施工管理者が知るべき重機の部品の名称:ブルドーザー編
土を削って移動させる際に使われるブルドーザーは、工事現場でよく見かける重機です。しかし、ブルドーザーの仕組みや部品について知っている施工管理者は少ないのではないでしょうか。
ここではブルドーザーの部品について詳しく解説するので、ぜひ知識を付けておきましょう。
ブルドーザーの部品一覧
ブルドーザーはアタッチメントを変えることで様々な作業ができるので、工事現場ではよく活躍し重宝される重機の1つです。
多能なブルドーザーについて理解することで、機体トラブルに迅速な対応が可能になるほか、さらに効率良く作業を進めるのも不可能ではありません。施工管理者として活躍するため、部品の名称や特徴を覚えましょう。
ブルドーザーの部品と特徴一覧
・シュー
湿った土地を扱える三角断面履板
・リッパー
砕石現場で使い、岩や石を割る
・高位置スプロケット
チェーンと繋げて使う、動力を機械へ伝える歯車
・ラジェータ
エンジンを冷却してオーバーヒートになるのを防ぐ
上記はブルドーザーとしての機能を支える基本的な部品です。その他、ファイナルドライブ、アイドラ、ステアリングクラッチ・ブレーキも重要な役割をするので、特徴と共に覚えておきましょう。
続いて上記に紹介した部品の特徴について詳しく解説します。
シューの特徴
日本は雨が多く地盤は必然的に緩くなるので、湿地での作業も行えるシューが付帯したブルドーザーが多く使われています。標準型のシューは板に突起が付帯していますが、湿地に対応したシューは幅が広く三角断面です。
さらに厚く舗装された丈夫な岩盤用シューや、接地面が平らでゴムが付帯したフラットシューもあります。それぞれの地盤の状態に合わせて変えられるのがシューの特徴といえるでしょう。
高位置スプロケットの特徴
動力を機械に伝える役目を持つスプロケットは、1977年に機械の高位置に設置する高位置スプロケットへと進化しました。このイノベーションにより足場の悪い場所でもバランスを取ったり、機械の耐用年数を伸ばしたりすることが可能になっています。
乗り心地も良くなり、高位置スプロケットによって効率よく快適に作業をすることが可能になりました。
多能な重機ブルドーザーの部品名称を知って大活躍
ブルドーザーはアタッチメントを変えれば様々な動きが可能となるので、工事現場では大活躍する重機です。そのため、ブルドーザーの特徴を知ればより効率よく作業を進めることも可能になるでしょう。
施工管理者としてランクアップするため、まずはブルドーザーの部品や特徴を覚えてみてはいかがでしょうか。
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