【施工管理技士が知っておきたい設備工事の種類】照明設備工事
「照明設備工事」は、建物を作り上げる上で欠かせない工事のひとつです。
工事そのものだけでなく、施主との信頼関係やコミュニケーションが大切になってくる工事なので、施工管理技士としても工事の特徴をしっかり理解しておきたいところです。
そこで今回は、照明設備工事の概要や、特徴などをご紹介いたします。
照明設備工事とは
「照明設備工事」とは、読んで字のごとく蛍光灯やL E Dなどの照明設備を変更・改修する工事のことです。
電気工事士法によって電気工事士が工事を行うことが定められています。
単に電球などの種類を変更するだけでは終わらないのが照明設備工事の奥が深いところで、次のようなポイントに気を配りながらの工事が求められます。
施主のご要望に合わせた明るさにする
照明設備工事以外のお仕事もそうですが、施主あっての仕事になります。まずは施主がどのような明るさを望んでいるかをしっかり把握し、工事を行なっていくことが必要です。
工事を行う空間の役割を考える
部屋にはそれぞれの役割があります。例えば、会社のミーティングルームは大事な商談などを行う場所ですし、自宅のリビングはゆっくりとくつろぐための場所です。重要な会議を行うミーティングルームにはシャキっとした雰囲気の明るさに、自宅のリビングは心が落ち着くような明るさにするなど、それぞれの空間の役割を考え、それに合わせた工事を行うことも大切です。
建物の中にあるものについて考える
工事を行う建物の中に、非常に大きなオブジェなどがあった場合、それに照明が遮られてしまうこともあります。建物の中にあるものが光を遮ることがないように考えるのも大切です。
照明設備工事の特徴
最近行われている「照明設備工事」の多くに照明器具をLEDに付け替えるものがあります。
LEDに照明を変更することで、電気代のコストカット・電球交換の手間が減る・環境に優しいなどの多くのメリットがあります。
市販のLEDの電球を購入し、付け替えることで小型の照明器具では簡単に切り替えることができますが、一般家庭・店舗・オフィスなどで利用されている蛍光灯はそうはいきません。蛍光灯からLEDに切り替えるためには簡単な工事が必要になってきます。
工事を行わずに利用できるLEDの蛍光灯も存在していますが、工事を行わないままに利用することで蛍光灯の劣化が従来よりも早くなり、結局は電気代が高くることや、さらには火事の原因になる場合もありますので工事は必ず行う必要があります。
工事の内容としては、元々ある安定器などの電気器具の配線を切るというような内容になっています。
照明設備工事は奥が深い
「照明設備工事」は単なる電気工事ではなく、施主の希望や建物の状況など様々なことを考えた上で行うことが肝心です。
特に、現在主流のLEDへの転換工事は工事の必要性を含めてきちんと説明することも工事担当者として大切なことになります。
施工管理者として、照明設備工事工事についての知識も身に着けるようにしましょう。
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