施工管理が知るべき重機の部品の名称:ボーリング編
建築物を建てる上で欠かせないのが建築場所の「地盤構成」の把握です。その役割を果たす重機が「ボーリング」のため、施工管理者には馴染み深い重機ではないでしょうか。
今回はボーリングマシンの部品名称と特徴を紹介していきます。改めてボーリングについて理解を深め、実際の作業現場にも生かしてみましょう。
ボーリングマシンの種類一覧
ボーリングマシンは建築物を建てる前に必要な、地盤構成を確認するための重機です。その他、災害調査や地下水位を観測する目的にも使われるので、使う機会は多岐に渡ります。
施工管理者として働くとボーリングマシンに触れる機会も多いので、しっかり部品名称を覚えましょう。
ボーリングマシンの部品と特徴一覧
・ボーリングビット
直接地面を掘り起こす
・コアチューブ
コアビットで採掘されたコアが入る
・ボーリングロッド
ボーリング用の水をボーリングビットまで届ける
・ケーシングパイプ
崩れやすい地盤の時、孔の状態を維持するために使われる
ここではコアを採掘するために重要な働きをする部品名称を紹介しました。その他にもスイペルヘッドやドライブパイプ、セジメントチューブも大事な働きをするので、よく確認しておきましょう。
続いて、上記に紹介した部品の特徴について解説します。
コアチューブの特徴
コアチューブは目標となる深さまで、ロッドを繋いでいきながら「ボーリング孔」の最下層まで下ろして使う部品です。コアチューブを下ろした後はロッドを機械に取り付け、掘削してコアを取り、地面の上まで引き上げて回収します。ボーリングの中で最もメインとなる働きを担う部品だといえます。
また、コアチューブにはさまざまな地盤の変化に対応するため、水やスライムを採取する種類もあります。水を採取するコアチューブには、引き上げる際採取した水が落ちないよう工夫が施されているのが特徴です。
ボーリングロッドの特徴
ボーリングロッドは機械からの回転や給圧の力をボーリングビットに伝えるという特徴があります。さらに、ポンプから流れる水を供給すると同時にボーリングビットを冷やす効果もあるので、掘削をスムーズにおこなう上で大きな役割を果たすでしょう。
基本の重機ボーリングの部品名称を理解して効率アップ
ボーリングは建築物を建設する際、よく利用する重機のため見かける機会も多いのではないでしょうか。
業務で扱うことが多いので、ボーリングの部品名称をしっかり覚えておけば知識が役に立ち、仕事の効率が上がります。施工管理者として必要な知識を身に着けたい人は、ぜひ重機の部品名称を覚えましょう。
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