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測量士の難易度・合格率は?受験資格やおすすめの勉強方法を解説

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公開日時 2023.03.21 最終更新日時 2023.03.21

測量士とは、測量計画を作成して工事現場で測量業務を行える国家資格であり、予算管理や機器の調達などのデスクワークも業務内容に該当します。

測量士になりたい方の中には、自分でも試験に合格できるのか不安になっている方もいるのではないでしょうか。

本記事では測量士の試験の難易度・合格率について解説した上で、受験資格やおすすめの勉強方法を紹介します。

測量士の試験を受けようとしている方や、自分に受験資格があるかわからない方は参考にしてみてください。

測量士とは

測量士とは、国土地理院が管轄している業務独占の国家資格であり、測量計画を作成して土地の位置や面積、距離などの基本測量・公共測量を行える資格です。

測量士が業務を行える「基本測量」と「公共測量」の違いは、以下の表のとおりです。

項目特徴
基本測量国土地理院が行う測量
公共測量基本測量以外の測量を指し、必要な費用を国や公共団体が負担・補助する測量

上記の2つの測量を行う測量業者には、国家資格である測量士の資格保有者の配置が義務づけられています。

測量士の仕事は「外業」と「内業」の2つであり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

仕事内容特徴
外業建設・土木工事の現場での測量業務
内業以下のデスクワーク業務全般
・予算管理
・機器調達
・測量計画
・製図
・測量データの分析

建設・土木工事の現場での測量業務だけでなく、予算管理や機器調達などのデスクワークも測量士の仕事内容です。

測量士補との違い

測量士と測量士補の違いは対応できる業務範囲であり、測量士補は測量計画を立てられず、工事現場での測量業務のみ行えます。

資格特徴
測量士測量計画から現場での測量業務まで行える
測量士補測量計画は行えず、測量士が立てた測量計画にもとづいた測量業務のみ行える

幅広い測量業務を行いたい場合には、測量士の資格を取得することをおすすめします。

測量士補試験の難易度・合格率や、合格するためのおすすめの勉強方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

※関連記事:測量士補試験の難易度と合格率は?学習時間や合格するための勉強法を解説

測量士になるには?

測量士になるためには国土地理院主催の国家試験に合格するか、以下のいずれかの条件に該当する必要があります。

【測量士の認定を受けられる条件】

項番条件
1・文部科学大臣の認定した大学・短期大学・高等専門学校において、測量に関する科目を修めて卒業している
・測量に関し実務経験(大学は1年以上、短大・高等専門学校は3年以上)を有している
2・国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設に1年以上在籍し、測量士補となるために必要な専門の知識・技能を修得している
・測量に関して2年以上の実務経験を有している
3・測量士補の国家資格を取得している
・国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設において、高度の専門の知識・技能を修得している

参考:公益社団法人日本測量協会 測量士・測量士補の資格のページ

学校で測量に関する科目を修得している場合、数年の実務経験があると測量士の認定を受けられます。

測量に関する科目を修得していない場合や、実務経験を積まずに測量士になりたい場合は、測量士の国家試験を受験することをおすすめします。

測量士の試験の難易度・合格率

測量士の試験の難易度・合格率は以下の表のとおりです。

年度合格率合格者数受験者数
令和4年14.4%4603,194
令和3年17.9%4972,773
令和2年7.7%1762,276
令和元年14.8%4793,232
平成30年8.3%2783,345
平成29年11.7%3512,989

測量士の平均合格率は約12%であり、国家資格のなかでもトップクラスに難易度が高い資格です。

参考までに施工管理のなかでもっとも難しい一級建築士の合格率は、10%ほどと言われています。

測量士の試験に合格したい場合は、スケジュール管理をしっかり行って対策する必要があります。

測量士の試験概要

測量士の試験概要を以下のポイントに沿って解説します。

  • 受験資格
  • 試験内容
  • 試験日
  • 受験会場

測量士の受験資格が自分にあるかわからない方や、試験スケジュールを確認したい方は参考にしてみてください。

受験資格

測量士の試験に受験資格はなく、年齢・学歴・実務経験などに関係なく誰でも受験できます。

測量に関する科目を学校で修得していなくても試験を受験できるため、挑戦しやすい資格であると言えます。

試験内容

測量士の試験科目は以下の9つです。

  • 測量に関する法規およびこれに関連する国際条約
  • 多角測量
  • 汎地球測位システム測量
  • 水準測量
  • 地形測量
  • 写真測量
  • 地図編集
  • 応用測量
  • 地理情報システム

