現場監督の必須の道具!カケヤの知識と正しい使い方について!
工事現場でよく使われる道具に「カケヤ」があります。
漢字で書くと「掛矢」ですが、特に新人現場監督などはカケヤと聞いてもピンと来ず、「カケヤとは一体どのような道具だろう?」と疑問に思う人の方が多いかもしれません。
実際に現物を見ても「どうしてこれをカケヤと言うのだろう…」と思ってしまう人も多いでしょう。
この記事ではカケヤの概要と正しい使い方をレクチャーしていきます。
現場監督なら知っていて当然の知識なので、ぜひ覚えておきましょう。
カケヤの概要
カケヤとは、言ってしまえば大きな木槌のことです。
柄の長さが90cm程度あり、重さも3~4kgあるので片手では扱えません。
近年では木製でなく樹脂製のものも増えてきましたが、とにかく大型のハンマー状のものがカケヤです。
工事現場では目印になる杭などを打つために使用されるほか、何かを破壊する用途でも使われます。
木製の杭の頭を金属製のハンマーで叩くと割れることがあるので、カケヤは木製または樹脂製です。
樹脂製のものは反発力が強いので、杭を打った反動を使えば少し軽い力で振りかぶることができます。
カケヤなどと言わず「大木槌」とでも言えばいいようなものですが、カケヤの語源ははっきりしていません。
とりあえず、建築業界で「カケヤ持ってきて」などを言われたら間違えないようにしてください。
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カケヤの正しい使い方
カケヤは大きな木製ハンマーなので、腕力に任せて使えば問題ないと考える人もいるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
特に杭を打つときなのですが、カケヤの打撃面と杭の頭が平行になるようにしなければ、杭はどんどんずれていきます。
杭をずらさずに打つには下半身の安定が大切です。
杭を地面に軽く刺して杭が自立するまで打ち込んだら、そこから先は下半身を安定させてカケヤを振りかぶり、カケヤの芯が杭の芯に来るように腕でコントロールしながら打ち込みます。
腕で打ち込むというより、腕はカケヤのコントロールに使い、膝や腰の力を上半身に伝えることでカケヤを振るのがポイントです。
文字を読んで理解したつもりでいても実際にカケヤを振るとできないことが大半なので、先輩社員などに見本を見せてもらうと良いでしょう。
カケヤの使い方をマスターしよう
カケヤの使い方は予想以上に難しく、これをうまく使えると先輩からの評価が少し上がるほどです。
現場で役に立つスキルなので、単純な工具と侮らず、正しい使い方をマスターできるようしっかり練習しておくといいでしょう。
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