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バスダクトのメリット12個を解説|バスダクト工事の注意点とは?

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公開日時 2023.02.20 最終更新日時 2023.02.20

バスダクトとは?

バスダクトとは、アルミニウムや銅の帯状導体を絶縁物で覆ったり、支持するなどしてアルミニウム板や鉄でできた箱状のケースに納めた電力用幹線部材の1つです。

バスダクトの側面に取り付けられているグリップは、プラグイン遮断器を接続するために取り付けられています。耐熱性が高いPVCで外側を絶縁し、表面をメラミン樹脂で焼付塗装するのが一般的です。

バスダクトの主な種類3つ

バスダクトは変圧器に用いられ、工場内電力幹線などでも広く使われています。

バスダクトには種類があり、大きく分けて3つに分類することができます。これら3つにはそれぞれ違った特徴を持っており、異なる用途で使われることが多いです。

ここからは、主なバスダクトの種類である「プラグインバスダクト」、「フィーダバスダクト」、「トロリーバスダクト」についてご紹介します。

バスダクトの種類1:プラグインバスダクト

バスダクトの種類の1つ目は、「プラグインバスダクト」です。

プラグインバスダクトには、プラグインホールが設けられ、プラグによってバスダクトから分岐を得ることができるという特徴があります。プラグイン機能を装備することで、移設や負荷の増設を容易に行うことができます。

主に、工場やサーバーのバスダクトとして使用されます。

バスダクトの種類2:フィーダバスダクト

バスダクトの種類の2つ目は、「フィーダバスダクト」です。

フィーダバスダクトとはプラグインジョイントを持たないバスダクトで、標準的な長さは約3mとなっています。また、フィーダバスダクトは導体全体に絶縁体が覆われているため、触れても感電する危険性が少ないことが特徴です。

安全性に優れておりますので、高電圧を必要とする施設内で多く使われています。

バスダクトの種類3:トロリーバスダクト

バスダクトの種類の3つ目は、「トロリーバスダクト」です。

バスダクトに走行することができる絶縁トロリーを導入したものをトロリーバスダクトと呼びます。バスダクトの下部が開放してあるのが特徴です。クレーンやコンベアなど移動しながら使う電気機器への給電部材として広く利用されています。

電圧降下が少なく、電気特性に優れているのが特徴です。

バスダクトのメリット12個

バスダクトは大電流を流すことができる幹線部材であるため、工場や倉庫などの大電流を必要とする施設内でよく使われています。バスダクトと同じ用途でケーブルも利用されることがありますが、バスダクトにはケーブルにはないメリットが多くあります。

電圧降下を抑えることができるという特徴もバスダクトのメリットの1つです。

ここからは、バスダクトを使用するメリットを12個ご紹介します。

バスダクトのメリット1:耐久性がある

バスダクトのメリットの1個目は、耐久性があるという点です。

バスダクトには短絡容量が大きいという特徴がありますので、大電流を流すことができます。そのため、短絡事故に対する耐久性が高いのです。

しかし、長く使い続けていると変形やサビなどの劣化が見られるようになります。周囲温度や湿度などの使用環境によって劣化の進み方は異なりますが、10年を経過したバスダクトは接続部表面に注意しながら点検を行うことが大切です。

バスダクトのメリット2:負荷の片寄りに対応可能

バスダクトのメリットの2個目は、負荷の片寄りに対応可能であるという点です。

バスダクトシステムはケーブルのような1対1の幹線ではなく、大容量の集中幹線方式を採用しており、多数の幹線に分岐できます。

そのため、負荷が多い分岐幹線と負荷の少ない分岐幹線が混在したとしても、余剰場所と不足場所のバランスを平準化することが可能です。

バスダクトのメリット3:電圧降下を抑えられる

バスダクトのメリットの3個目は、電圧降下を抑えられるという点です。

バスダクトはCVケーブルと比べて導体が太いことが特徴です。 CVケーブルとは、「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」の略称で、電力ケーブルとして非常に広く普及しています。