参考:測量士・測量士補試験科目|国土地理院

上記の9つの試験科目に加えて、各科目に関連する測量業務に必要な一般知識(技術者倫理・測量の基準・基礎的数学・地理情報標準など)も出題されます。

測量士の試験は午前と午後に分かれており、選択問題(午前)・記述問題(午後)が出題されます。

時間帯出題内容満点
午前選択問題(28問)700点満点
午後記述問題(1問・必須問題)300点満点
記述問題(2問・選択問題)400点満点

記述の選択問題は4題の中から2題選ぶため、午後の記述問題では必須問題と合わせて3問解きます。

試験に合格するためには、午前の選択問題で400点以上正答した上で、選択・記述合わせて910点以上取る必要があります。

試験日

測量士の申込期間や試験日、合格発表日について以下の表にまとめました。

申込期間試験日合格発表日
令和5年1月5日(木)~令和5年1月30日(月)令和5年5月21日(日)
午前10時から午後4時まで(午後0時30分から午後1時30分まで休憩)
令和5年7月11日(火)

参考:令和5年測量士・測量士補試験について(受験案内)|国土地理院

令和5年度の試験の申し込みはすでに終了している(令和5年2月時点)ので、これから試験を申し込みたい方は来年度の受験を検討してみてください。

受験会場

令和5年度の測量士の試験が開催される受験会場は、以下のとおりです。

【受験会場】

  • 北海道
  • 宮城県
  • 秋田県
  • 東京都
  • 新潟県
  • 富山県
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 島根県
  • 広島県
  • 香川県
  • 福岡県
  • 鹿児島県
  • 沖縄県

ただし会場確保の都合上、近隣府県に受験地が変更・追加される場合があります。

詳細な受験会場の情報については、令和5年4月中旬以降に発送される受験票や、ホームページ上をチェックしてみてください。

参考:令和5年測量士・測量士補試験について(受験案内)|国土地理院

測量士を取得するメリット

測量士の資格を取得するメリットは以下のとおりです。

  • すぐに仕事がなくなることはない
  • 転職・就職で有利になる

測量士の仕事は資格保有者の独占業務であり、測量業者は測量士を配置する義務があるので、資格保有者の仕事がすぐになくなることはないでしょう。

また測量士の資格を取得していると転職・就職の面接時に評価してもらいやすいため、待遇のよい企業で測量士として働きたい人には資格取得をおすすめします。

測量士の資格を取得するためのおすすめの勉強方法

測量の資格を取得するためのおすすめの勉強方法は、以下の3つです。

  • 過去問を何度も解く
  • 問題集・参考書を活用する
  • 通信講座を活用する

それぞれの勉強方法について以下より解説しますので、測量士の勉強をこれから始める方や、うまく学習を進められていない方は参考にしてみてください。

過去問を何度も解く

測量士試験の過去問を何度も解いて間違えた箇所を重点的に学習することによって、効率的に学習を進められます。

過去問を何度も解きなおすことには、試験でよく出題される内容に触れられるメリットがあります。

間違えた問題は解説や参考書の該当部分を丁寧に読み、重要な知識を効率的に覚えていくことがおすすめです。

測量士試験の過去問は測量士 試験対策WEBから閲覧できますので、ぜひ活用してみてください。

問題集・参考書を活用する

問題集を何度も解いて間違えた問題の内容を参考書で勉強することも、効果的な学習方法です。

参考書を最初から読み込むと時間がかかってしまうため、問題演習を中心に学習することをおすすめします。

後から復習しやすいように間違えた問題は問題集に印をつけたり、ノートにまとめたりしてみてください。

通信講座を活用する

測量士の試験対策の通信講座を活用すると、プロの講師が重要な知識を指導してくれるため、効率的に学習を進められます。

たとえばアガルートの通信講座であれば講座を動画で受講できるため、スマホがあればどこでも閲覧可能です。

日本測量協会の通信添削講座はWeb上で模擬問題の問題を解き、その内容に応じて回答が添削されるため、記述試験の対策を効果的に行えます。

独学で試験対策しているものの成績が上がっていない方は、通信講座の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

測量士の難易度・合格率に関するよくある質問

測量士の難易度・合格率に関してよくある以下の6つの質問に対して、わかりやすく回答します。

  • 通信講座のアガルートは測量士の試験対策に効果的ですか?
  • 測量士の試験難易度は独学でも合格できるレベルですか?
  • 測量士の試験対策におすすめの参考書はありますか?
  • 測量士の試験難易度からみて勉強時間の目安を教えてくれませんか?
  • 測量士は国家資格ですか?
  • 測量士の試験は過去問のみの対策でも合格できますか?

