【施工管理技士が知っておきたい配管道具のアレコレ】パイプレンチ
パイプレンチとは主にパイプを回すための道具です。
歯部がパイプにがっちりと食いつき、ハンドルを操作してパイプを回します。
この記事ではパイプレンチの種類について紹介します。
パイプレンチの種類
パイプレンチは主にパイプを回す際に使う道具です。
丸いパイプに上顎部分の歯はがっちり食いつくことで、パイプを回せるようになります。
しっかりつかむためパイプに傷がつくので、傷がついても大丈夫なパイプで主に使用されます。
丸ナットと呼ばれる部分を回し、口の開閉を行います。
・白管用
口部分に設けられた歯が粗いレンチです。
軽くて扱いやすく、ガス管や水道管などに使われることが多いです。
・被覆管用
口部分に設けられた歯が細かいレンチです。
管に傷がつきにくいので、被服部分に傷をつけたくない場合に適しています。
・コーナーレンチ
ハンドルに対して90度になっているレンチです。
通常のパイプレンチが入らない場所に使われます。
またジョウ部分がグリップと平行に開くので、頭上や壁面での作業に適しています。
作業可能な管の外径と呼び寸法を確認し、適したものを選びます。
・チェーンレンチ
つかみどころのないパイプを挟んで回すのに向いています。
チェーンの取り付け範囲を変えることで、豊富なサイズの管に対応可能です。
管にチェーンを巻き付けるので、外れにくく、力を入れやすいのが特徴です。
またチェーンさえ入れば、狭い場所でも作業できます。
パイプレンチでは対応できないような大きな径のパイプにも適しています。
・フランジレンチ
フランジを締め付けるための専用工具です。
全長と管の外径を確認しましょう。
・ベルトレンチ
先端がベルト状になっているレンチです。
金属ではなくベルトのため、管に傷をつけずに作業が可能です。
・モーターレンチ
複数のサイズの管やナットをねじるのに向いています。
他のパイプレンチなどでは口開きが足りない時や、六角ナットを回す時に適しています。
また洗面台の下側にある排水管の継ぎ手を締める際にも使用されます。
縦側のものも販売されています。
・フレアナットレンチ
先端にパイプを通すための隙間があるのが特徴のレンチです。
クラッチホースやブレースホースのボルト作業が行うのに向いています。
用途によって使い分ける
パイプレンチはさまざまな種類があるので、パイプの素材や径によって使い分けます。
安全対策と点検を十分に行い、適切な使用を心がけます。
また施工管理技士は、どの作業にどのパイプレンチが適しているのか覚えておきましょう。
関連記事:
【施工管理技士が知っておきたい道具のアレコレ】ドライバー
【施工管理技士が知っておきたい道具のアレコレ】サンドペーパー
【施工管理技士が知っておきたい道具のアレコレ】ナットランナー
当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。
おすすめ求人
編集部
建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。
株式会社夢真 コーポレートサイト