玉掛け作業に使うワイヤーロープはどんな種類がある?
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玉掛け作業に使えるワイヤーロープは何を使ってもよいというわけではなく、法律によって規定されたものを使う必要があります。
そこで今回は、玉掛け作業に使えるワイヤーロープの条件と種類について解説します。
玉掛け作業に使えるワイヤーロープの条件
玉掛け作業に使用できるワイヤーロープは、「クレーン等安全規則」の規定により一定の安全係数と端末加工が定められています。
玉掛け作業に使用する場合、ワイヤーロープの安全係数は、「6以上」と規定されています。ちなみに、安全係数とは、ワイヤーロープ自体の切断荷重と、使用するときにかかる最大荷重との比率で求められます。
具体的には、「安全係数=ワイヤーロープの切断荷重/ワイヤーロープ自体にかかる荷重の最大値」で求められます。
玉掛け作業に使えるワイヤーロープの種類
玉掛け作業に使用可能なワイヤーロープは、一定の端末加工が施されている必要があると説明しました。
そのため、エンドレスを付ける、または両端にフックやシャックル、リングやアイなどを備えている必要があります。
また、ワイヤーロープの端末加工には、「アイスプライス(編み込み)加工」や、「ロック(圧縮止め)加工」が実施されます。
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アイスプライス加工は「さつま加工」とも呼ばれ、ストランドをワイヤーロープの間に差し込むことで「アイ」を作る加工方法のことです。
差し込み回数はクレーン等安全規則の第219条で定められており、アイスプライスの場合には、ワイヤーロープの全ストランドを3回以上編み込んだ後、各ストランドの素線の半数を切って、残った素線をさらに2回以上編み込むと規定されています。
いっぽう、ロック加工とは、アイの首部に専用金具を入れ、機械圧縮をかける加工方法のことです。
比較的短い時間で加工できる点がメリットです。
それぞれの特徴を活かして使うことが大切
アイスプライス加工は、狭い場所にワイヤーロープを通す場合に最適な方法といえるでしょう。
ロック止めをすると、金具が引っ掛かって抜けてしまう危険性があるのですが、こうした点を危惧する必要がなくなります。
いっぽう、ロック加工は、アイスプライスに比べ、シンブルを固定しやすいというメリットがあります。
このように、玉掛け作業に使うワイヤーロープの加工はさまざまな種類がありますが、それぞれの特徴を活かせるようなシーンで利用する必要があるでしょう。
そのためにも、それぞれのワイヤーロープの特徴を理解しておくことは必須です。
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