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リフォーム工事で必要なアスベストの知識

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公開日時 2023.04.02 最終更新日時 2023.04.02

リフォーム工事を行う際に気をつけないといけないのがアスベストです。築年数の古い建物に入っている可能性が高いことや有害で有るということは分かっていても、実際どんな対策が必要なのか具体的なことを知る必要が有ります。特にリフォーム工事の解体時にはアスベストの対策をしっかりしないと現場の職人の人体に有害な影響が出る可能性が有ります。そんなアスベストについて現場での危険性や必要な法令知識についてもご紹介していきます。これからリフォーム工事に携わるすべての人に必要な知識になります。実際に現場で対応をする場合に困らない様にする為にも必要な知識を予め身に付けておいて安全な現場環境を作れる様に努めていきましょう。

アスベストって一体どんなもの?

アスベストって一体どんなもの?


「アスベスト」という言葉は建設業界では耳にすることが多いと思います。実際リフォーム業界では毎日という程アスベストという言葉を耳にします。よく聞く言葉だけど、実際はどんなもの?という方もいると思います。ではアスベストとは一体どの様な物なのか、建物のどの様な場所や材料に使用されているのか、どの様な年代に多く使用されているのか、過去に使用されていたことによってどの様な問題が有るのか基本的な部分に重点を置いてご紹介していきます。

アスベストの基本

アスベストは石綿(いしわた、またはせきめん)という読み方も有り天然の鉱物繊維です。不燃性、耐熱性に優れていて丈夫で変化しない特性があることから建築材料に関わらず様々な用途に使用されていました。中でもクリソタイル(白石綿)という分類のアスベストは世の中の大部分のアスベスト使用材の原料となっていて幅広く使用されていました。その他にもクロシドライトとアモサイトという種類も多く輸入され建材に多く使用されていました。とても優秀な性質を持っていて他にも断熱性や防音性、耐食性、耐摩擦性など建築材料には相性の良い天然鉱物で、使用が盛んな時代では「奇跡の鉱物」として活躍していました。主に住宅では屋根材や外壁材、室内の壁や天井の下地材に使用する石膏ボード、床の仕上げに使用するビニル床シートなどの材料に含まれていました。また、ビルなどの大きな建物では鉄骨の耐火被覆材としてアスベストを吹付けるなど様々な部分で使用が見られました。優れた性能を持っているので非常に多くの材料の中に含まれているアスベストですが、実は繊維が細かく職人が解体時の粉塵を吸い込み続けると体内に蓄積されて人体に有害が出る非常に危険なものだったのです。

アスベストの歴史

アスベストの国内での使用ピークは1970年代~1980年代になります。アスベストを大量に吸い込むと人体に悪影響を及ぼすという健康被害が有ることから徐々に規制の方向に向かっていきます。鉄骨の柱や梁の耐火被覆等にアスベストを吹き付ける行為は1975年時点で禁止されていて、2004年時点ではアスベストが1%以上含まれている製品の出荷が禁止され、2006年時点で法律が改正され0.1%以上含まれている製品の出荷が禁止となっています。建築基準法でも2006年時点で増改築を行う際にアスベストが使用されている建築物に対して除去を促進する形でリフォーム工事においても法での規制が成されています。世界中で使用されていたアスベストですが、人体への危険度が高いことから海外でも徐々に使用禁止とされています。万能な鉱物から一転、危険な材料として認知されていきます。日本でも度重なる法改正が行われていき、使用の制限が徐々にされていきます。アスベストは解体時に飛散する恐れが有ることから健康被害だけでなく、環境面でも大気汚染などの悪影響を及ぼすことから現在では使用禁止とされており法律面でも厳しい罰則が課せられています。実際のアスベストの問題例としては1995年の阪神淡路大震災の時に倒壊した建物などからアスベストが飛散し、瓦礫撤去の作業をしていた作業員が死亡したケースも有ります。またアスベストを含む建材を作っていた工場ではたくさんの中皮腫というがんを発症し、多くの死者を出した事件も有ります。

