配管工事に関わる施工管理者がおさらいしたい工法:インサーティング工法

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インサーティング工法は、断水せずに本管の分岐やプラグ・バルブなどの挿入を行う方法です。
大口径、高水圧管にも施工可能な工法です。
この記事では、施工管理技士ならおさらいをしておきたい不断水工法の一つである「インサーティング工法」について紹介します。
インサーティング工法とは
インサーティング工法とは、断水せずに既設管の分岐やプラグ・バルブなどの挿入を行う方法です。
断水せずに工事を行うので、工事時間を短縮し、工事費用も削減できます。
インサーティング工法の種類と特徴一覧
1. 取り付け
既設管に割T字管や二つ割離脱防止押輪の取り付けを行います。
その後水圧試験を行い、確実に取り付けられたと判断したら、弁と穿孔機を取り付けます。
2.穿孔
作業弁を開き、穴を開けます。
作業弁の開閉によって、穿孔後も流体が外に漏れないようにします。
3.仕切弁を閉める
穿孔完了後は仕切弁を閉じます。
4.切片回収
切片を回収し、作業弁を閉じます。
カッターには落下防止装置がついているので、穿孔終了後も切片が割T字管に落ちることはないです。
5.バルブ・プラグ設置
穿孔機を外し、挿入機とバルブ・プラグを設置します。
所定の位置までバルブとプラグを挿入したら、仮止めの固定ネジを締めます。
漏水がないか確認し、挿入機と作業弁を取り外し、上蓋を取り付けて完成です。
インサーティング工法は断水せずに任意の場所にプラグを挿入できます。
管の上部だけを穿孔し、弁体を挿入することで短時間で施工可能です。

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インサーティング工法で使われるバルブ
インサーティング工法ではさまざまな種類のバルブが使われます。
ここでは一部のバルブを紹介します。
インサーバルブⅣ
水の流れを遮断する際に使用するバルブです。
開閉操作が容易で、規格の仕切弁を設置できます。
インサーバタフライ弁 IB
既設管に、バラフライ弁を設置する際に使われる弁です。
既設管路の所定の位置にインサー割T字部を設置し、バタフライ弁を挿入・設置します。
インサープラグ IP
既設管の流れを遮断する際に使われるバルブです。
既設管の所定の位置にインサー割T字部を設置し、既設管本体の一部を穿孔してプラグを挿入します。
断水せずに止水プラグの設置が可能です。
不断水工法の一つ
インサーティング工法は、不断水分岐工法と同じく不断水工法の一つです。
断水せずに既設管の分岐やプラグ・バルブなどの挿入が可能なため、断水の告知や給水車の手配などが不要です。
そのため工期の短縮、工事費の削減などが期待できます。
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