現場監督に向く人の性格8選|性格とともに必要な能力6つや仕事内容も解説
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現場監督に向いている人はどんな人なのだろう?
これから現場監督を目指す人や、はたらき始めて間もない現場監督の方はこんな悩み・疑問をお持ちかもしれません。
そこでこの記事では、現場監督の派遣・転職業界に根ざして30年以上の当社・株式会社夢真が監修し、「こんな人は現場監督に向いている」といえる性格の特徴や、現場監督として特に活躍できるひとに見られる能力などをわかりやすく解説します。
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目次
現場監督とは
建設現場の施工に関する技術面を監督する立場及び現場責任者を指し、「現場監督」という資格はないため、実質的には施工管理技士が該当します。現場監督の仕事は、建設工事を技術的に監督し、責任を持って施工する役割を担います。
現場監督のあり方は企業によって異なり、例えば、現場監督の業務が先行管理のパターンと、現場や技術的な業務は現場監督に、事務方は施工管理に区別しているパターンがあります。
一定の規模の工事では、施工の技術面の監督者の配置が法令によって規定されています。そのため、建設業許可を取得した業者は、請負金額に関係なく、工事現場には主任技術者の配置が義務付けられています。
また、下請け契約の請負金額が合計4000万円(建築一式工事は6000万円)以上の工事では、主任技術者ではなく監理技術者を配置する義務が生じます。
一方、建設業許可を取得しない軽微な工事を行う業者であれば、主任技術者や監理技術者の代わりに資格を保有しない現場監督が業務を行います。
軽微な工事とは、木造住宅の建築一式工事では請負代金が1500万円未満、もしくは延床面積が150m²未満を指します。
その他の建設工事では、1件につき請負代金が500万円未満です。
現場監督に向いている人の性格8選
人手不足の建設業界では、未経験者でも現場監督として実績を積みながら育てる方針の企業も多くあります。
ただし、未経験者に施工管理を担当する現場監督を任せ、業務を的確にこなしてもらうためには、現場監督に向いている性格を把握しておきましょう。
どんな仕事でも同じですが、未経験者にとって初めての仲間は緊張の連続です。
まず、誰とでも仲良くなれる性格は、現場監督として向いています。作業員や職人は、自分より多くの経験を積んで知識も豊富ですので、コミュニケーションを取りながら様々な知識を身に付けられるでしょう。
現場経験の少ない年下がいきなり管理職として束ねるためには、大きな声で話すことや、分からないことを素直に聞けるような態度であれば、相手の懐に入りやすくなります。
また、トラブルが発生した際に、慌てず落ち着いて行動できる性格も、作業員たちからリーダーとして信頼される現場監督に欠かせない性格です。
1:積極的で社交的
現場監督の仕事では、現場の職人を取りまとめて作業を進める必要があります。職人の中にはクセの強い方もたくさんいるため、彼らの信用を得るためには相当なコミュニケーション能力が必要です。
また、さまざまな業者との打ち合わせも多く、常日頃から相手の要望を汲み取りつつも、自分の意見を的確に伝える必要もあります。
このように、日々多くの人と接することで、円滑な関係性を保つコミュニケーションを取るためには、社交的で人と接することが好きな性格でなければ、相当厳しいといえるでしょう。
さらに、多くの人を束ねて目標を達成するためには、リーダーシップを発揮する必要もあります。そのためには、現場での人間関係を構築し、現場監督としての信用を得ていなければ、当然誰もついてきてくれません。
したがって、こうした観点からも、社交的な性格の人でないと厳しい部分はあるかと思います。
2:繊細でマメ
工期内に作業を終了させるためには、正しい管理計画の立案が必須です。そのため、細かいところに気を配ることができたり、綿密に計画を立てそれに沿った行動ができたりするような、マメな性格の人に向いています。
また、現場では予期せぬトラブルが発生することもあるため、それらを未然に防ぐ必要があります。そのため、現場監督には危機管理能力が必須であり、あらかじめトラブルが発生しそうな箇所や作業工程を見極め、対策を講じておくことが重要です。