また、バスダクトには導体同士の距離が短いという構造上の特徴もあります。そのため、リアクタンスの値が小さく、電圧降下を低く抑えることができます。

バスダクトのメリット4:電磁波の発生が低減する

バスダクトのメリットの4個目は、電磁波の発生が低減するという点です。

バスダクトは導体同士の間隔が短く、外部に漏れ出す磁束が小さいという特徴がありますので、ケーブルと比べて近接する通信線に対する誘導障害を低く抑えることができます。その結果、OA機器や測定機器への影響を最小化させることが可能となります。

医療機器がある環境では漏洩磁束が致命的な被害を被る可能性がありますので、バスダクトは非常に有用であると言えるでしょう。

バスダクトのメリット5:耐火性能が高い

バスダクトのメリットの5個目は、耐火性能が高いという点です。

バスダクトの内部は導体で満たされているため、火災時の煙道となるリスクを抑えることができます。さらに、ケーブルと比べても延焼の危険性が少なく、バスダクトの耐火性能は高いと言えるでしょう。

火災に対する安全性が高い幹線システムを構築できるのが、バスダクトのメリットの1つです。

バスダクトのメリット6:短絡容量が高い

バスダクトのメリットの6個目は、短絡容量が高いという点です。

バスダクトは短絡容量が高いという特徴があるため、変圧器直近で短絡事故が起きても高い耐久性を持ちます。変圧器のインピーダンスの大きさによって変動はありますが、20〜30kAという大きな電流にも耐えることができます。

その短絡容量の高さから、高圧変圧器の二次側の母線として広く使われています。

バスダクトのメリット7:増設工事がしやすい

バスダクトのメリットの7個目は、増設工事がしやすいという点です。

プラグインブレーカーを使うことで簡単に分岐を増設できますので、負荷変動が激しい工場でも簡単に負荷の変動に対応することが可能です。

このような工場では、改修や増築のため、不要になったケーブルが大量に山積されるという事態がしばしば起こります。そして、それらのケーブルが段積みされると異常加熱により、火災の原因になる恐れがあるのです。

そこで、バスダクトを採用して上記のような状況を解消することにより、火災事故の低減にも繋がります。

バスダクトのメリット8:電力の取り出し口が選べる

バスダクトのメリットの8個目は、電力の取り出し口が選べるという点です。

バスダクトにはプラグイン分岐機能を備え付けることができます。

プラグイン機能を装備したプラグインホールを利用することで、負荷の移設や増設が容易に行えます。また、活線中でも負荷の移設や増設を行えますので、稼働を止めたくないライン式の工場などで有用であると言えるでしょう。

バスダクトのメリット9:リサイクル型の幹線である

バスダクトのメリットの9個目は、リサイクル型の幹線であるという点です。

使用できなくなったバスダクトは鋼板や導体部分のアルミニウム、銅、絶縁物に分別することができ、それぞれ再利用可能な資源としてリサイクルされます。

そのため、バスダクトを幹線設備に採用することは、地球環境の保全につながるというメリットがあります。

バスダクトのメリット10:工期が短縮できる

バスダクトのメリットの10個目は、工期が短縮できるという点です。

ケーブル敷設の場合は、建物が出来上がって配線の確保が完了してからの工事になります。しかし、バスダクトは下層階から順に立ち上がっていく建築方法を採用しており、プレハブ施工が可能です。

そのため、工程にあわせて施工でき、投入工数の省力化や均一化を図ることができます。

バスダクトのメリット11:ケーブルよりも見映えがする

バスダクトのメリットの11個目は、ケーブルよりも見映えがするという点です。

大量のケーブルを敷設してしまうと、見た目が煩雑とした印象を与えるものとなってしまうでしょう。しかし、バスダクトを利用すれば電路の見映えがすっきりとします。

電力ケーブルを何本もケーブルラックに敷設するのと比較すると、天井やシャフト内の納まりが良くなり、美観の向上が図れるようになります。

バスダクトのメリット12:電力を均一に保てる

バスダクトのメリットの12個目は、電力を均一に保てるという点です。

バスダクトの内部は隙間無く導体が敷き詰められており、熱対流が発生しません。

熱対流とは、空気や液体などの流体内で温度差により流体が移動する現象のことです。この熱対流が発生しないおかげで、縦向敷設や垂直敷設を行っても熱勾配が発生せず、均一な電力品質を保つことができます。

