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建築積算士の難易度・合格率は?受験に必要な資格や建築積算士選任時研修を解説

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公開日時 2023.03.31 最終更新日時 2023.03.31

「建築積算士ってどのような仕事なのだろう?」

「建築積算士の試験は難しいのだろうか?」

このような疑問をお持ちの方は多くいらっしゃいます。

建築積算士(けんちくせきさんし)の受験者数は例年300名程度となっており、それほど多い人数ではありません。

そのため、この資格について詳しい情報を知る機会はそう多くはないでしょう。

今回は建築積算士の受験資格や試験の難易度、合格率などを詳しくまとめました。

受験勉強のコツや過去問題なども紹介しているので、今後、建築積算士にチャレンジしてみたい人はぜひ参考にしてください。


 

建築積算士とは?

「積算(せきさん)」とは工事の使用書や設計図をもとに、実際に現場で使用する材料を割り出し、全体の工事費用を計算することです。

この、積算という工程を行うのが「建築積算士」の仕事です。

以下では、建築積算士の仕事について3項目を解説していきます。

  • 建築積算士の仕事内容
  • 建築積算士は難しい?(難易度)
  • 建築積算士は誰でもできる?(受験資格)

なお、建築積算士の資格は公益社団法人 日本建築積算協会が発行しています。

建築積算士の仕事内容

建築積算士はさまざまな建築物の設計・施工時において「見積り」をする仕事です。

建築積算士が携わる業務は大きく分けて以下の2つです。

・民間工事:民間企業が施工する工事で、扱う建造物にはビルやマンション、商業施設などがあります。

・公共工事:官公庁から発注される工事で、税金を財源としたインフラ整備です。道路や水道、橋などに関わる工事があります。

建築積算士は難しい?(難易度)

建築積算士の資格試験の合格率は約50%であり、受験者の半数が合格する比較的簡単な試験です。

建設物に関わる他の資格では「1級土木施工管理技士」の試験合格率が約20%となっており、これに比べるとチャレンジしやすい資格であるといえます。

建築積算士は誰でもできる?(受験資格)

建築積算士の受験資格は以下のように定められています。

受験年度の4月2日現在、満17歳未満のものは受験できない。なお、一定の条件に該当する者は、一次試験を免除する。

つまり、17歳以上の年齢に達していれば学歴や職歴不問で受験することが可能です。

建築積算士には一次試験と二次試験があるのですが、詳しい試験概要や免除については後述します。

建築積算士と建築積算士補との違い

資格を発行している公益社団法人 日本建築積算協会のホームページには、以下のように記載されています。

資格資格に求められる知識主な対象者
建築積算士生産プロセス、工事発注スキーム、設計図書構成、工事費構成、積算業務内容、数量積算基準、標準内訳書式、主要な市場価格、データ分析と積算チェック、施工技術概要、LCC・VE概要、環境配慮概要建築積算に関する知識及び技術の向上を図り、建築工事費の適正な価格形成に資するとともに、建築物の質の向上に寄与することを目的とする
建築積算士補佐生産プロセス概要、工事発注スキーム概要、設計図書構成、工事費構成、積算業務・実務概要、LCC・VE概要学生を主たる対象として、建築積算に関する基礎的知識の向上を図り、建築工事費の適正な価格形成に資するとともに、建築物の質の向上に寄与することを目的とする

要約すると、建築積算士は学生以外の一般向けの資格であり勉強する範囲が広いです。

一方の建築積算士補は、主に学生を対象としており、建築積算士に比べて学ぶ範囲が狭くなっています。

建築積算士の試験概要

建築積算士の試験は「一次試験」と「二次試験」の2部制となっています。

  • 建築積算士一次試験の概要
  • 建築積算士二次試験の概要

詳しい受験会場やその他の詳細については、公益社団法人 日本建築積算協会のホームページにてご確認ください。

建築積算士一次試験の概要

建築積算士の一次試験の概要は以下のとおりです。

受験資格満17歳以上であれば、誰でも受験可能
受験手数料一般:27,500円(税込)、学生会員:13,750円(税込)
試験内容基本知識に関する問題

参照:2021年度「建築積算士」試験案内

建築積算士の一次試験は誰でもチャレンジできる点が特徴で、東京・大阪・札幌などをはじめとし、全国9会場で試験が行われます。

建築積算士二次試験の概要

建築積算士の二次試験の概要は以下のとおりです。

受験資格一次試験に合格した者及び、一次試験の免除者
受験手数料・一般:27,500円(税込)※同年度に一次試験に合格した者は不要
・学生会員・建築積算士補:13,750円(税込)
試験内容実務知識に関する問題

参照:2021年度「建築積算士」試験案内

建築積算士の二次試験も全国各地で開催されており、全10会場で受験できます。

建築積算士の勉強に関する疑問|勉強方法や勉強時間は?

建築積算士の試験勉強に関する疑問に回答します。

  • 建築積算士試験の勉強時間は?
  • 建築積算士の過去問はどこでみられる?
  • 建築積算士資格は独学で勉強できる?

試験勉強に臨む前に、受験の詳しい情報をチェックしておきましょう。

建築積算士試験の勉強時間は?

