電気主任技術者の本音:やりがいや仕事内容について
電気主任技術者の資格は国家資格で今の日本には欠かせない資格の一つです。転職がしやすいといったメリットがあるようですが、本音はどうなのでしょうか。仕事の内容や資格を活かすことへのやりがいについてまとめてまいります。
電気主任技術者の仕事内容
電気主任技術者の資格を取得すると、変電所・発電所(第三種は除く)工場やビルなどの電気設備の保安監督業務にたずさわることができます。デイリーの業務内容としては、電気設備の定期点検業務やそれに関連する日報等の作成、保安規定の作成などが中心となるようです。
また、事業所内で電気工事が入る場合、工事計画から施工までの管理を一手に請け負うこともあります。
なかでも、「保安監督業務を行う電気主任技術者」として選任された場合は、経済産業省内にある産業保安監督部へ選任届を提出する必要があります。
業務中注意しなければいけないこと
電気主任技術者として、数多くの作業員を束ねる立場にある場合、業務中の事故には十分注意をしなければいけません。例えば、事業用電気工作物の工事中の感電事故や運転操作ミスによる事故、劣化や保安点検不足、工事ミスによる事故は「些細な事」ではすませることができません。電気火災や大規模停電といった大きな事故に発展することが常です。
このような軽微なミスでも、保安監督業務に不備があり起きてしまった「事故」の引責は保安監督責任者である電気主任技術者に課せられます。事故の全容解明に協力するとともに、労働基準監督署や警察・消防などからの事情聴取に応じなければいけません。
まとめ
「責任がついて回るからこそ、仕事にやりがいを感じる」「電気設備があるうちは資格をフルに活かせるし、求人のニーズも高い。だからこそ、自分のスキルを試せる」という声もあります。
どんな業務にも責任は課せられますし、問題解決のために奔走する仕事は存在します。電気の安全を守るスペシャリストとして、手持ちの資格を生かしていきませんか?
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