施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

電気設備にBIMを活用する方法4つ|互換性やデータ連携が重要である理由とは?

未分類
公開日時 2023.04.02 最終更新日時 2023.04.02

令和元年には国土交通省によって「建築BIM推進会議」が設置されるなど、近年、BIM(Building Information Modeling)の活用に対して、期待が高まっています。

電気設備の設計をされている方の中にも、興味を持っているという方は多いのではないでしょうか。

電気設備においても、BIMの活用は望まれています。本記事では、導入が求められている理由や活用方法について紹介しています。

ソフトの選び方に加えて、意匠設計や構造設計といった、他部門とのデータ連携に際しての注意点なども知ることができます。

電気設備設計におけるBIMの活用について知りたい方は、ぜひ読んでみて下さい。

出典:建築BIM推進会議|国土交通省

BIMを電気設備で活用するには?

BIMを電気設備で活用するには?


令和3年に国土交通省が行った「建築分野におけるBIMの活用・普及状況の実態調査」によると、電気設備を含む、設備設計事務所でのBIM導入率は27.5%となっています。

意匠や構造なども含んだ調査全体の導入率は46.2%であり、設備設計では依然として、導入の割合が低いことが分かります。普及に至らない理由となる問題点を洗い出し、BIMを活用していくことが課題となっています。

出典:建築分野におけるBIMの活用・普及状況の実態調査 確定値<詳細>|国土交通省

なぜ電気設備でBIMを活用する必要があるのか

BIMの活用による大きな利点として、「設計者や施工者、施工主間での情報の一元化」が挙げられます。

設備設計・意匠設計・構造設計など、それぞれの設計情報やコストなどをBIMのデータベースで一元管理することにより、建築計画の立案やシミュレーションを効率よく行うことができます。

しかし、この利点を享受するには、各部門でのBIM導入が必要となります。意匠設計や構造設計でBIMが普及しても、設備設計で導入しなければ、本来のメリットを得ることはできないのです。

電気設備にBIMを活用する方法4つ


ここからは、電気設備にBIMを活用する方法を紹介します。

使用するBIMソフトの選び方や活用の仕方、他部門とのデータ連携について説明しているので、今後BIMを活用するにあたり参考にしてみて下さい。

1:構造に合わせたBIMを使う

一口に「BIM」と言っても、さまざまなソフトが存在しています。そのため、電気設備の構造に合わせたBIMを使用しましょう。

電気設備には、ワイヤーなどの特徴的な構造があります。

そういった特徴に特化した機能を持つソフトを使用することで、納まり検討や干渉チェックなどの際にも便利に活用することができます。

2:無理に3Dにせず2Dも活用する

電気設備のBIM利用では、3Dにこだわらずとも、2Dでの活用も可能です。

照明やコンセントといった器具類を2Dシンボルや主要な属性情報などによって判別できるようにし、BIM上に配置することで、積算数量や電源容量の集計なども便利に行えるようになります。

詳細な3Dモデルを実現しようとすると、作成スキルが必要になるだけでなく、時間もかかってしまいます。

意匠設計や構造設計との調整に3D化が必要な場合も、フルモデル化するのでなく、必要な部分のみを3D化するのがよいでしょう。

3:電気設備以外のデータと連携する

BIMを活用し、他部門のデータと連携することによって、電気設備を設置する周辺の状況が把握しやすくなります。

設置場所周辺にある、空調といった他部門が設計した設備や、壁などの属性情報を簡単に得られるようになるため、周辺の形状や納まりについての理解を深めることができます。

4:互換性のあるファイルに変換する

BIMのソフトにはさまざまな種類があるため、データの保存にあたっての「ファイル形式」にも、さまざまなものが存在しています。そのため、他部門などとデータ連携をする際には、きちんとファイルが開けるよう、互換性のあるファイル形式への変換が必須となります。

異なるソフト間でのモデルデータの受け渡しには、中間ファイルとしてデータ損失の低い「IFC(Industry Foundation Classes)ファイル形式」が多く利用されています。

電気設備の設計にBIMを積極的に活用しよう


いかがでしたでしょうか。電気設備での利用に際しても、BIMは便利に活用できることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

国土交通省も推進しているBIMは、データを一元管理できるなど、設計を行うにあたってのメリットがたくさんあります。この記事も参考に、ぜひ導入を検討してみて下さい。


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

RECOMMEND

おすすめ求人

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら