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現場に徹底しよう!建設機械・クレーン等災害の防止方法とは【後編】

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公開日時 2023.03.24 最終更新日時 2023.03.24

現場での作業に欠かせない建設機械やクレーンなどですが、その重量やパワー故に気を付けなければいけないことが多々あります。
少しの気のゆるみが災害を引き起こしかねません。
作業を行う前には作業手順や安全衛生に関する事項を共有しましょう。
後編も建設機械やクレーンなどの災害防止方法をご紹介します。

基礎工事用建設機械を使用する際の注意点

基礎工事用建設機械を使用する際には、あらかじめ作業する場所の地形や地質状態を確認します。
その結果から、敷鉄板の敷設や地盤補強などを行い、作業計画をたてます。
もし作業内容に変更があった場合には、作業計画の見直しを行いましょう。
機械の組み立て・解体・変更・移動を行う場合は、作業指揮者を選任し、指揮に従って作業を行います。
機体重量が3トンを超える場合は、車両系建設機械基礎工事用運転技能講習修了者に、3トン未満の場合は小型車両系建設機械基礎工事用運転の特別教育修了者が運転します。
アウトリガーや拡張機能付きクローラが付いている場合は、作業時に最大限に張り出して使用します。
ただし大雨や大雪などの悪天候で地盤の悪化が懸念される場合には、作業についての検討が必要です。
悪天候時の作業中止の基準を明確にしておきましょう。

クレーンなどを使用する際の注意点

クレーンの種類やつり上げ能力について把握し、法令によって定められた資格を有するものがクレーンの運転を行います。
運転者は氏名をクレーンに掲示し、5年を目安に「移動式クレーン運転士安全衛生教育」を受講します。
クレーンの運転中は、関係者以外が作業半径内へ立ち入らないようにします。
また上部旋回体との接触を避けるため、こちらも作業半径内は立ち入り禁止です。
またつり上げた荷物の下に作業者が入らないように注意しましょう。
移動式クレーンを使用する際は、転倒等による危険防止のため、作業場所の広さや地形、地質、荷物の質量を考慮します。
これらから作業方法、作業者の配置や指揮系統、転倒防止策を考えます。
架空電線などがある場所では、感電防止のため特に周囲の状況に気を付けましょう。
常に監視員を配置し、移動や防護を行います。

安全教育を行う

建設機械やクレーンなどの災害は転落災害と同じく防止策を講じることによってかなり減らすことができます。
災害防止のためにはまず現場監督は、作業の手順や予想される危険、危険防止方法を作業員に説明、周知させることが重要です。
作業の前には必ずミーティングや朝礼を行い、危険性や注意点などを説明しましょう。

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