そういった意味においても、マメな性格の人は、現場監督の適性があると言えるでしょう。
3:責任感が強い
責任感が強く、発言に一貫性があり、強い信念を持っている性格は、現場監督に向いていると言えます。
責任感が強い性格とは、「物事をやり遂げようとする強い意志」を指します。しかしながら、それだけでは現場監督には不向きです。強い意志は、1人で作業を進める際には有効ですが、共同作業の場合は不利になることもあります。
リーダーシップを発揮するのは重要ですが、それだけでは作業員は付いてきません。特に職人気質の強い作業員や専門業種で合流するメンバーからは、良い感情を持たれないでしょう。
誰もが高品質の構造物建設を目指す現場では、問題に真正面から取り組む真摯な態度が評価されます。そのため、現場監督の発言だけでなく、その態度にも一貫性があるかどうかを作業員たちは見ています。
ただし、責任感が強いということは、全てを抱え込むことではありませんので、細心の注意を払いましょう。
4:冷静な判断と的確な指示ができる
建設現場に限らず、どんな仕事でもトラブルは付き物ですが、現場監督には、状況判断が的確にできる性格が求められます。
予定通りに現場作業が進まない時やトラブルが発生した時、現場監督は冷静に判断し的確な指示をする必要があります。その時に考えられる選択肢の中から、良いと思うものを迅速に選んで、対応できる作業員に分かりやすく指示を出します。
的確な指示とは、分かりやすく伝える能力であり、指示を受けた現場作業員は自分たちで役割分担して行動します。その最初のきっかけを与えるのが現場監督です。
もちろん、間違えることもあるでしょうが、それを経験にして同じ失敗を繰り返さないことも、冷静な判断につながります。事態が落ちついた際、作業員にねぎらいの言葉をかけられれば、なお良いでしょう。
5:臨機応変な対応ができる
臨機応変に対応できる性格は、工期の遅れや関係企業との連携がうまくいかない時に効果を発揮します。
工事現場のトラブルは、責任感だけで対応できないものも多く発生します。例えば、天候不順による工期の遅れは、誰のせいでもありません。その際、工程の見直しやスケジュール調整などによって、難局を切りぬける力が必要です。
ピンチをチャンスに変える性格は、周囲に「頼もしい」印象を与えます。人的ミスによって作業工程の見直しを余儀なくされた場合も、叱責するより対策を優先させる対応が現場監督には必要です。
方針を明確に提示することを優先させると、現場の雰囲気も良くなります。
臨機応変な対応は、冷静な判断や責任感の強さとリンクする性格と言えるでしょう。
6:精神力が強くストレス耐性がある
イヤなことがあっても立ち直れる性格は、現場監督に向いています。
仕事では、業務上のトラブルよりも人間関係の方が精神的につらい場合も多いでしょう。作業員の態度や言葉に落ち込んだり、自分のとった態度や言葉にイライラしたりすることが重なり、状況が長引くと好転するチャンスを逃すこともあります。そんな時に、抱え込まず、吹っ切れる性格であれば、相手ともうまく付き合えるでしょう。
トラブルが多い職場環境は、事故やケガの発生も多くなりますので、集中して業務に取り組める環境整備も、現場監督には求められます。
言うべき時はハッキリ言って、是正を求めることも必要です。
年長者や職人への注意は、精神的な強さがなければできません。
7:向上心がある
現場監督にとっての「向上心」には、2つの意味があります。
1つは、技術的な向上心です。建設現場では、新しい施工方法が導入されることも多いので、設計士からの指示を受け、知らない工法があれば質問して学ぶ姿勢が必要です。
もう1つの向上心は、現場の状況をより良くするための方法を考えることです。トラブルの原因を探り、作業方法や工程の見直しを行うなど対策を考えましょう。
現場監督の使命は、工期内に高品質の構造物を予算内で完成させることです。そのために様々な角度から現状を見直し、作業員の負担を軽減しながら実態に即した提案を行います。
日頃から情報収集を行い、工夫を重ね努力を惜しまない向上心を持っている人は、現場監督に向いていると言えます。
8:声が大きい
声が大きい現場監督は作業員から信頼される傾向があり、特に挨拶の声が大きい人は、円滑な人間関係を構築できます。
大きい声が苦手な性格の場合は、挨拶の時だけ背筋を伸ばして相手の目を見ます。作業員にとって、挨拶ができることが社会人としての基本となっているため、挨拶の声が大きければ現場でやっていけるでしょう。
