【資材を学ぶ⑤】粘土焼成品の種類と使用箇所


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粘土焼成品というのは、粘土を練って形を作り、高熱で処理することで作られるものです。
壺や食器などを作る際にも用いられる手法ですが、建築資材の中にも粘土焼成品がいくつかあります。
ここでは、建築資材として使用されている粘土焼成品の種類と、使用されている箇所について見ていきましょう。
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種類
壺や食器などはちょっと衝撃が加わっただけで割れてしまうことが多いでしょう。
同じ粘土焼成品でも素材や製法によって強度や外観に大きな差があります。
粘土瓦
粘土瓦は大きく分けて釉薬瓦といぶし瓦、無釉瓦の3種類あります。
釉薬瓦は、練った粘土に釉薬を塗り約1,130度の高温で熱して作るものです。
表面はガラス質の釉薬層の膜で覆われますが、この釉薬層の膜が耐久性を高めています。
いぶし瓦は素地の状態で焼成してから、灯油などでいぶして作る粘土瓦です。
表面には炭素膜が形成されて、全体的に黒っぽい色になります。
無釉瓦は釉薬を使用せずに焼成して作る粘土瓦です。
金属酸化物などを混ぜる場合もあります。
煉瓦
煉瓦は粘土に頁岩や泥などを加えて直方体の型に流し込んで焼成することで作られる資材です。
通常は赤茶色をしていますが、酸素量や鉄分量などによって色合いが異なります。
タイル
建築資材として使用するタイルは陶磁器製のものが多いです。
防水性に優れている特徴を持ち、長く使用しても経年劣化することはほとんどありません。
規則的に並べて使用することで、外観も見栄え良く彩れます。

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使用箇所

粘土瓦は一般住宅の屋根材に使用されることが多いです。
金属瓦やセメント瓦などもありますが、粘土瓦と比べると使用されている数はそう多くありません。
粘土瓦を使用することで、屋根の耐久性を上げるとともに、外観を美しくすることができます。
また、粘土瓦は飛鳥時代に百済から伝わったとされており、古くから寺院などの建物の屋根にも使用されてきました。
煉瓦は建物の外壁に使用されることが多いです。
煉瓦はヨーロッパで古くから使用されていた建築資材であるため、煉瓦を使用することで、洋風の外観に彩ることができるでしょう。
日本では、明治維新以降に公共施設などでよく使われるようになりました。
ただし、地震に弱いなどの理由から現在では大きな建物の外壁にはあまり使われていません。
仕上げ材として鉄筋コンクリート造の建物の外壁に貼り付けることはよくあります。
タイルは、お風呂場の床や内壁などに分かりやすい形でよく使われているでしょう。
サウナやトイレの内壁にもよく使われています。
タイルを見るとお風呂場やトイレなど、湿っている場所や水を使用する場所をイメージする人は多いでしょう。
外観と実用面の両方で役立つ
粘土焼成品の建築資材は、デザイン性に優れた外観をしているものが多いですが、防火性や防水性に優れており、実用面でも役立っています。
使用できる箇所は限られていますが、良い建物を作る上で欠かせない建築資材です。
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