建設業から新分野への進出:福祉関連
近年、建設業から新分野へ進出が進んでおり、福祉関連もそのひとつです。
本記事では、施工管理技術者も覚えておきたい福祉関連への進出事例について紹介します。
進出事例
厚生労働省による「建設業から新分野への進出事例」では、福祉関連への進出について主に以下のような事例が紹介されています。
※出典元:厚生労働省「建設業から新分野への進出事例」
明るく楽しい介護を目指す
福島県の建設会社では、地域に貢献する取り組みとして社会福祉法人を設立しました。
居宅・訪問介護事業をまず始め、次に特別養護老人ホームを開設しました。
老人ホームは社員120名とボランティアで、200名以上の高齢者の世話を行っています。
高齢者のための生活サービス事業
新潟県の土木工事業者は、在宅介護事業に着手しました。
より地域に貢献すべく、一般的な介護サービスよりも一歩踏み込んだサービスを提供しています。
たとえば家の草取りや屋根の雪下ろしなど「よろず生活サービス」などの請負を行っています。
介護用住宅改修と福祉用具の販売・レンタル
山口県の総合建設会社では、高齢者や障害者が快適に生活する上で欠かせない居住性が、建設業と密接に関係していると考えました。
そこで住宅改修や福祉用具の販売やレンタル事業に着手します。
住宅改修にはケアマネージャーが作成する「住宅改修を必要とする理由書」が必要ですが、理由も建設業であればすぐに分かるため作成しやすかったそうです。
福祉の種類
ここでは福祉と介護の種類について紹介します。
出典:厚生労働省「福祉・介護」
障害者福祉
障害のある人も地域の一員として共に生きる社会づくりを目指し、障害者福祉サービスを始めとする障害保険福祉施策が推進されています。
さらに障害者制度の改革も行われています。
生活保護/福祉一般
生活保護やホームレスなど生活に困窮している人への支援や社会福祉法人制度の整備が行われています。
また同時に社会福祉士や介護福祉士の育成やボランティア活動の推進などの整備も行われているのが特徴です。
介護/高齢者福祉
高齢者に介護が必要になった場合でも自立した尊厳ある生活を送ることができるように、保健医療や福祉サービスの確保などが行われています。
また将来にわたって安定してサービスが受けられるように、介護保険制度の確立にも力を入れています。
福祉分野への進出も盛ん
建設業から福祉関連分野への進出をする企業の事例を紹介しました。
建設業としての経験があるからこそ、住宅改修を必要とする理由書の作成がしやすかったなどの事例もありました。
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