アスベストについて

アスベストの基本部分について重点的に紹介してきました。アスベストを使用した材料はとても丈夫で安定性が有るので住宅でもあらゆる部位で使用されてきました。丈夫なので使用されるケースが多く有ったことも事実です。現に1990年代~2006年の間でもハウスメーカーや工務店が建築する際に使用している材料にもアスベストが含まれている物が散見されます。年代としてはまさにリフォーム工事が必要な時期に差し掛かっていて、どこにアスベストが含まれているかを調べる必要が有ります。主にアスベストが飛散する状況というのは建物の解体時になります。解体工事が行われる前に建物のどの部分に使用されているか事前調査を行いましょう。事前調査はとても大切です。しっかりと調査をすることが安全な現場環境を作ることに繋がります。怠らない様に意識していきましょう。まとめると、特に大切なポイントとしては①危険性が表に出てくるまでは建材に限らず多くの材料に使用され、世界中で使用されていたこと。②危険なことが分かると徐々に規制されていき現在ではアスベストを使用した材料の出荷が認められていないこと。③現在リフォームが必要な年代の建物はアスベストが使用された建物の可能性が高いことです。リフォームではアスベストがどの様なものかを理解しておくことは大切なことです。

実際のリフォーム工事でよくある話


リフォーム工事ではアスベストに関しての問題やミスが散見されます。実際現場が動き出してからでは対策が難しくなり失敗に繋がります。またアスベストには飛散性等によってレベルが3段階有り、対策方法も様々です。リフォーム工事での失敗や問題点についてありがちなこと、アスベストのレベル毎にどの様な対策が必要かご紹介していきましょう。

事前調査をしていない

リフォーム工事の着工前にアスベストが入っているかどうかを事前に調査する必要が有ります。例えばリフォーム工事で外壁の一部を張り替える工事が有る時は、解体時に外壁を撤去する作業が有ると思います。その時にしっかりと事前調査をしておかないとアスベストが含まれている材料だと気づかずに外壁を切ってしまいます。その場合アスベストの粉塵が飛散して、知らず知らずのうちに体内に吸い込んでしまう可能性が有り、とても危険です。作業をしている業者だけではなく、飛散することにより近隣住民が吸い込む可能性も有り、トラブルの原因になります。事前調査は既存建物の設計図書を確認することや建物を建てた時の業者や既存で使用している外壁のメーカーが分かれば確認して判断ができると思います。建てた年代でもある程度判断は可能ですが、新築で建てた業者とリフォームを行う業者が違う場合、新築時の図面や仕様書が残っていないと判断が難しくなります。その場合に事前調査をせずに工事をしてしまう業者もいると思います。その様な状況は非常に危険です。不明な場合は専門機関に調査を依頼することも視野に入れ、明確にすることをお勧めします。

アスベスト処分費を見積りに入れていない

リフォーム工事でよく有るミスとして、アスベストの処分費を見積もりに反映せずにお客様へ提出してしまった場合です。例えば屋根の葺き替え工事で既存の屋根材から新しい屋根材に葺き替える場合です。アスベストの処分費は高いものとなっています。特に屋根材を葺き替える場合は面積も大きく処分費は高額になることが予想されます。事前に既存の屋根材を調べてアスベストが含有されているかどうか確認をして見積りに反映させることが必要です。屋根のリフォームを行う際は葺き替えではなく重ね葺きをお勧めします。屋根のカバー工法という方法でアスベストが含有された屋根材の上から新しい屋根材を葺く方法です。屋根材を撤去しない為、処分をする必要がないので処分費がかからずコストを下げることができます。状況や予算に応じてお客様に提案することも大切だと思います。プロとしてより良い提案を心掛けていくことも必要でしょう。

アスベストのレベルについて

アスベストには飛散の恐れが有るかどうかでレベル分けがされています。レベル1、レベル2、レベル3と有り解体時に発塵性が比較的低いものがレベル3です。主に天井や壁下地に使用されている石綿含有成形板や屋根材の石綿スレートがレベル3に該当します。アスベスト含有材は原則切ることは禁止されていて極力原型のまま梱包して運搬します。やむなく切断や加工をする場合は防塵マスクなどで防護に努め、飛散を抑える為に水を巻いて湿潤化をはかる等の対策をして作業を進めましょう。次に、発塵性が高いものがレベル2に該当します。主に耐火被覆材やボイラー、空調設備のダクトの保温材として使用されていて解体時には飛散が予想されます。レベル1は発塵性が著しく高い場合で、主に鉄骨造の柱や梁に耐火被覆材としてアスベストが吹付けられていました。レベル1とレベル2のアスベスト含有材を除去する際は、とてもたくさんの準備や機材が必要になります。例えば室内に吹付けられたアスベストを除去する場合は養生で隔離をして飛散を抑え、集塵機を可動、抑制剤を散布して湿潤化の状態にするなど、たくさんの対策が必要です。除去以外にも「封じ込め」や「囲い込み」という方法が有ります。封じ込めとは、吹付けられたアスベスト含有材の表面に固火材を塗ることで発塵を防止する方法です。アスベストを表面で固める方法なので除去するよりも値段が安く工期も短く済みます。次に囲い込みですが、吹付けられたアスベスト含有材の上から非アスベスト材で覆い隠すことで粉塵を室内に発生させない様にする方法です。状況によって対策をする内容が変わりますので現場によって対策出来る様に努めていきましょう。因みに住宅のリフォーム工事ではアスベストが建材に使用されていることが多く、その為非飛散性の物を使用しているケースが多いのでレベル3の該当が多く見られます。住宅リフォームが多い方は、アスベストがレベル3に該当する場合はどの様な対策が必要かを理解して事前に準備していきましょう。