同時に目を合わせることも、挨拶に含まれます。目を合わせないと、「相手に対して良い感情を持っていない」と思われるからです。
また、大きな声は元気で明るい性格を印象づけます。年配者や職人にとって大きな声は、「裏表のない性格」であり、現場監督に必要な資質を持っていると判断します。
現場監督に必要な能力6つ
現場監督が業務を行うためには、人間関係を潤滑にして作業をスケジュール通り進める能力が求められます。
この場合、先に触れた性格なども影響しますが、足りない場合は能力で補う必要があります。
まず、人間関係を構築するためには、コミュニケーション能力が重要です。
また、現場の作業を進める上では、統率力などチームをまとめる力も欠かせません。段取り力や危機管理能力は、トラブル発生時に有効です。
さらに、経理は予算内で施工するための実務能力であり、交渉力は工事を施工する責任を全うするために使います。
1:コミュニケーション能力
建設業界でのコミュニケーション能力とは、初対面の人とスムーズに話せる能力や性格です。
例えば、同じ指示をする場合でも、ミスをしてから注意するより、作業前に指示を出すことでミスを減らせます。その際、分かりやすく説明できることもコミュニケーション能力の一部で、説明が分かりにくければ、相手に指示が伝わりません。
また、作業の進め方を悩んだ場合は、経験豊富な作業員や職人に相談できるというのも、コミュニケーション能力です。この時、設計士からの指示や仕様書の記載した方法に対して、現場で異なる方法を提案された時の対応も含まれます。
建設現場はチームワークが大切ですので、協力して作業を進めるために、会話を通じて意思の疎通を図りましょう。
2:統率力
現場監督に求められる統率力とは、担当する建設現場のメンバーをまとめる能力です。
建設業界での統率力は、リーダーシップやマネジメントも含めた性格や行動を指します。
構造物を完成させるために集まったメンバーは、同じ会社の人間ばかりとは限らず、他社から応援に来た職人や専門業者も加わることが多いでしょう。
メンバー同士は今までに仕事をして顔見知りでも、現場監督とは初めての場合もあります。また、施主の希望や新しい工法を導入する際、今までと異なる方法に戸惑いや不満が出ることもありますが、問題を解決するための方針を明確に示して納得させて導くのも現場監督の仕事です。
統率力を発揮するためには、自信を持って自分の言葉で説明できることが重要です。
自分の考えを押しつけるだけでなく、現場の言葉も素直に聞きながら、自分の方針と作業員や職人の声を融合させることを目指しましょう。
3:段取り力
現場監督の段取り力とは、スケジュール管理です。
工程全体を俯瞰して手順を考え、想定していた資機材や作業員が確保できない時、第2、第3の手順を提示して工期内に完成させる方法を目指します。
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ハッキリとスケジュールや工程を示せば、現場の混乱を防ぎ工程待ちなどの無駄を省けます。
また、現場監督の段取り力は、逆算力です。工事を着工するために現場事務所の開設時期を考え、物件探しを始める時期の設定など常に逆算で行動します。
要領よく作業を進めるために準備することが段取り力ですので、段取りを進めるために、手間取っても構いません。
試行錯誤がなければ、より良い方法は見つけられませんので、努力を惜しまない性格も段取り力に必要な能力です。
4:危機管理能力
危機管理能力とは、トラブルやミスが起こらないように事前に対策を施すことです。建設現場にトラブルはつきものとはいえ、少なければそれだけ作業員の負担を減らして工期を短縮し、経費を節減できます。
現場監督に求められる危機管理能力とは、リスクを抑えるための性格と行動です。現場の危険個所を把握したには、速やかに対策を講じましょう。作業員や職人の安全意識を高めるために、朝礼での声掛けなどを積極的に行います。見過ごせば、事故の発生につながるからです。
危機管理能力を高めるためには、日頃からの備えが大切ですが、リスクを想定して簡単な対策から行えば、負担は増えません。
分からないことを調べ、その際メリットとデメリットも同時に把握すると、選択肢を増やせます。
5:経理能力
現場監督の経理能力とは、予算管理能力です。設定された予算で構造物を完成させる管理能力を指します。
