現場監督が知っておくべき建設工事の騒音対策3選
建設工事に騒音はつきもの。とくに解体工事ともなると大きな騒音が出ることが少なくありません。ところが仕方がないと放置することはできません。近隣住民とのあいだでトラブルになると、予定通りの工期で工事を終えられないことも。そこで今回は、現場監督が知っておきたい建設工事の騒音対策の方法を3つ取り上げてご紹介します。
音源対策
建設工事の現場では重機や人の手などを使って作業しますが、作業に伴う音を小さくすることが可能です。例えば挙げられるのが、騒音を軽減したタイプの建設機械を使用するという方法。国土交通省でも、低騒音タイプの建設機械を「低騒音型・低振動型建設機械」として指定し、近隣に住民が生活しているようなエリアでの使用を勧めています。
スピードや効率を優先すると、どうしても騒音を出してしまいがちです。建設機械を丁寧に操作するなど、工事作業の方法を改めることでもかなりの騒音を抑えることができます。
作業時間を改めるのも効果的です。なるべく早い時間帯や遅い時間帯の作業をしないようにするとで、苦情が寄せられるのを回避できるはず。連続して作業するのを控えるのもよいでしょう。
外部対策
騒音を工事現場の外にもれないようにすることも大切です。作業自体が丁寧であっても、騒音をゼロにすることはできません。大きな騒音が想定される作業の場合、騒音を軽減できる防音シートを設置するのは当然といえるでしょう。
防音シートはさまざまなものが市販されています。防塵についても考慮しながら、工事の内容にあわせて最適なものを選びたいところです。とくに解体工事などの場合は、防音性に優れたものを使用し、適切に設置しましょう。
まとめ
騒音は音源対策と外部対策をしっかり講じることで、相当量を減らすことが可能です。騒音対策とはいえませんが、近隣住民に対して説明会を実施して工事に対して理解を求めたり、事前の挨拶回りをしたりと、関係を健全に保つための活動も忘れず行いたいところです。
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