失敗しない為にも

リフォーム工事で良く遭遇する場面とアスベストのレベルについて紹介してきました。法律上ですべての解体工事やリフォーム工事に対してアスベストの事前調査が義務付けされています。事前調査を怠たり、アスベストへの対策をされなかった場合は、石綿障害予防規則第3条という法律の下「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」という罰則も有ります。実際に処分を受けている業者もいます。特にリフォーム工事ではアスベストが絡むケースが多いので事前調査を怠らない様に注意しましょう。世間の目は厳しく、「知らなかった」という言葉はもはや通じない世の中になってきています。作業をする業者だけでなく、現場管理をする者やお客様との窓口となる営業担当者も当然知っておかなければならない部分になります。実際の工事が始まる前にアスベストについての知識や、やるべきことをしっかりと把握したうえで工事に取り掛かりましょう。
特に大切なポイントとしては、①事前調査をしっかりと行い、どこに使用されているかを確認すること。②プロとしてアスベストの状況に応じて正しくお客様に提案すること。③アスベストにはレベルが有りレベルによって様々なルールや対策が必要になること。以上は大切なポイントになるのでしっかりと把握したうえで現場を進めていくことが必要になるでしょう。

アスベストを処理するまでの流れ

アスベストを処理するまでの流れ


実際のリフォーム工事ではどの様な流れでアスベストが処理されていくのでしょうか。工事が始まる前にしておくべきこと、解体工事中に気を付けるべきこと、解体されたアスベストはその後どうなるのかをご紹介していきましょう。流れを知ることで全体を把握することが出来ると思います。アスベストが処理されるまでの流れに沿って必要事項を把握していきましょう。

アスベスト解体に必要な手順

ここでは住宅のリフォーム工事において、アスベストを処理する流れを工事前から工事後にかけてご紹介していきます。
①まずは事前調査を行います。リフォーム工事の案件が有れば見積り作成前に必ず事前調査を行います。まずは解体工事が有るかどうか確認します。リフォームなのでほとんどの場合、解体工事が発生します。次に平成18年9月1日以前に建てられた建物かどうか確認します。この時点で平成18年9月1日以前に建てられているとアスベスト含有の建材が使用されている可能性が有ります。その場合レベル3に該当するので、石綿事前調査報告書を記入の上、お客様へ調査結果の報告をするが必要が出てきます。レベル3の場合は特に行政への書類提出は有りませんが自治体によっては条例の規定によって書類提出を求められることが有ります。リフォーム工事をする地域や場所にも気をつけながら確認を行っていきましょう。
②アスベストの有無に関わらず近隣住民の不安を解消する為に、事前調査の結果を現場に掲示をします。工事看板として見やすくて分かり易い場所に掲示をしましょう。掲示物をしっかりとすることで近隣に対しての信頼に繋がると考えます。また、何かトラブルや近隣住民からのクレームが有った時でも正しく掲示されていれば状況説明ができると思います。
③作業に取り掛かる前に作業衣や呼吸用保護具を身に付け、養生シートや散水が出来る様に準備しましょう。解体作業を開始したらなるべくアスベストが含有されている材料は原型を留めたまま解体を行い、なるべく飛散をしない様に心掛けましょう。現場での飛散防止の為に、現場付近を散水して湿潤化を行います。解体した材料はシートで包み産廃業者が来るまで現場で保管します。この時、アスベスト使用建材とその他の産業廃棄物は分けておきましょう。間違っても廃棄物が混ざらない様にしておきます。常に分かり易い現場環境を作ることが大切です。シートで包んでいることで目印にはなると思いますが、目印を付けたりスペースに余裕が有れば保管場所を分けるなどして分かりやすい状況を作ることを心掛けていきましょう。
④産廃業者の回収が来れば積込をします。この時アスベスト使用建材とその他の廃棄物が混ざらない様に区別して積込むことと、運搬中にアスベストが飛散しない様にさらにシート等で覆い隠して運ぶ様に指示しましょう。
⑤作業が終わると清掃をして終わりですが、作業中の作業記録やアスベストの保管状況を写真や記録に残しましょう。アスベストに対しての作業は写真や業者の名前、作業手順など記録して保管する義務が有るので忘れずに行いましょう。
以上が、住宅リフォーム工事におけるアスベスト処理の流れになります。ポイントは事前調査でアスベストの有無を年代で含有の可能性を判断できること、アスベストは飛散しない様になるべく原型を留めシートで包み保管すること、作業時や保管時の記録や写真は必ず撮ることです。作業の流れやなぜするかをなどの理由を理解して正しく現場を進めましょう。

産廃業者改修後の後はどの様に処分される?

