スラブ配管の施工図を活用する方法|メリットやおすすめのツールも紹介!

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「スラブ配管をするとき、施工図をどのように活用すればいいんだろう」
「なぜ墨出しをする必要があるのだろうか」
このように、スラブ配管をするときに施工図の活用方法や墨出しについて、知りたい人も多いのではないでしょうか。
本記事では、スラブ配管の施工図の活用方法や、施工において重要なスラブへの墨出しについて説明しています。
また、スラブへ墨出しをするメリットについても詳しく解説しており、墨出しをするために必要なおすすめのツールも紹介しています。
この記事を読むことで、スラブ配管の施工に対する知識が深まり、効率よく作業することができるようになるでしょう。
スラブ配管の施工に携わる人だけでなく、建設業界に転職したい人なども、是非参考にしてください。
目次
スラブ配管の施工図を活用するには?
現場でスラブ配管の施工図を活用すれば、施工前に実際の位置を見て配管のルールに従って設計されているか確認することができ、施工の安全性につながります。また、施工図を基に作業を進めることで、効率よく正確に作業できるでしょう。
現場で確認して施工図に問題がある場合は、誤った配管をしないように、施工図を設計者に修正してもらってから施工を行うようにしましょう。
スラブ配管の施工で重要な役割

スラブ配管の施工図を基に作業を進めていくには、まずスラブへの墨出しが重要です。
施工図を見ながら配管作業をすると、途中で寸法の間違いを起こしてしまったり、風や雨による図面の破損等で作業効率が落ちてしまったりする可能性があります。
スラブに墨出しをして、配管の位置を明確にしておくことで、その後の作業を効率よく進めることができます。
しかし、コンクリート打ちっぱなしなどスラブがそのまま仕上げ材になる場合は、消せないもので墨出ししてしまうと跡が残るため、消せるもので墨出しする必要があり注意が必要です。
スラブへ墨出しをするメリット5つ
ここまで、スラブ配管の施工で墨出しは重要な作業であることを解説しました。
ここからは、スラブへ墨出しをする具体的なメリットを5つ紹介します。これらを知って作業に活かすことで、安全で効率的に施工を進めることができるでしょう。
- 誰でも加工ができる
- 作業が分担しやすい
- 問題が事前に見つかりやすい
- アンカーの位置を決めやすい
- 作業の引継ぎがしやすい
1:誰でも加工ができる
スラブに墨出しをしておくと、誰でもその場で配管の加工をすることができます。
墨出しした線は実寸なので、墨出し作業を行った人以外でもそれに従って作業が可能です。
しかし、墨出しだけでは配管のレベルまでは確認できない場合があるため、配管のレベルや特殊な継手を使っていないかなどを、墨出しした人に確認する必要があります。
2:作業が分担しやすい
予め墨出しを行っておけば、アンカーの位置や配管ルートが明確に把握できるため、複数人で作業を分担して進めることができます。
アンカー打設担当や配管加工担当、バンド吊り担当などに分けて作業することで、作業効率がアップし、工期を短縮することができるでしょう。
3:問題が事前に見つかりやすい
施工前に墨出しをすることは、問題点を事前に把握できることにつながります。

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図面上では確認できなかった障害物があったり、実際には作業するスペースがなく配管を通すことができなかったり、さまざまな問題点を事前に見つけられることで、無駄なく安全に施工することができます。
4:アンカーの位置を決めやすい
配管を支持するためのアンカーは、配管の径や種類によってピッチが決まっています。
墨出しをしておくことで、実際にどの部分にアンカーを打つのか、何ヵ所必要なのかを把握することができます。
それによって、必要なアンカーの個数を用意することができ、アンカー打設者も間違えることなく打設できるでしょう。
5:作業の引継ぎがしやすい
現場が大きくなったり、工期が長くなったりすると、作業者が変わる場合があります。
そのような場合でも、墨出しがされていれば現場で確認することができるため、作業の引継ぎがしやすいでしょう。
ただし、墨出しだけでは分からない注意点などは、事前に伝えておきましょう。
スラブ配管の施工図だけでは対応が難しい場合
スラブ配管の施工図は平面図で描かれているため、機械室やシャフトなどの竪管が密集する場所や、配管が上下に重なっている場所を図面で表すことは大変難しいでしょう。
そのような場合は、施工図だけでなく立面図や3D図面を描いてもらいましょう。立体的に把握することで、現場での混乱を避けることが可能です。
スラブへ墨出しをする際におすすめのツール3選
スラブへ墨出しをするには、水平垂直を出すための測定器や、墨付け用のペンなどの道具が必要です。
ここからは、墨出しをする際におすすめのツールを3つ紹介します。墨出しを始める前の準備として、是非参考にしてみてください。
1:VOICE「レーザー墨出し器 5ライングリーンレーザー Model-G5」
墨出しにまず必要なのが、水平垂直を出すレーザーです。
VOICE「レーザー墨出し器 5ライングリーンレーザー Model-G5」は、地墨点から垂直に4本、水平110°にライン照射します。
専用アプリを使うことで、照射ラインやラインの明るさを手元のスマートフォンから操作することが可能です。
出典:VOICE 5ライン グリーンレーザー墨出し器 Model-G5|VOICE
2:Tajima「すみつけマーカー(耐芯6.0mm) 黒 SMT-BLA」
次に必要なのが、墨付けをするためのペンです。
Tajima「すみつけマーカー(耐芯6.0mm) 黒 SMT-BLA」は、コンクリートなどのザラザラした面でも減りにくい耐久芯を採用しており、現場のあらゆる面で書きやすいでしょう。油性なので、消す必要がある場面では注意が必要です。
3:ニッペ「ラッカースプレー JAPAN 透明クリヤー」
墨出しをするのにあると便利なのが、墨が消えないように保護する透明スプレーです。
現場では、埃や作業員の足跡で汚れて、墨が消えてしまうことがあります。ニッペ「ラッカースプレー JAPAN 透明クリヤー」は墨付けをした線などに吹きかけることで、墨を保護して消えにくくすることができます。
スラブ配管の施工図の活用方法を知ろう!
現場でスラブ配管の施工図を活用することで、配管位置の確認や問題点を洗い出すことができます。
さらに施工図に基づいて墨出しを行うことで、複数人での作業が可能になり作業効率をアップさせることができるでしょう。
本記事で紹介したスラブ配管の施工図の活用方法を知って、施工時の効率や品質の向上を目指しましょう。
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