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パラペットとはどんなもの?基礎知識とメリット・デメリットから修復まで紹介

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公開日時 2023.02.15 最終更新日時 2023.02.15

こちらの記事では、パラペットについてご紹介いたします。


 

パラペットとは


パラペットとは、立ち上げた壁(手すり壁)のことを指します。
平らな屋上やバルコニー等の外周部に設置されることが多いです。
高さは場所によって10~150センチと幅があり、用途によって変えられます。
陸屋根式の住宅や注文住宅、デザイナーズハウス等で用いられています。

パラペットが設置される主な屋根の種類

パラペットは主に陸屋根などで設置されますが、それ以外の形状の屋根にも設置可能とされています。
ここではパラペットを設置する主な屋根の形状について解説します。

陸屋根
陸屋根は、風向きによってさまざまな場所に溜まった水が流されます。
パラペットが無いと外壁に雨水がかかることが多いため、外周すべてに設置されることが多いです。
陸屋根のパラペットの内側には、雨水を溜めるために排水溝が設けられます。

片流れ屋根
片流れ屋根は、屋根の下端の軒に雨樋があるため、3方向にパラペットを設けることが多いです。
パラペットの内側の雨は、屋根の面に沿って雨樋へと流れます。

切妻屋根
一般的な住宅の屋根である切妻屋根にもパラペットを設置できます。
3方向に設置され、コの字型になることが多いです。

パラペットの構造・役割


パラペットは一般的に、鉄筋コンクリート造の建物の屋上やバルコニー等に用いられています。
木造住宅ではほとんど見られません。
墜落防止や、スラブと壁面の防水効果を高めて補強する目的等で設置されることが多いです。

さらに天板からの防水効果を高めるため、パラキャップと呼ばれる金属製の笠木が施される場合もあります。
これらは板金笠木等と呼ばれています。
この笠木によって、雨水が内部にまで入り込まないようになります。

パラペットのメリット4つ


パラペットは木造住宅以外の建築物の平らな屋上やバルコニーなどに設けられるものです。
主に建築物の先端保護を目的として設置するものですが、バラペットを設けることにより、墜落防止や屋根スラブと壁面との接合部の防水効果を高めるなどさまざまなメリットがあります。
ここではパラペットのメリット4つについてご紹介していきますので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてください。

1:転落防止

パラペットとは、建物の平らな屋上やバルコニーなどの外周部に設置された手すりのような場所のことを指すため、「胸壁」や「扶壁」、「手すり壁」などとも呼ばれています。
パラペットはもともと胸の高さまである防壁を指す言葉で、それが転じて人の落下を防止する手すりとなりました。
このように、建物の屋根やバルコニーなどにパラペットを設けることにより、人や物が転落するのを防止することができます。

2:排水することで外壁の劣化を防ぐ

屋根に傾斜がある場合、雨が降っても雨水は自然に地面に流れていきます。
しかし戸建て住宅やアパート、学校などで用いられているフラットな陸屋根の場合、そのままでは雨水は外壁を伝って流れ落ちていってしまいます。
雨水は酸性なので、雨水に晒されることで外壁はどんどん劣化していってしまうでしょう。
しかしパラペットがあれば、雨水は雨樋などを伝って排水されることから、建物の劣化を防止することができます。

3:防水層を形成できる

近年戸建て住宅の中にもフラットな陸屋根を設けたキューブ型住宅が多いですが、このような住宅は傾斜のある屋根を設けた住宅よりも雨漏り対策が必要です。
陸屋根の表面は防水層によって雨漏りを防いでいますが、パラペットを設置することにより、壁と屋根の接合部の防水性をより向上することができます。
そのため、屋上に防水層を形成するためには、パラペットの立ち上がりが必要だと言えるでしょう。

