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【施工管理技士が知っておきたい設備工事の種類】避雷針工事

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公開日時 2023.03.02 最終更新日時 2023.03.02

ここのところ異常気象で、落雷は増加傾向にあります。
落雷による被害は甚大です。
そのため、一定の高さ以上の建造物には落雷の被害を避けるための「避雷針」を設置することが法律で定められています。
また、避雷針工事には様々な基準があります。
施工管理技士として避雷針工事に携わることになったときにまごつかないために、きちんと基準について知っておきましょう。

避雷針工事とは

避雷針工事とは


避雷針とは、雷を避けるためのものではなく「雷の被害を避ける」ためのものです。
具体的には、避雷針の先端から落雷を誘う電気を放出し、落雷したらその電流を避雷針と地面をつなぐ導線を通って地中に逃がします。

避雷針は、尖った先端を持つ棒状の導体で、屋上や屋根など建造物の先端に設置されます。
建築基準法では、20m以上の建造物や、寺社、煙突、ガスプラント、広告塔といった工作物への避雷針設置が定められています。
ただし、20m以上の建物に設置義務があるというだけで、20m以下なら落雷の危険がないというわけではありません。
周囲に高い建物がない場合、もしくは標高900m以上の土地に建っている建物は、一戸建てであっても避雷針を設置した方が安心です。
避雷針の設置基準はJIS規格で厳密に定められており、施工を行う業者はそれを遵守しなくてはなりません。
また、落雷の有無により避雷針の消耗度合いは異なりますが、設置後の定期的なメンテナンスが必要です。

避雷針工事の特徴


避雷針工事を行うかどうかの判断基準になるのが、国土交通省監修の建築設備計画基準です。
項目による加点方式で、点数が36を超えると避雷針設置をした方が望ましいでしょう。

避雷針工事の工程は以下の通りです。

設置工事

避雷針からアース線を伝って地中の銅板に電流を流すための銅板を地面に埋めます。
銅板の接地抵抗地は10Ω以下にする必要があります。

避雷針の設置

保護の対象となる建造物・工作物の先端に避雷針を設置します。
一戸建てなら通常屋根の先端に取り付けます。

アース線の配線工事

避雷針から落雷時の電流が流れるアース線を張り、地中の銅板に接続します。

接地抵抗の測定

アーステクター(接地抵抗計)を使い、接地抵抗地の測定をします。
適正な数値を確認できたら、工事の完了です。

電気工事に関する豊富な知識を蓄えよう

避雷針工事を行うには、十分な技術と熟練した経験が必須です。
今回は、避雷針の役割から避雷針工事の工程までをご説明しました。
施工管理技士として、求められたときにきちんと適正な作業が責任を持って行えるよう、しっかりと復習しておいてください。


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