現場監督にとっての悪夢!工事現場であった重機の事故!【ユンボ編】
建築現場に欠かせない重機といえばユンボ。
小回りが利き、細かい作業もなんのそのと非常に頼れる存在ですが、一瞬の油断で事故を起こしてしまうことがあります。
今回は、工事現場で発生したユンボの事故を防ぐための注意点と合わせてご紹介します。
非常に多い重機の事故
建設業が業種で見ると事故の多い産業です。
その中でもユンボなどの重機での事故は非常に多く、建災防の平成29年の調査によると、建設業における死亡災害の件数で、墜落に次いで二番目に多いのがクレーン等の事故となっています。
実際に起きたユンボの事故
ユンボの移動中に事故が多発
ユンボの事故は、移動中にも起こります。
仮置きしていたバックホーが作業の邪魔になったので、乗り込んで動かそうとしたら路肩が崩れて谷川に転落したケース、トラックへの積み込み作業中に荷台から道板が外れて転落したケース、さらには作業終了後に道路を解放するためユンボを空き地まで移動させる段階で、誘導員を挟んでしまうケースなどが挙げられます。
油断が招く接触事故
ユンボと人の接触事故にも十分な注意が必要です。
重機との接触によって、死傷するケースは旋回などの危険度が高い作業をしている時とは限りません。
実際、測量・写真撮影・重機の点検作業などの作業中に死傷する事故が毎年多く発生しています。
測量や写真撮影をしている人が背後から後退してきたユンボとぶつかってしまうことや、ユンボのエンジンを始動させて状態を確認している際に、突然ユンボが動き出し、作業員が巻き込まれるなどの事故は意外と多いのです。
アームの電線切断事故
ユンボは、死傷者がでる事故意外に、広範囲の市民に影響を与える事故を起こしてしまうことがあります。
平成21年6月には、ユンボがアームをあげたまま移動した際、上部にあった電線に接触、切断してしまうという事故が発生しています。
ユンボを扱ったことがある人なら当たり前のことですが、ユンボを移動する時に、アームを下げるのは鉄則です。
また、重機が架空線の下を通る際には、架空線を監視する人員を配置するようにして万全を期して作業を進めたいものです。
油断大敵!安全第一!
ユンボの事故で最も危険なのは、旋回時ではありません。
これは、危険度の高い作業の時には自然と周囲が十分注意を払って作業を進めるためです。
リスクが低いと思われている作業の中にも危険が潜んでいることを忘れずに、
安全第一が鉄則です!
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