4:外観のデザイン性を高められる

パラペットを設けることにより、建物の外観のデザイン性を高めるのに役立ちます。
前述のようなキューブ型住宅は、傾斜のある屋根を設けた住宅よりもシャープな印象になります。
また、店舗などの場合は外壁に看板などを取り付けることもありますが、その際にパラペットがあれば取り付けが容易です。
さらにパラペットがあることで屋上部分も見えなくなることから、生活感のないすっきりとした意匠になるでしょう。

パラペットのデメリット3つ


ここまでご紹介したとおり、パラペットには人の転落防止やデザイン性の向上やさまざまなメリットがあります。
そのため、近年ではパラペットを設けた陸屋根の住宅も増えてきています。
しかしメリットが多い一方で、パラペットにはデメリットも存在します。
ここではパラペットのデメリット3つをご紹介していきますので、どのようなデメリットがあるのか参考にしてみてください。

1:笠木からの雨漏り

笠木とは、パラペットの頂点部分に被さっている仕上材や金属などでできた研ぎ出し石、セメントなどのことを指します。
パラペットを立ち上げる場合、一般的にはこの笠木を使用して壁の防水壁と防水層の接点の防水性を高めることになります。
笠木には雨漏りを防止する役目がありますが、その一方で笠木を取り付けているビス穴や中の防水シートの幅が足りないなどの理由から、笠木部分から雨漏りが発生するケースがあります。

2:箱樋は掃除やチェックが必要

パラペットにある立ち上がり部分と屋根スラブの接合部分は「箱樋」と呼ばれています。
箱樋部分には屋上の雨水が集まり、落ち葉などのゴミも集める部分なので、劣化しやすいといわれています。
また、内樋が金属製の場合、落ち葉などが溜まるとサビが発生してしまう可能性があり、中に落ち葉が詰まって雨水が溢れると雨漏りの原因になることもあります。
そのため、定期的に清掃やメンテナンスを行うことが欠かせません。

3:コストがかかる

パラペットに使用する部材と屋根に使用する部材は異なります。
そのため、雨漏りなどが発生した場合にはどちらが原因なのかを突き止める必要があります。
また、パラペットを修理する場合は一般の屋根工事業者では対応できないこともあるため、パラペットが雨漏りの原因だった場合には、発注した工事を板金工事会社へ依頼しなければいけないこともあります。
そのため、余計にコストがかかることになります。

雨漏りが発生しやすいパラペットの部分


パラペットは、雨漏りをしやすいのでメンテナンスが必要になります。
雨漏りの原因となるのが、排水口や笠木等です。

排水溝
陸屋根に振った雨は、わずかにつけられた勾配を伝って排水溝に集まります。
このため排水溝や周辺には、雨水や泥、ゴミなどが集まりやすく、劣化も進みやすいとされています。
また詰まりも起こりやすいので、それが原因となり雨漏りが起こる可能性もあるのです。

笠木
パラペットに取り付けられている笠木は、防水機能が施されているものが多いです。
しかしそれでも経年劣化は起こります。
たとえばビス穴や継ぎ目などから漏水し、雨漏りに繋がる可能性があるのです。
定期的なチェックやメンテナンスが欠かせません。

箱樋
パラペットの内側に設けられている箱樋が詰まると、水溜まりのように水が溜まってしまいます。
そうしてあふれ出した水が原因で雨漏りすることもあります。
この樋部分はパラペットがあるためあまり見えない部分です。
そのためチェックしづらい部分といえるでしょう。

サッシ
陸屋根等に設置されているパラペットは、外壁をそのまま垂直に伸ばしたものが多いです。
そのため軒が無く、外壁やサッシにかかる雨水の量も多いため傷みやすいとされています。
このため、ひび割れ等が無いか定期的にチェックする必要があります。

さまざまな場所で発生する原因により雨漏り等のトラブルが起こる可能性があります。
このため定期的なメンテナンスが欠かせません。

パラペットのメンテナンス方法

パラペットのメンテナンス方法


パラペットは、定期的にメンテナンスを必要とする部分が複数あります。
特に笠木、排水溝、箱樋は必ず点検したい場所だとされています。
では、具体的にどのようにメンテナンスしていけばよいのでしょうか。

