屋根の構造設計に注目!建て替え前の国立代々木競技場を振り返る
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国立代々木競技場は1964年、東京オリンピックの開催のために建設された建物です。
現代では考えられない短い工期と、世界でも珍しい吊り屋根式の構造が注目を集めました。
そんな国立代々木競技場の屋根はどんな構造になっているのでしょうか。
構造の詳細やオリンピックとの関係などをご紹介します。
国立代々木競技場の構造設計
国立代々木競技場といえば、世界に類を見ないワイヤーロープの「吊り屋根式構造」が有名です。
吊り屋根構造は、1本の柱もない空間を作り出すべく構想されたものです。
126mの距離を置いて40mの2本の支柱を立て、その間に直径約33mのメインケーブルをつなぎます。
そして左右にワイヤーロープを巡らした上に、大きな屋根をかけていきます。
またワイヤーのみだと屋根が歪んでしまうので、直角方向のワイヤーは鉄骨に変更されました。
この前代未聞の構造設計を担当したのが建築家の丹下健三です。
丹下健三は東京オリンピックを開催する建物として、ダイナミックさはもちろん一体感にこだわったといいます。
選手と観客、それが一体となるために編み出されたのが柱のない空間でした。
世界のどこにもない建築構造のため、スタッフは挑戦の連続でした。
また工期も短く、150日しかなかったといわれています。
それでも丹下建三が目指した目標を達成すべく、スタッフ一丸となって完成したのが国立代々木競技場です。
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国立代々木競技場とオリンピック
そもそも国立代々木競技場は東京オリンピックの開催地として建設されました。
当時は戦後の混乱期から立ち直り、高度経済成長期に入るくらいの日本にとって、東京オリンピックはどうしても成功させたいイベントでした。
結果的に現代では考えられない短い工期のもと完成したのは、世界でも類を見ない吊り屋根を配置した競技場です。
その国立代々木競技場も、2020年に開催される東京オリンピックのメイン会場とすべく建て替えられる予定です。
最新の耐震基準を満たすために柱の補強など約22ヶ月間の改修工事が予定されています。
しかしあの特徴的な、そしてシンボルである外観のデザインは変更されないと発表されています。
日本のオリンピック開催を支えた国立代々木競技場
国立代々木競技場は1964年の東京オリンピックの競技場として使用するために建設された建物です。
吊り屋根式という例を見ない建築方法は、今でもオリンピックの伝説として語り継がれています。
2020年の東京オリンピックを機に改修が予定されており、また新たな伝説が作られるのを目撃することができるのではないでしょうか。
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