細かい仕事を厭わない性格も経理能力に直結します。しかし、あまり細かいことばかり指図すると、現場から嫌われる原因になりますので注意しましょう。必要な経費は使い、無駄なものは省くなど、メリハリのある経費の使い方が求められます。
経理能力は、建設会社が現場監督を評価する際の指標の1つです。現場の言いなりになっていないかなど、必要経費をチェックすることもあるでしょう。
「無駄とは何か」を常に考え、現場の意見を大切にしながら計画的な予算執行をしていきます。
資機材を購入してから返品はできません。購入前に十分に検討する性格や、トラブルを想定する能力も経理能力と言えるでしょう。
6:交渉力
交渉力とは、相手との利害を調整し、お互いが納得できる合意点を見つける能力です。現場監督に交渉力が求められるのは、下請けなどとの価格交渉です。
設定された予算で建設するために交渉を行いますが、自分の都合ばかりを押し付けていては交渉が成立しません。
双方が納得した着地を目指す姿勢は、作業が始まる前に、現場監督の性格や能力を印象づけられます。
また、現場がより良い雰囲気で始められるための価格提示と、適度な交渉回数も重要です。
この他にも、現場監督には施主との交渉や周辺住民との話し合いなど、複数の交渉を持つ機会があります。
コミュニケーション能力を発揮して、お互いが気持ちよく妥結できる交渉を行いましょう。
現場監督の仕事内容8つ
現場監督は、技術的な監理責任と現場の責任者としての2つの仕事をこなします。
企業によっては、監理業務は施工管理技術者、責任者業務は現場代理人と、2手に分かれて分担することもあります。
今回ご紹介する仕事内容は、主に施工管理技術者の仕事です。技術的な担当ですが、業務を遂行するために必要な下請けや資機材の手配も含みます。また、環境管理の周辺住民との折衝も現場責任者としての対応です。
小規模な建設会社では、現場事務所に事務職員の配置がないこともあります。その場合は、多少負担は増えますが、本部が代行して無理なく業務がこなせる体制を構築します。
1:作業工程管理
作業工程管理は、構造物を納期内に完成させるためのスケジュール管理で、「工程管理」と略されることもあります。スケジュール管理とは、工事の進め方や日程調整です。
工事は手順通りに進める方法もありますが、資機材や人員の調達の都合、現場の状況などによって変更する場合もあります。その際、作業Aが終わらなければできない作業Bと、作業Aが終わらなくてもできる作業Cがあります。
このような作業を見極め、工程待ちをなくして効率よく作業が進行できるように調整します。
作業工程管理では、現場作業員が把握できるように工程管理表を策定して提示します。作業の進捗状況や天候などによって工程の変更が必要になれば、その都度調整し工程表を作成します。
2:作業現場の環境管理
環境管理は、建設現場の労働環境の調査や近隣住民への対応などです。
現場監督が管理する環境とは、自然環境や周辺環境、職場環境を指します。自然環境の管理では、工事による地盤への影響、大気や水、土壌などの汚染が発生しないように対策を行います。
周辺環境の管理とは、周辺住民の生活環境への対策です。工事に伴って発生する振動や騒音、粉塵などの他、車両の出入りに伴う交通渋滞などの対策も含みます。
職場環境の管理とは、工事現場の作業員環境の整備です。点検や巡回を行い、危険個所を発見した場合は速やかに対応します。
工事車両の出入りによる交通事故、工事現場への関係者以外の立ち入りを禁止するための掲示なども環境管理の一環です。
3:作業現場の安全管理
安全管理とは、建設現場での事故防止のための活動です。建設現場での労働災害を発生させないために、作業員や協力業者と共に避難訓練や防火訓練などを実施します。
また、ヒヤリハット事例の勉強会を開催して安全意識を向上させ、同時に作業環境の整備を行い、整理整頓の他、掃除を徹底します。
毎日の作業開始前の点検や作業中の巡回・指導、終了後の片付けやミーティングなども管理業務です。
ヘルメットや服装、安全靴の正しい着用、高所作業時の安全ベルトの正しい装着など事故防止のための装備も随時点検し、作業員に適宜声掛けをして気の緩みが起きないようにします。
体をほぐして事故を防ぐ目的で行う始業前の体操も、安全管理の一環です。
4:資材管理
資材管理は、「原価管理」とも呼ばれ、資材発注業務が中心です。工事の予算は前もって決められているため、予算内で完成させるように調整します。資材発注は業務の進捗状況に合わせて順次行い、過不足がないようにします。