建築積算士の受験に必要な勉強時間は、3か月程度です。

仮に、1日2時間で月に20日程度勉強したとして、1か月で約40時間、3か月あれば約120時間となります。

建設関係の実務経験があり、ある程度の前知識があれば3か月程度でも可能ですが、初学者の場合はもう少し長い勉強時間が必要かもしれません。

建築積算士の過去問はどこでみられる?

建築積算士試験の過去問題は、試験を主催している公益社団法人 日本建築積算協会のホームページに掲載されています。

一例として、以下のような問題が出題されています。

参考:建築積算士 過去問題と解説

問題と合わせて、正答と解説もまとまっているので非常に分かりやすいです。

受験前に過去問題をしっかりチェックしておきましょう。

建築積算士資格は独学で勉強できる?

建築積算士の試験は独学で受験に臨めます。

公益社団法人日本建築積算協会が試験対策講座のDVDやガイドブックを発行しているので、これらを購入して勉強するとよいでしょう。

建築積算士の合格率・難易度

建築積算士試験の合格率は以下のとおりです。

年度合格率受験者数合格者数
2022年約57%390人223人
2021年約67%361人244人
2020年約52%323人171人
2019年約56%313人177人
2018年約67%313人212人

建築積算士試験の合格率は50~60%程度となっており、難易度はあまり高くありません。

比較として、他の建築関係の仕事では「一級建築士」が約15%、「二級建築士」が約25%の合格率です。

半数以上が合格できる建築積算士の試験は、チャレンジしやすいといえるでしょう。

建築積算士になるメリットは?

建築積算士になるメリットとして、以下の3点があげられます。

  • 就職や転職の際に有利になる
  • 建設コスト管理士を目指せる
  • 仕事の幅が広がる

建築積算士は毎年200名程度しか新規で資格取得をしていないため、全体の人数もあまり多くないことが予想されます。

就職や転職の際に有利になる

建築積算士の資格を持っていれば、転職や就職の際に役立つ可能性が高いです。

どのような建設現場でも積算の作業は発生するため、建築積算士は企業にとって必要な人材だからです。

資格を持っていれば履歴書に記載することもできますし、自分のスキルの証明にもなります。

建設コスト管理士を目指せる

建築積算士の資格を取得すれば、上位資格である「建設コスト管理士」を目指すことも可能です。

より高度な資格を取得できれば、キャリアアップや年収アップにつながる可能性もあります。

積算の仕事が好きな人は、ぜひ上位資格へのチャレンジを検討してみてはいかがでしょうか。

仕事の幅が広がる

建築積算士の資格を取得すれば、公共事業に関われる可能性があります。

公共事業のなかには国が管轄する大規模工事もあるため、歴史に残る建造物の建築に携われるかもしれません。

資格を取得すれば任せてもらえる仕事が増えるので、仕事の幅も広がるでしょう。

建築積算士に関するよくある質問

建築積算士に関するよくある質問に回答していきます。

  • 女性でも建築積算士になれる?
  • 建築積算士の偏差値はどのくらい?
  • 建築積算士の平均年収は?

以下で各項目を詳しく解説します。

女性でも建築積算士になれる?

女性でも建築積算士になることは可能です。

公益社団法人日本建築積算協会には「ASSAL(アッサル)」と名づけられた、女性建築積算士の会があります。

「積女(せきじょ)」として、多くの建設現場で実際に活躍している女性が複数いらっしゃいます。

女性の活躍について詳しくは、以下の記事に掲載されているのでぜひご覧ください。

日本建築積算協会の女性の会『積女 ASSAL』

建築積算士の偏差値はどのくらい?

建築積算士試験の偏差値について、公式なデータはありません。

しかし、合格率から判断した概算の数値では「偏差値42」程度といわれています。

資格試験において偏差値はあまり関係ないため、数値を気にする必要はないでしょう。

建築積算士の平均年収は?

建築積算士の平均年収は以下のとおりです。

建築積算士約400万円~800万円
国内の平均年収約443万円

参考:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査

建築積算士の平均年収の幅は広く、約400~800万円が目安です。

しかし年収200万円台や、1,000万円といった情報もあり具体的な数値を割り出すことはできません。

日本国内の平均年収が約443万円なので、これに比べると高い金額だといえます。

平均年収は勤務年数や個人のスキルによって大きく変動するため、参考程度にご覧ください。

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建築積算士は設計図から予算や人員を割り出す仕事で、あらゆる建設現場で活躍できます。

建築積算士試験の合格率は50%以上となっており、難易度はあまり高くない資格です。

履歴書に書ける資格を取得したいと考えている人は、ぜひ資格取得を視野にいれてみてはいかがでしょうか。

今後積算の仕事に就きたい方や、現在の会社を辞めたいと考えている人におすすめなのが、当社・株式会社夢真が運営する建設業界に特化した求人サイト「俺の夢」です。

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建築積算の合格率は?

建築積算士試験の合格率は50~60%程度となっており、難易度はあまり高くありません。2022年は約57%、2021年は約67%、2020年は約52%の合格率となっています。

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