アスベストは「廃石綿等」と「石綿含有廃棄物」に分類されます。廃石綿とは吹付けの保温材や耐火被覆等で使用された飛散性の高いアスベストのことで特別管理産業廃棄物にあたります。石綿含有廃棄物はアスベストを0.1%以上含んだ建材等のことを指します。産廃処理上に運ばれたアスベストは中間処理を経て最終処理を行います。中間処理とは分別や選別などを行い最終処分する為の前段階の作業になります。アスベストは中間処理で溶融設備を使用して溶融や、無害化処理をして最終処分場へ送られます。アスベストの最終処分は基本埋め立て処分になります。アスベストは処理をするのに必要な行程が多くとても手間が掛かります。その為おのずとアスベスト処分には費用が掛かってしまいます。処分には手間も掛かりコストが掛かってしまうという部分はリフォーム工事に携わる方であれば覚えておいた方が良いでしょう。

アスベスト処分についてまとめ

アスベストがどの様に処理されていくのかご紹介してきました。アスベスト使用建材は一般的な産業廃棄物よりも解体する際も処分する際も手間がかかってしまいます。決められていることも多く作業者にとっては負担になりますが、全て安全の為なので怠らずに実行しましょう。特に大切なポイントは、①アスベストの有無に関わらず事前調査の結果をお客様へ報告すること。②解体前から解体後まで様々なやるべき事や手順が有ること。③解体したアスベスト使用建材はシートに包み他の産業廃棄物と混ざらない様にすること。以上が大切なポイントになります。アスベストが産廃処理場でどの様に処分されていくかは参考程度に覚えておいても良いと思いますが、処分には工程が多く手間がかかるという部分は覚えておいた方が良いと思います。営業担当者はアスベストの処分費を見積りに反映しなければいけませんし、現場管理を担当する方は実行予算としてアスベスト処分費がどれくらいかかるか金額を把握しておき、予算管理を行うことも業務上必要な作業になります。
アスベストは現在のリフォーム業界において切っても切れない存在です。特に今のリフォーム業界では必要な知識となるので流れを覚えて実際の現場でも活用していきましょう。まだまだアスベストの処分については、長い付き合いとなることが予想されます。これからリフォームの業界で活躍を希望される方も覚えておいて損は有りませんので、事前に知っておきましょう。
事前に知っておくことで実際の現場で対応を迫られた場合でもスムーズに対応を行えるはずなので覚えておきましょう。

アスベストの危険性

アスベストの危険性


アスベストが危険な物というのは理解して頂いていると思いますが、具体的にどんな危険が有るのでしょうか。人体に対してどの様な危険性が有るか、また地球環境においてもどの様なリスクが有るのかご紹介していきましょう。またアスベストは危険性が高いので守るべき法律もたくさん有ります。どの様な法律が有るか大切な部分をピックアップして触れていきましょう。

どんな危険が有るの?

アスベストは非常に繊維が細かく粉塵になると空気中を飛散します。空気中に飛散したアスベストは一度体内に入ってしまうと体内から出ていくことはほとんど有りません。体内から出ていくことが無いので吸い込み続けると吸い込んだ分体内に蓄積されていきます。蓄積されたアスベストは中皮腫という悪性のがんや呼吸機能を低下させるアスベスト肺など様々な病気に侵される可能性が有ることから危険性がとても高く、人体に有害なものという認識が必要になってきます。アスベストが飛散すると現場で作業している職人だけでなくその周辺に住まわれる人々や現場へ確認に行く現場監督や営業担当者なども吸い込む可能性が高く、アスベストが付着した作業着を洗濯する人にも危険が及ぶ可能性が有ります。飛散させない様に対策を講じることと、必ず保護衣や保護具を着用してアスベストを現場から出さない様に注意しましょう。また、アスベストは体内に吸い込んで蓄積されてから30年〜40年の潜伏期間が有りその後、中皮腫などの病気を発症するという特徴が有る様です。つまりアスベストが頻繁に使用されていた時期から逆算すると当時、アスベストに関わった仕事をしていた方が発症する時期はこれから迎える場合も有ります。そういった方々は生涯に渡って健康管理が必要だと思われます。使用の禁止は過去に行われていてもアスベストの脅威はまだまだ色々なところに潜んでおり引き続き社会問題として取り上げられていくでしょう。

