【海外の建築物ってこうなの⁉シリーズ】中国の建築編
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海外と日本では風土や文化も異なるように、建築物の特徴や建築方法も異なる部分があり、日本と比較すると驚くようなこともあります。
今回は、同じ東アジアにある中国の建築事情について注目してみましょう。
目覚ましい経済発展を続けている中国では、次々に高層ビルが建築されていますが、注目すべきは高層ビルを完成させるまでの日数です。
では、驚愕のスピードで建築される中国の建築の特徴をご紹介します。
57階建てビルを19日間で完成!
2015年に中国湖南省長沙市で、わずか19日間で57階建てのビルを完成させたことが大きな話題となりました。
これは、小天空城市(ミニスカイシティ)と呼ばれるビルで800世帯の住居エリアとオフィスエリアから構成されている建物です。
計画当初は天空城市(スカイシティ)という97階建て、高さ838メートルに達する世界一の高さのビルを建築する予定でした。
しかし、建設認可の法的な手続きが完了していないとの理由で着工からわずか4日で建築中止命令を受けてしまいました。
その後、計画が見直されて57階建てのビルとして建築することが決定し、完成したのが天空城市の小さいバージョンを意味する小天空城市です。
世界一の高さになる予定だった計画当初の97階建ての天空城市も、基礎を含まない工期は7か月の予定だったとされ、中国の建築スピードの速さを物語っています。
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なぜ短期間で建築できるのか
19日間で57階建てを完成させた小天空城市の建築中の動画がインターネット上に公開されています。
それによると1日3フロアずつ完成させ、日没後もライトを照らしながら作業をし続ける様子が確認できます。
中国では、この小天空城市以外にも30階建てのビルを15日間、15階建てのビルを6日間で建設した事例があります。
日本では想像もできない建築スピードですが、工場で作られたパーツを現地に運んで組み立て、積み上げていく作業方式をとっているようです。
建築作業の90%を工場で製造するため、現地での作業が最小限に抑えられると言います。
また、工場での作業には数万人、現地での作業には数千人単位の労働者が関わるとも言われ、労働力が豊富な中国ならではの建築手段であると言えるでしょう。
圧倒的なスピードと圧倒的な労働者数
急激な経済発展が進む中国では、高層ビルの建築もハイスピードで進められています。
圧倒的な建築スピードを実現するのは、パネル工法のように工場内でパーツを仕上げ、現地で組み立てていくという工法と夜も休まずに建設を続ける24時間体制の工事であること、そしてそれらを支える何千、何万人という単位の作業員です。
労働人口の多い中国だからこそ実現できる建築方法であり、この建築スピードと労働者の多さこそが中国の建築の特徴であるとも言えるでしょう。
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