施工管理技術者も知っておきたい建設関連の資格:排水管清掃作業監督者とは
排水管清掃作業監督者は、排水管の清掃作業の監督をつとめられる国家資格です。
4日間の講習と実務経験を満たすことで取得できます。
ビルの排水管清掃業務には必要な資格ですので、施工管理技術者は覚えておきましょう。
本記事では施工管理技術者が知っておきたい排水管清掃作業監督者について紹介します。
排水管清掃作業監督者とは
排水管清掃作業監督者は、排水管の清掃作業の監督を行える資格です。
排水管清掃作業監督者の特徴
- 排水管清掃作業監督者の必要性
現在の建築物にはほとんど下水道が完備されています。
下水道の排水管は定期的にメンテナンスを行わないと、衛生環境を保持できない可能性があります。
そのため清掃作業とその監督はかなり重要な立ち位置にあるといえます。
- 他の同監督者と兼任できない
排水管清掃作業監督者は、他の登録営業所の同監督者として登録はできません。
清掃業や空気調和用ダクト清掃業、空気環境測定業など他の登録業種の有資格者として兼任できないので注意しましょう。
また特定建築物で選任される建築物環境衛生管理技術者との兼任もできません。
出典:一般社団法人 全国管洗浄協会「排水管清掃作業監督者について」
排水管清掃作業監督者になるには
排水管清掃作業監督者になるには、排水管清掃作業監督者講習会を受ける必要があります。
講義科目
試験 1.5時間
- 建築物環境衛生制度 2時間
- 排水衛生概論 2時間
- 建築設備概論(排水設備関係) 5時間
- 作業の安全管理 2時間
- 排水管清掃各論 15時間
受講資格
講習会を受講するには以下のいずれかに該当する必要があります。
- 高等学校、中等学校などを卒業後、2年以上建築物の排水管の清掃に関わる実務経験がある
- 建築物の排水管の清掃に関する実務経験が5年以上ある
- 1と同等以上の学歴や実務経験を有すると認められるもの
上記の実務経験は正社員としてのものであり、アルバイトやパートなどは含まれません。
合格後の更新
資格を取得後、新しい技術と知識の修得などのため、6年に1度講習を受講する必要があります。
出典:公共財団法人 日本建築衛生管理教育センター「排水管清掃作業監督者講習会(新規)」
排水管の清掃作業を監督できる資格
排水管清掃作業監督者は、排水管の清掃作業の監督を行える資格です。
建物の公衆衛生の向上のためには欠かせない資格ですので、施工管理技術者は覚えておくのがおすすめです。
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