【業者に丸投げはNG】色んな工事に必要!仮設電気設計のノウハウについて紹介します!
建設現場の仕事と聞いて、建物を作るための作業をイメージするでしょう。
しかし、建物を作るための作業に入る前の段階で仮設電気工事を行わなければなりません。
そのために必要なのが仮設電気設計です。
仮設電気設計の良し悪しは作業効率に大きく影響するので軽視できません。
では、仮設電気設計のノウハウについて紹介していきます。
仮設電気設計とは何か?
建設現場では、大きな重機や搬送用のエレベーターを使用するでしょう。
照明器具を使うこともあります。
こうした道具は、電気がないと動きません。
職人が作業で使用する道具もほとんどが電気を使う道具です。
そのため、建設現場では電気を使用できる状態にしておく必要があります。
近くの電柱から電気を引き込んで分電盤を設置するなどの工事をしなければなりません。
その工事が仮設電気工事です。
そして、現場監督は仮設電気工事の元となる仮設電気設計を行います。
職人たちが作業しやすい環境を作ることは現場監督の大切な役割です。
コンセントの設置箇所や照明器具の場所などは、基本的に現場監督が考えます。
このとき作った仮設の電気設備は、工事が完了するまで使うことになります。
細部まで意識することが大切
仮設電気設計は最初から最後まで全てを現場監督が行うわけではありません。
一部を電気業者に任せるケースが多いです。
仮設電気工事も電気業車が行います。
中には仮設電気設計を全て業者に任せる現場監督もいるかもしれません。
全て電気業者に丸投げしても、一応電気を引くことはできます。
しかし、業者に丸投げはあまりおすすめできません。
分電盤や電源などを設置する細かな位置は、現場監督が決めるのが望ましいです。
電気業者に丸投げしてしまうと、使いづらい位置に設置されてしまうこともあります。
そして、設置場所や電線を這わせる場所などを決めるときには、細部まで意識して考えることが大切です。
中には、大雑把にしか考えない現場監督もいるでしょう。
しかし、電源や照明の位置が少し違っただけでも、作業効率に大きく影響する場合があります。
設置場所が悪いせいで、残業が増えてしまうこともあるでしょう。
仮設の電気設備が使いにくいと、職人たちからの不満も募ってきます。
大まかな設置場所を考えたらすぐ決めず、もう少し位置をずらすとどうなるのか、検討してみた上で決めるといいかもしれません。
仮設電気設計は職人の目線に立って行おう
仮設電気設計の良し悪しは作業効率に影響してくることが多いです。
小さな影響でも積み重なると大きくなっていきます。
実際に道具を使って作業する職人の目線で考えて、細部まで意識しながら仮設電気設計を行いましょう。
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