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アスファルトに階層があるのを知っていますか?厚さや構造についてまとめました!

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公開日時 2023.03.23 最終更新日時 2023.03.23

現在の日本の流通経済の充実のため道路の整備は欠かせなくなっています。
また、道路の老朽化による補強や拡張工事、新しい道路の建設が求められる箇所も多くあります。
道路の舗装工事といえばほとんどがアスファルトの敷設ですが、表面のアスファルトの下に階層があることはあまり知られていないのではないでしょうか。
今回は、アスファルトの厚さや構造についてご紹介します。

アスファルトの構造と役割

アスファルトの舗装の一般的な構成は、上部より表層・基層・路盤(上層・下層)・路床となっています。
舗装とは表層から下層路盤までを指し、舗装は原地盤である路床の上に施工されます。

路面である表層部は交通による荷重を受けやすく、耐久性や走行の快適性、排水のしやすさなどの機能的な面が重視されます。
基層は路盤と表層の中間に位置し、路盤を安定させ表層から受けた交通荷重を路盤に伝える大切な役割があるため適切な舗装が望まれます。
路盤は上層路盤、下層路盤の二重構造で表層・基層を支え、上部から受ける交通荷重をさらに分散する役割があります。

原地盤である路床は、施工前の構造調査で必要に応じて改良を行います。
その場合は改良した地盤を構築路床、その下部を路床 (原地盤)としていますが、構造的には合わせて路床と呼びます。

アスファルト舗装の施工

アスファルト舗装の施工

舗装施工はどの道路も同じ条件下で行うわけではなく、交通量や舗装性能などから舗装の構成を決定します。
舗装の基礎部にあたる路床は、下層路盤の最下部より厚さ約1メートルとされており、路床を構築したら下層路盤から上層路盤へと舗装工事が始まります。

下層路盤の材料に使われるのはクラッシャランなどの粒状の路盤用材料で、上層路盤の材料には粒度調整砕石や砕石に石灰やセメント剤を混合させた材料を用います。
これらの施工による下層路盤の仕上がりの厚さは20㎝以下、上層路盤は15㎝以下を標準としており、モーターグレーダなどの重機で敷きならして路盤はより安定した強固なものになります。

次に基層から表層へと舗装施工を行いますが、材料には両層ともアスファルト混合物が使われるためアスファルト乳剤などで両層の付着を強固にすることがあります。
アスファルトは品質規格が設定されており、アスファルト混合物は粗骨材、細骨材、フィラーとアスファルトを決まった割合で混合させたものです。
厚さは表層・基層それぞれ約5㎝~10㎝とされています。
表層の仕上げはアスファルトフィニッシャやタイヤローラなどの重機を使用して平坦に敷きならします。

充実した作業工程は構造の熟知から

道路は交通を支える重要な基盤なので、耐久性のある舗装施工が求められます。
また施工場所によっては車の渋滞を起こしやすい場合もあるので、正確で迅速な作業も望まれます。
そのためには施工者に道路の構造をはじめ、綿密に準備された道路設計や交通状況、施工使用材料の選定など様々な面の知識が必要とされ、円滑な作業を行うことに繋がるでしょう。


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