今使っている道具はいつからあった?【レンチ・スパナ編】
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今は当たり前に使っている工具や道具ですが、いつごろから使われているものなのか、その工具の歴史を考えたことはありますか?
今回は、レンチとスパナの歴史をご紹介します。
レンチと呼んでいるもの、スパナと呼んでいるもの、似たようなものもありますがレンチとスパナの間に違いはあるのでしょうか。
まずは、レンチとスパナの違いからみていきましょう。
レンチとスパナの違いは?
レンチとスパナは、締め具であるナットやボルトを回すための工具で、締め付けて固定したり緩めて取り外したりするための工具の総称です。
語源は、二つとも英語なのですが、レンチはアメリカ英語、スパナはイギリス英語といった違いがあります。
日本では、先端が可動式で挟む大きさを調整できるものをレンチ、先端が解放されていて挟む大きさが固定されているものをスパナと呼ぶことが多いようです。
しかし、明確に区別がなされているわけではありません。
先端が解放されていないメガネレンチやラチェットレンチ、T型レンチやL型レンチなどもレンチと呼ばれていることに加え六角棒スパナも六角レンチと呼ばれることがほとんどで、日本においてはレンチという呼称の方が総合的に好まれる傾向にあるようです。
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レンチ・スパナの歴史
レンチとスパナの歴史は古く、紀元前の古代ローマ時代の建築物にはレンチが用いられていたといわれています。
古代ローマ時代といえば、ローマ水道やコロッセウムなど優れた建築技術や土木技術が用いられた建築物が多く現存しています。
現存している建築物の多くにナットやボルトの原型が使われており、これらを締め付けるためにレンチやスパナが使われていたと考えられています。
この古代ローマ時代から産業革命あたりまでは、ナットやボルト、レンチやスパナは町にある鍛冶屋で作られていました。
ナットやボルトの大きさや細かな形状は製造元の鍛冶屋によって異なっていたため、当然それを締めるレンチやスパナもナットとボルトの製造元である鍛冶屋でなければ作れないものでした。
産業革命がおこる18世紀後半に入ると、ナットやボルトが大量生産されるようになってきます。
そのころにナット、ボルトの標準規格が定められると、それに伴ってレンチやスパナの規格も標準化されるようになりました。
そのためレンチやスパナも鋳型を使って作るようになり、同じ規格のものが製造されるようになりました。
現在のレンチ・スパナの製法には、ハンマー鍛造という鋳造よりもさらに強度を増す製法が採用されています。
古代ローマ時代から続く2000年以上の歴史
現在のレンチやスパナは、さまざまな種類が作られ、強度も精度も高められていますが、原型となるものは古代ローマ時代にあったとは驚きではないでしょうか。
古代ローマ時代は紀元前であり、レンチやスパナの歴史は2000年以上続いていることがわかります。
古代ローマ時代、コロッセウムやローマ水道を建設していたローマ人も同じものを使っていたのかと思うと、工具の歴史にロマンを感じてしまうかもしれません。
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