道路工事抑制期間とは?東京はどんな取り組みを行っているか?
国土交通省の関東地方整備局「東京国道事務所」は、「道路工事抑制期間」というものを定めています。
具体的には、交通量が増加する12月や3月、また交通量の増加が予想される行事などが実施される期間を対象に、水漏れやガス漏れ、道路の損傷といった緊急工事を除く、路上工事を抑制する取り組みを行っています。
今回は、東京都における取り組みの事例などについて紹介したいと思います。
道路工事抑制期間の東京都での実例
以下、東京都で実施の平成30年度における実施事例について紹介します。
・7月21日:麹町大通りパレード
場所:千代田区、国道20号線
・7月28日:隅田川花火大会
場所:台東区と墨田区、国道6号線、14号線
・10月13日:世田谷区たまがわ花火大会
場所:世田谷区、国道246号
・11月11日:世田谷区246ハーフマラソン
場所:世田谷区、国道246号
・11月25日:江東シーサイドマラソン大会
場所:江東区、国道357号線
・12月2日:MINATOシティハーフマラソン
場所:港区、国道1号線、15号線
・12月15日~1月3日:年末年始抑制期間
・1月27日:新宿シティハーフマラソン
場所:新宿区、国道20号線
・3月1日~3月31日:年度末抑制期間
・3月3日:東京マラソン
・3月24日:練馬こぶしハーフマラソン
場所:練馬区、国道254号線
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道路工事抑制期間の効果について
平成29年度の路上工事抑制の施策を実施した結果として、以下のような効果がありました。
東京23区内の国道、都道における、12月の路上工事時間を年度ごとに比較したところ、道路工事抑制期間の実施により、計測を開始した平成14年度と比べ、平成29年12月では路上工事時間を33%抑制する結果となりました。
また、東京23区内の国道、都道における、3月の路上工事時間を年度ごとに比べると、道路工事抑制期間の実施により、計測を開始した平成14年度と比べ、平成30年では路上工事時間を53%抑制する結果となりました。
道路工事抑制期間をあらかじめ知っておくことでスムーズに
東京都道路工事調整協議会では、今回紹介したような道路工事抑制期間を適宜設け、事前に都民に発信しておくことで、スムーズな交通整理を行っています。
こうして見ると、工事やイベントによって道路が規制される予定はあらかじめ決まっているものも多いため、我々一般市民がこれを事前に把握しておくことも可能です。
ひとりひとりが、こうした情報を把握しておけば、ストレスのない交通ができるようになるので、知っておいてほうが何かと便利でしょう。
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