バスダクトのデメリット2つ

バスダクトのデメリット2つ

ここまでは、バスダクトを導入した時のメリットについて見てきました。様々なメリットがある一方で、バスダクトにはいくつかのデメリットがあることも事実です。

ここからは、バスダクトのデメリットである「複雑な施工が難しい 」「事故発生時の停電範囲が広くなる 」の2つについてご紹介します。

デメリットも考慮に入れた上で導入を検討するようにしましょう。

複雑な施工が難しい

バスダクトのデメリットの1つ目は、複雑な施工が難しいという点です。

バスダクトは直線的に敷設を行うのが効率的なため、直線をずらす、曲げる、などを繰り返す場合は、曲がり部材などが必要になります。

具体的には、バスダクトの直線を曲げる「エルボ部材」、曲げの繰り返しに対応する「組み合わせエルボ部材」などが挙げられます。コストダウンを図るためには、なるべく直線的な敷設を考えることが大切です。

事故発生時の停電範囲が広くなる

バスダクトのデメリットの2つ目は、事故発生時の停電範囲が広くなるという点です。

バスダクトは数千アンペアの電流を流すことができます。

CVTケーブルの許容電流は300Aほどですので、CVTケーブルの十数倍の許容電流を流せることになります。したがってバスダクトで事故が起こると、停電範囲が広くなる可能性があり、大変危険です。事故を起こさないためにも、周囲温度に注意を払う必要があります。

バスダクト工事の注意点4つ

バスダクトを導入する際には、工事可能な場所の環境を確認することが大切です。また、接地工事が必要な場合もあります。さらに、バスダクトの保管場所に気をつけ、過負荷を避けることも意識しなければなりません。

ここからは、バスダクト工事の注意点を4つご紹介します。これらの注意点を意識しながら工事を進めるようにしましょう。

バスダクト工事の注意点1:工事可能な場所の環境

バスダクト工事の注意点の1つ目は、工事可能な場所の環境です。

バスダクトは大きな電流を流せるため、一部の劣化で系統全体に危険が及びます。

高温や異常振動などの敷設環境に適さない環境にバスダクトが晒されると、その部分が劣化し、電力系統の信頼性が低下してしまいます。バスダクトの設置に適した環境かどうかを定期的に確認する必要があるでしょう。

バスダクト工事の注意点2:接地工事が必要な場合がある

バスダクト工事の注意点の2つ目は、接地工事が必要な場合があるという点です。

バスダクトは、ケーブルラックや電線管と同様に、電気設備技術基準及び内線規程に基づいて接地を施すように定められています。

使用電圧が300V以下の場合は「D種接地工事」、300V以上の場合は「C種接地工事」を施さなければなりません。一般的には、バスダクト同士をボンディングによって接続することになります。

バスダクト工事の注意点3:保管場所に注意

バスダクト工事の注意点の3つ目は、保管場所に注意するという点です。

40℃を超える場所にバスダクトを保管すると、電気的な性能が低下する可能性があります。そのためバスダクトを補完するときは、40℃を下回る場所に保管することが大事です。

湿度の高い場所も保管場所としては避けましょう。水がかかる恐れがない乾燥した場所に、木材などで浮かせるようにして保管すると性能低下を抑えられます。

バスダクト工事の注意点4:過負荷を避ける

バスダクト工事の注意点の4つ目は、過負荷を避けるという点です。

バスダクトは1系統から多くの分岐幹線を得られますが、負荷の増設を繰り返していると、バスダクトの最大容量を超えてしまう恐れがあります。

さらに負荷容量を超過した状態で使用していると、バスダクトの異常過熱が発生し、火災事故につながる場合もありますので、過負荷に注意して増設計画を立てることが大切です。

バスダクトについて理解しよう

バスダクトは、大電流を流すことができる電力幹線用部材です。このバスダクトは3つに分類することができ、それぞれ異なる用途で使用します。

バスダクトには耐久性や耐火性が高く、電圧降下を押さえられるなど様々なメリットがある一方で、複雑な施工が難しいという短所もあります。

設置場所の環境や保管場所に注意しながら、安全に敷設することが重要です。


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