建築現場の火災を防げ!現場監督が行うべき火災防止の施策とは!
建設現場の火災を防ぐために必要な対策を紹介していきます。
防火設備はもちろんのこと、作業員の防火、安全に対する意識を高めるために現場監督ができることについても解説していきます。
特に経験の浅い現場監督はぜひ参考にしてほしい内容となっています。
整理整頓も防火対策の一つとなる
建設現場での火災の原因で多いのは、溶接・溶断作業時に発生するスパークや火花が燃えやすい資材に引火するケースです。
また、タバコの不始末、あるいは放火によって火災が起きた事例があります。
放火に関しては外部の人間によるものが多いですが、作業時の火災は、作業員の心がけで防ぐことができるものです。
例えば、溶接で火花が飛び散るのであれば、その作業の周辺には不燃性のシートを使って燃えやすい資材を守る対策や消火栓の準備をすることが大切です。
そしてタバコは、必ず特定の位置での喫煙を徹底したり、喫煙時間、喫煙者の把握を現場監督がするなどの対策が必要です。
日々の防火も大切になります。
資材の整理整頓は、防火にも役立つだけでなく、作業効率のアップにもつながります。
もちろん、引火しやすい危険物や塗料、シンナーは保管庫に入れて管理することで、当然ながら、延焼拡大防止ともなります。
誘導灯、非常ベル、自動火災報知設備も完備し、消化器やスプリンクラーの設置も必要でしょう。
言うまでもなく、作業員全員が非常口を把握するのは、日々行いたいことです。
最大の防火対策は作業員一人ひとりの意識
いくら防火設備を完備してもその現場で働く作業員が防火に対しての知識が無かったり、火災防止の意識が低ければ、現場で安全に作業することは難しいでしょう。
そのためにも現場監督が日々、事故防止、火災防止の意識を自ら高め、それを作業員に伝えることが大切です。
道具や資材の整理整頓は防火対策の一つで、さらには定期的に防災訓練や消化器の使い方の練習を行うことも大切になります。
火元責任者ともしっかりと情報共有を行い、万が一のことを考えて、綿密に話し合いをしておくべきでしょう。
建設作業に追われる毎日が続くと、「面倒くさい」「いつもこのやり方でやってきて、今まで火災が起きたこと無い」などと思う作業員がいると、防火の意識は低くなり、火災が起きる可能性を高めてしまいます。
現場監督が率先して対策に乗り出すことの大切さ
安全面の管理や意識の低下は最悪の場合、人命にかかわる大事故につながりかねません。
日々の防火対策は現場監督自身が率先して行うことで、周囲の作業員にも意識付けることができます。
そうすれば、現場での作業での安全性が全体的に向上していくでしょう。
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