施工管理なら知っておきたい!建設現場で活用する重機の故障・修理箇所:ユンボ
砂地で作業することが多いユンボ(ショベルカー)は、定期的にメンテンナンスをしていても故障や不具合が発生するケースがあります。
いざというときに慌てずに対処できるように、代表的なトラブルの現象と原因、処置方法についてまとめたので参考にしてください。
ユンボの故障・トラブルの種類
ユンボの故障や不具合の原因は大きく「エンジン」、「電装品」、「車体」の3つに分けられます。
それぞれの代表的な例を以下でピックアップしました。
故障・トラブルの特徴一覧
・エンジンの出力不足、ランプ点灯(エンジン関係)
まず考えられるのは「エンジンオイルの油量の不足」です。油量を確認し、足りていない場合は給油しましょう。同時にオイル漏れやメーターが壊れていないかもチェックすることをおすすめします。
そのほか、エンジンフィルターの目詰まりやエンジンオイルの圧力スイッチや配線が切れているケースも考えられます。
エンジンフィルターが詰まっている場合は交換する必要があり、配線切れていたら修理しなければなりません。
・黒煙が出る(エンジン関係)
機体から黒煙がでる場合は、「作業過負荷」、「エアクリーナーエレメントの目詰まりやごみなどの蓄積」、「燃料不良」、「圧縮不良」、「燃料噴射バルブの噴射」、「EGRバルブの故障」などを疑いましょう。
機体に大きな負荷がかかっていればそれを見直し、目詰まりには掃除・交換で対応します。燃料不良は指定されている燃料以外を使用している場合に起こることが多いので、給油した燃料を確認し、交換します。
その他の3原因は、点検と修理が必要なので少しの間、作業が止まってしまうことも想定しなければなりません。
・ライトが暗い(電装関係)
電装関係で発生しやすいのが「ライトが本来の明るさではない」というトラブルです。配線系統・ジェネレータ-の不具合によって、本来の明るさを保てないケースが多いので、まずは該当箇所を点検しましょう。
・スピードが出ない(車体関係)
出力を上げても車体のスピードが伴わない場合、原因として「油圧ポンプの故障」、「作業油量不足」、「フィルター目詰まり」、「油圧シリンダーの破損」などが考えられます。それぞれ点検した後、油圧ポンプの交換や修理など適切に対応する必要があります。
定期的なメンテナンスを
トラブルや不具合は急に発生することが多いですが、定期的にメンテンナンスを行ったり、信頼できるリース会社から車体を借りることでリスクを減らすことが可能です。
作業を止めて工期が伸びてしまわないためにも、普段から重機の故障について対策を練っておきましょう。
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