施工管理者必見!建設現場の最新技術:墨出しロボット
墨出し作業は建設現場で最初に行う大切な作業ですが、近年ではこの作業を自動でこなせるロボットの開発が進んでいます。
ここでは墨出しロボットの概要や導入のメリットを解説するので、施工管理者の皆さんも参考にしてください。
建設現場で活躍する墨出しロボットとは
まず、最新の墨出しロボットの仕組みから説明していきます。
墨出しロボットは市販のレーザー測量機との組み合わせによって墨出し作業を自動で行うことができます。
レーザー測量機がロボットに設置されているパソコンと通信を行うことで距離を測り、墨出し地点まで動きます。
そしてパソコンに作成されている墨出しデータをもとに、自走しながら墨出し作業を行っていきます。
現在では実際の建築現場での実証実験も済んでおり、実用化が進んでいます。
またロボットは年々小型化されており、安価にかつ軽くなっています。
そのため次第にイニシャルコストやランニングコストが軽減されることも期待できます。
そして、OAフロアのサポート、設備用アンカー、間仕切り壁も含め多様な状況で活躍できるロボットの開発も進んでいるのです。
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建設現場に墨出しロボットを導入するメリット
続いて、建設現場に墨出しロボットを導入することでどのようなメリットがあるのか解説します。
墨出し作業を手作業で行う場合では、「図面の確認」、「ポイント付け」、「墨出し」と三つの工程が必要になります。
そして、こうした工程には熟練の作業者が複数名求められます。
それに対して墨出しロボットが墨出し作業を行う場合は、図面をパソコンにデータとして取り込みロボットを稼働させるだけで行うことができます。
そのため図面データを取り込むことさえできれば熟練作業者は必要ありません。
また、図面データさえしっかりしていればヒューマンエラーを防止することにも繋がります。
安価で自走する墨出しロボットが実用化されれば、墨出し作業のコストを大きく減らすことができるのです。
ロボットは無人で稼働させることもできるため、夜間などの人がいない時間に墨出し作業を行うこともできます。
それによって人的コストをさらに削ることも可能です。
また、ロボットの活躍で余裕が生まれた熟練の作業者には、より専門性が高い高難易度の仕事を任せることができるようになります。
簡単な作業をロボット、難しい作業を熟練の作業者と分担できるようになれば、工事全体がより効率的なものとなります。
最新技術のメリットを理解しよう
今回は、墨出しロボットの仕組みや開発段階、導入のメリットを解説しました。
施工管理者としても墨出しロボットを始めとした有用な最新技術への理解を深め、これからの業務に活かしていきましょう。
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