測量士の試験対策におすすめの参考書や、合格するために必要な勉強時間の目安について解説しますので、測量士の試験を受けようとしている方は参考にしてみてください。

通信講座のアガルートは測量士の試験対策に効果的ですか?

通信講座のアガルートは測量士の試験対策に効果的です。

プロの講師が重要な知識を重点的に指導してくれるため効率的に学習でき、アガルート受講者の合格率は78%です。

測量士の試験に合格した場合には3万円贈呈か、受講料返金のいずれかの特典が適用されます。

測量士の試験難易度は独学でも合格できるレベルですか?

測量士の試験は合格率12%ほどで難易度が高いため、独学で合格する可能性はゼロではありませんが難しいです。

文系出身の方は高校理系レベルの数学を一から勉強しなければいけないので、独学では多くの学習時間が必要となります。

難しい問題の解き方がわからないときにモチベーションが低下して挫折してしまう恐れもあるため、必要であれば通信講座の利用を検討してみてください。

測量士の試験対策におすすめの参考書はありますか?

測量士の試験対策には以下の参考書がおすすめです。

上記の参考書・問題集は、測量士試験に出題される重要な知識をわかりやすく解説しています。

一度手に取って自分に合っている参考書や問題集を購入して活用してみてください。

測量士の試験難易度からみて勉強時間の目安を教えてくれませんか?

独学で勉強する方や、測量・数学分野が苦手な方の場合、測量士の試験に合格するためには500時間ほどの勉強が必要と言われています。

測量に関する実務経験がある方や、数学が得意な方の場合、100時間ほどの学習で合格レベルに達する可能性があります。

知識量によって必要な勉強時間は異なるため、自分の特徴に合わせて学習スケジュールを立てましょう。

測量士は国家資格ですか?

測量士は国土交通省国土地理院が管轄している国家資格です。

業務独占の国家資格であり、測量業者は測量士の資格保有者の配置が義務づけられています。

測量士の試験は過去問のみの対策でも合格できますか?

測量士の試験では行列や統計など数学の問題が出題されるので、過去問のみで試験対策して合格レベルに達することは難しいです。

とくに数学の知識がない文系の人の場合、過去問とは別で参考書を活用して勉強する必要があります。

数学の分野に知識がある方は一度過去問を解いてみて、過去問のみで対策できるか検討してみてください。

測量士の求人なら「俺の夢」がおすすめ

測量士とは、測量計画を作成して工事現場で測量業務を行える国家資格であり、測量業者は測量士を1人以上配置することが義務づけられています。

測量士の試験の合格率は12%ほどであり、施工管理の国家資格の中でもトップクラスに難しい国家試験です。

独占業務の国家資格であるため、測量士の資格を取得すると年収を上げられる可能性があります。

測量士の資格を取得した上で就職・転職したい方は、当社・株式会社夢真が運営する建設業界に特化した求人・転職サイト「俺の夢」をぜひチェックしてみてください。

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測量士の難易度は?合格率は?

測量士の試験の合格率は12%ほどであり、施工管理の国家資格の中でもトップクラスに難易度の高い国家試験といえます。近年の合格率は令和4年が14.4%(3,194名受験)、令和3年が17.9%(2,773名受験)、令和2年が7.7%(2,276名受験)となっています。

» 測量士の合格率・難易度について詳しくはこちら

測量士の試験はなぜ難しい?

測量士は測量の実務経験が要求され、また、測量実務に則した問題が出題されるため難しいと言われています。なお、実務経験の年数は大学は1年以上、短大・高等専門学校は3年以上、専門の養成施設に1年以上在籍し、測量士補となるために必要な専門の知識・技能を修得している方でも2年以上の実務経験を有していることが求められます。

» 詳しくはこちら


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