排水溝
排水溝のメンテナンスは、基本的に陸屋根の防水工事とほぼ同じとされています。
表面に塗られているトップコートは、5~7年ごとに塗り替えるのがおすすめです。
防水工事は劣化の具合に合わせて主に以下のような処理を行います。

1.シーリング処理
排水溝周辺は、排水溝からパラペットが立ち上がっているので、亀裂などが起きやすい場所です。
その場合、シーリング処理を行い補修する場合もあります。
二次被害が無ければ、パラペットと屋上の防水層の隙間を補修するだけで完了します。

2.下地の補修
下地が浮き出したりはがれてしまったりした場合、段差ができてスムーズな配水ができなくなります。
その場合、基本的に屋上全体の防水工事をやり直す場合が多いです。
防水シートを全体的・部分的に貼り替える場合もあります。

笠木
笠木は直に紫外線や雨を受ける場所のため、最も傷みやすい部分とされています。
そのため、以下のような定期的なメンテナンスが必要です。

・塗装
・継ぎ目のコーキング補修
・交換

メンテナンスの際に大きな傷や穴などが見つかった場合、笠木そのものの交換が必要になる場合もあります。
笠木だけでよい場合もあれば、笠木・胸壁・外壁・下地などを丸ごと修理しなくてはいけない可能性も考えられます。
そうなるとかなりのコストや手間、時間がかかるので定期的にメンテナンスを行いましょう。

胸壁
笠木の下の壁は胸壁と呼ばれます。
この部分は笠木の不具合の影響を受けたり、壁自体が劣化したりする可能性があります。
そのため防水性を保つには、定期的な塗装が必要です。

またひび割れなどが発生した場合は、埋めたり張り替えたりして補修をしなくてはいけません。
窯業系サイディング等では、目地のシーリングの打ち替えなども必要とされます。

箱樋
パラペットの内側にある箱樋は見えづらいため、トラブルが多いとされている場所です。
この部分に飛んできた落ち葉などのゴミが溜まることが多く、詰まってしまうことが多いのです。

また落ち葉が腐食しそれに雨水が混ざるとアルカリ性になり、それが雨樋を腐食させる可能性があります。
これらを防ぐため、定期的に塗装を行いましょう。

腐食が進んでいる場合は、早めに交換します。
雨樋などの素材はトタンなどが使われることが多いですが、近年では耐久性や素性を考えてガルバリウム鋼板などが使われることも多いでしょう。

劣化したパラペットの修復方法


メンテナンスをしても雨漏りなどが発生するようになったら、トタンなどではなく耐久性やメンテナンス性に優れたガルバリウム鋼板などを使ってパラペットのリフォーム工事を行います。
改修工事を行う場合、既存のパラペット板金を撤去し、パラペットや屋根に防水シートを張ります。
さらにガルバリウム鋼板によって内樋板金の施工を行うことで、パラペットをリフォームすることができます。

パラペットの改修工事の注意点


パラペットは屋根に設置されますが、改修工事は板金工事業に分類されることが多いです。
屋根工事業は日本瓦を中心とした屋根を取り扱う工事で、板金工事業は主に金属板を加工する工事です。
このため、パラペットの改修工事は板金工事業の許可証が必要になるので注意しましょう。

メンテナンスと工事でパラペットを綺麗に保ちましょう


パラペットは転落防止や防水層の形成、デザイン性の高さなどさまざまなメリットがあります。
しかし雨漏りなどのトラブルも起きやすいことから、定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスを行わないと、防水工事のやり直しや、パラペットの取り替えなど大掛かりな工事が必要になる場合があります。
そのため常日頃からメンテナンスが必要なことを、施工管理技術者は顧客に伝える必要があるでしょう。

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