また、トラブルが発生して想定していなかった資材が必要になった場合に、施主と話し合うことも資材管理にあたり、必要に応じて見積書の作成も行います。
予算を満額使うよりも経費を抑えて工期内に完成させるほうが、会社から現場監督は高く評価されます。
一方、経費が少なすぎると現場から不満が出ます。どちらからも高評価を受けるための調整も、現場監督の腕の見せ所です。資材管理を通して損益を計算し、正確な予測を行いましょう。
5:搬出入管理
搬出入管理とは、発注した資機材及び建設用重機などの建設現場への搬入と、終了後の搬出計画の策定と監督です。
工事現場の管理では、資材置き場や重機用の駐車スペースを確保します。しかし、十分な場所の確保は困難な場合も多いので、工事の進捗状況に合わせて順番に搬出入できるように計画を立てます。
この時、作業工程管理とリンクさせて計画を立てますが、搬出入回数を増やすと運搬費が増え、回数を少なくすると資材置き場が不足するという問題が出てくることもあります。
また、搬入した資機材の配置計画も重要で、無造作に置くと搬入作業が滞り、搬出作業の遅れや交通渋滞の原因になります。
搬入車両の動線と、効率よく工事に使用するための配置を考慮して計画しましょう。
実際の搬入作業は、納入業者によって行われますが、配置場所の事前連絡の徹底も搬出入管理の一部ですので、しっかりとした管理が必要です。
6:下請け業者の手配
下請け業者の手配は、原価管理や資材管理として行うこともあります。
下請け業者を手配する際は、工程管理とリンクさせて、予定した作業日に、作業内容に適した人材を必要な人数確保する必要があります。
この時、建設会社と付き合いのある業者を手配することが一般的ですが、下請け業者の都合が合わなければ他の業者に依頼することもあります。
また、工事内容によっては、専門業者の手配も必要になりますので、対応できる業者が少ない工事の場合は、遠方の業者も含めて検討しましょう。
下請け業者の手配では、予算内に収められる価格交渉も業務の一環となります。
7:図面の修正
工事中に設計変更などが必要になった時は、現場監督が図面の修正を行います。多くの場合、CADソフトを使用してパソコンで作成します。
この他、工事が始まる前に設計図から施工図を起こす業務も担当し、杭・基礎、躯体、内装など工事の種類ごとに作成します。電気や設備工事は、それぞれの監督が施工図を基に電気図や設備図を作ります。
施工図の作成及び修正をする場合は、作業員や職人、電気・設備工事の監督が作業の参考図として見るため、分かりやすくミスのない図面作成が求められます。
現場で作業する中で、設計図を見るのは現場監督だけで、ほとんどが施工図を見て作業を進めます。
万が一施工図にミスがあれば、設計通りの構造物は作れず、やり直しもきかないため、現場監督の仕事の中でも、図面の修正はもっとも技量が問われる業務と言えるでしょう。
8:完成物の品質管理
完成物の品質管理は、定められた試験方法によって確認します。
設計図や仕様書に指定された強度や寸法、機能や材質、施工方法が行われていることと、品質が保たれていることが重要なポイントです。
完成してからは確認できない部分もあるため、工程ごとに現場写真を撮影して記録を作成します。この写真撮影の方法についても、品質確認ができるように撮影方法に決まりがあるため、施工前から順次必要なものを撮影して、整理しておきましょう。
施工が完了し、品質試験に合格後、撮影した写真を基に作成した施工記録を完成させるまでが現場監督の仕事です。
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現場監督の仕事は、建設現場の技術的な内容の監督及び指導のため、初対面の相手にも積極的に話しかけられる社交的な性格が向いています。
また、現場での冷静な対応や的確な判断ができる性格や、精神的に強い性格も適していると言えます。
性格の他にも、コミュニケーション能力や統率力など、現場監督としての責任を果たすための能力も必要です。
現場監督の仕事は、施工管理と現場の調整です。構造物をミスなく工期内に完成させる目的を果たすため、仕事が円滑に進められる環境を整備しましょう。
本記事を参考に、現場監督の仕事に向く性格について理解を深めてください。
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