地球環境にとってもアスベストはリスク

アスベストは健康被害に注目が行きがちですが、環境にも決して良い物では有りません。アスベストが使用された建築物のリフォーム工事は既に頻繁に行われていて今後も増えていくでしょう。また年代的にも今後数十年はアスベストを使用した建物の解体工事やリフォーム工事は無くならないと思われます。慢性的に続く解体で大気中が高濃度のアスベストに汚染されるという可能性もゼロでは有りません。さらに日本は地震が多い国です。突然の地震でアスベストを使用した建物が倒壊した場合は大気中にアスベストが飛散してしまいます。突然の地震による建物の倒壊を防ぐのは難しいですが、解体工事現場での飛散対策をすることは出来るので各解体工事やリフォーム工事ごとに環境についても考慮すると共にその現場に関わる全ての人が意識していきましょう。日本だけでなく世界中でアスベストは使用されてきました。日本だけでも使用されていた量はピーク時で年間30万トンに及び、大半が建築材料に使用されてきた事実があります。その多大なる使用量を考えるとこれからの現場でのアスベストに対する一人一人が意識や行動、対応などが地球環境に大きく関わってくることになるでしょう。

アスベストについてのコンプライアンス

アスベストについての法令はとてもたくさん有りますが全てを理解する必要が有ります。特に重要なポイントをまとめてご紹介していきましょう。アスベストが使用されている建物の解体を行う際は労働安全衛生法に基づいて「石綿作業主任者」を選任が必要です。石綿作業主任者はどの様に作業をするかを決定して現場での指揮を執る必要が有り、保護具の着用や作業手順などをしっかり確認しましょう。また、実際に作業をする職人にはアスベストに対しての特別教育が義務付けされています。粉塵が発生しない様にする為にはどうするか、保護具の着用方法など予め知識を身に付けてから作業に入ってもらいましょう。また作業の記録を行い、作業される方が常時作業をしなくなった日から40年間記録を保存しなければなりません。記録には作業者の名前や作業期間、作業内容等を記入します。保管するということを忘れずに覚えておかないといけません。
吹付のアスベストが使用されている建築物を除去する場合は大気汚染防止法や安全衛生規則に基づいて工事が始まる14日前までに都道府県や労働基準監督署へ届け出ないといけません。アスベストの法律に関しての重要な部分を抜粋しましたがこの他にも規模や状況によって細かく決められているルールや必要事項がたくさん有るので注意して進めていきましょう。

危険を避けるためにも

アスベストの危険性についてご紹介してきました。アスベストは人体にも環境にも良くない物だと認識が出来たと思います。その危険を避けるためには法令遵守が近道だと思われます。作業方法や手順などはルールが決められているので確認しながら進めていけば危険を回避できるでしょう。逆にルールを破るような方法や対策の甘さなどが有るとたちまちアスベストの脅威に身を晒すこととなるでしょう。健康被害や環境に良くないというだけではなく法の罰則を受けることや近隣住民とのトラブルに繋がる可能性も有ります。自分自身や勤めている会社を守る為にも決められたことは守るという認識が必要です。今後のリフォーム現場でもアスベストについて対応する場面はたくさん有ります。その時に向けてしっかりと準備を行い、実際の現場では対応出来る様に日頃から心掛けていきましょう。特に大切なポイントは、①アスベストは吸い込めば体内で蓄積されていき中皮腫というがんを発症すること。②健康被害だけでなく大気汚染などの環境被害も有ること。③アスベストに関連する法令はたくさん有り、決められているルールがたくさん有ること。以上のことを覚えておきましょう。アスベストの危険はリフォーム工事に携わる方にとって常に身近に存在します。なぜ危険なのかを理解しておかないと必ず現場での対応が曖昧なものとなってしまいます。しっかりと理解して現場での周知徹底を心掛けていくことも危険回避に繋がっていくでしょう。

まとめ


アスベストに関連する社会問題はこれからも続いていきます。リフォーム工事では寧ろこれからが本番のようにも思います。リフォーム工事に関わる全ての人達が危険性や法令を理解することが最も重要で有ると共に、これ以上アスベストの被害が出ない様にしていくことは当たり前のことです。守るべきことを遵守して安全な現場を目指していきましょう。

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