてはITの導入によって業務が効率化されていることや国が労働環境改善の取り組みをしていることから、今後さらに働きやすくなる業界でしょう。
市場規模や建設業界の今後の動向も予測しながらもっと詳しく知っていきましょう。
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