施工管理者なら知っておくべき重機メーカーの歴史:コマツ
コマツは日本の重機メーカーのひとつです。
英語表記は「KOMATSU」で、建設機械のシェアは日本で1位を誇り、コマツを含むコマツグループは合計258社で構成されています。
ここでは、施工管理者なら知っておきたい重機メーカーである、コマツの概要や歴史について紹介します。
重機メーカーコマツとは
コマツは正式名称を「株式会社小松製作所」といいます。
東京都港区に本社があり、呼称として「コマツ」が広く用いられています。
2018 年度の建設機械・車両部門売上高は北米が最も多く、次いでアジア、中南米、日本と続きます。
コマツの歴史
コマツは1917年1月に竹内鉱業株式会社が小松鉄工所を開設し、自社用工作機械や鉱山用機械を生産していました。
1921年に竹内鉱業株式会社から小松鉄工所を分離独立させ、株式会社小松製作所を設立しました。
そして1924年には市販プレス機第1号、1931年10月に農耕用トラクターの国産第1号を完成させます。
1934年に7月に東京株式取引所に株式上場し、1935年には高級鋳物や特殊鋼材の研究や製造を開始します。
1943年には国産ブルドーザーの原型とされる「小松1型均土機」を製作、1947年12月には「D50ブルドーザー」1号機を完成させました。
1951年に本社を小松から東京(千代田区丸の内)へ移転させます。
その後1953年1月にフォークリフト、11月にダンプトラック・特殊車両を製作し、1968年には油圧ショベルなど次々と工事用機械の生産を開始します。
1981年11月には日本品質管理賞を受賞しました。
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新しい技術を次々と開発
- 1998年にKOMTRAX(機械稼働管理システム)開発します。
- 1999年9月には世界最大のメカニカルドライブ式ホイールローダーの「WA1200」を新たに発売しました。
- 2001年7月には、機器にKOMTRAXが標準で搭載されるようになりました。
- 2008年1月には無人ダンプトラック運行システム(AHS)を初めて世界市場に導入し、同年の6月にはハイブリッド油圧ショベルも世界で初めて市場に導入しました。
- 2013年6月には世界最初の自動ブレード制御機能を搭載した中型ICTブルドーザーを市場導入しました。
- 2015年2月には建設現場ICTソリューションの「スマートコンストラクション」を開始しました。
- 2017年4月にはアメリカの大手鉱山機械メーカーである、ジョイ・グローバル社を買収し、「コマツマイニング株式会社」に社名変更しています。
日本が世界に誇る重機メーカー
コマツは日本でも海外でも高い評価とシェアを誇る重機メーカーです。
新技術を次々と導入しており、今後も世界中の建設・工事現場で活躍が期待されています。
※出典元 :コマツ「沿革」
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