あなたの現場にも投入されるかも!?まるで忍者!特殊高所技術とは

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建設工事において、高い所で作業をする場合には足場を組んだり重機を使用したりするのが一般的です。
しかし、特殊高所技術という足場も重機も使わないで高所での作業を可能にする技術もあります。
現場監督の仕事をしているなら、自分の管理する現場で、この特殊高所技術を用いることがあるかもしれません。
では、特殊高所技術について詳しく見ていきましょう。
国土交通省に認められている安全性の高い技術
特殊高所技術とは、高強度のロープやハーネスなどを用いて、高い場所に接近する技術です。
まるで忍者のように思えるでしょう。
足場や重機を使用しないため、ロープやハーネスだけが身体を支えていることになります。
スポーツ競技であるケイビングに使用されていた技術を元にして確立されました。
かなり危険を伴う作業ですが、国土交通省に有用な新技術として安全性を認められています。
特殊高所技術を用いて作業を行うときには、ロープに2点以上の支点を設けて行います。
そうすることで力が分散されて、1つの支点にかかる力は小さくなる仕組みです。
作業前には仮荷重テストも十分に行い、支点が外れたりロープが切れたりするのを防止します。
メインロープの他にバックアップロープも使用しているため、万が一ロープが切れてしまっても事故を落下防止できます。
また、安全のために特殊高所技術を用いて作業しているときには、上下作業を禁止するなどの措置が採られることが多いです。
そして、特殊高所技術を用いた作業を行う作業員は、講習を受講しレスキュー技術なども習得しています。

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特殊高所技術を用いるメリット
特殊高所技術を用いることで、足場なしで高所での作業や調査などが可能になります。
長時間の作業が必要な場合には、足場を組んでじっくりと行いますが、ごく短時間で済む作業や調査などもあるでしょう。
そのようなときに、特殊高所技術を用いるとことが多いです。
特殊高所技術なら足場を組んだり重機をリースしたりする必要がありません。
短期間で作業を終わらせることができて、費用も節約できるのが大きなメリットです。
主に橋梁、吊橋や斜張橋などの劣化具合調査や安全度調査、簡易補修などを行うときに、特殊高所技術を用いています。
また、特殊高所技術を用いて作業を行う際には、特に届出などは必要ありません。
特殊高所技術を行える作業員さえいれば、現場の判断で行えます。
特殊高所技術を用いる際には安全面での配慮を徹底しよう
特殊高所技術を用いれば、高所の外壁などを調査したり簡易補修したりするときに、短時間で行えます。
安全性も高く、今後はどんどん導入されていくかもしれません。
もし自分の管理する現場で特殊高所技術を用いる機会があれば、安全性に配慮した対応をしていきましょう。
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