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ワーキングジョイントとは?ノンワーキングジョイントとの3つの違いを解説

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公開日時 2023.02.13 最終更新日時 2023.02.13

ワーキングジョイントとは

ワーキングジョイントとは住宅のサイディングやALCパネル、建具周りの目地など温度や湿度の変化によって、建築部材が変形や伸縮することにより目地幅が大きく変化するような目地のことを指します。

このワーキングジョイントのように目地幅が変化するような構造体では目地設計する際に、目地を埋めるシーリング材の接着方法や密着性をしっかり考えることが大切です。

もしシーリング材の接着方法を間違えると、目地の伸縮によってシーリング材が破断して雨漏りのようなトラブルの原因になることがあります。

目地について

目地とはサイディングやタイルのつなぎ目部分の隙間を指します。なぜそもそも目地があるのかというと、製品の寸法誤差や施工による誤差を調整するためです。

サイディング外壁は、下地の柱に固定した専用金物にセメント製や金物製の外壁材を引っ掛けて固定するので、地震や台風が原因で歪んだり、割れたりといったことが起こります。

それらを防ぐためにサイディングとサイディングの間に目地を設けて、歪みや伸縮で破損しないよう組付けていくことが必要です。

タイルはタイルや下地材の収縮によるタイルの割れ、施工時の段差の発生を防ぐためにすき間(目地)がつけられています。

ワーキングジョイントとノンワーキングジョイントの3つの違い

英語でジョイントと言えば、つなぎ目や目地といった意味があります。

一言でジョイントと言ってもワーキングジョイントとノンワーキングジョイントがあり、この2つには大きな違いが3つあります。

1つ目はムーブメント(目地の伸縮幅)の大小、2つ目は2面接着と3面接着、3つ目は目地の該当箇所です。

ノンワーキングジョイントとの違い1:ムーブメントの大小

ワーキングジョイントとノンワーキングジョイントの違いの1つはムーブメントの大きさが違うということです。

ムーブメントの大きさとは目地の動く幅の大きさのことを言います。

ワーキングジョイントは目地の動く幅が大きいので、設計の段階から目地の動く幅を計算したり、使うシーリング材の性能を考慮したりすることが必要です。

目地幅の計算が甘かったり、使うシーリング材の性能を間違えると目地の伸縮にシーリング材の伸縮が追いつかず、ひび割れたり、剥がれたりして雨漏りの原因になります。

ムーブメントが生じる原因

ムーブメントが生じる原因として挙げられるものがいくつかあります。

原因の1つ目は温度や湿度の変化による、部材自体の変形や伸縮です。温度が上がったり、湿度が上がったりすると部材に含まれる水分が増えるため部材が膨張し、大きくなります。逆に温度が下がると部材に含まれる水分が減るため部材は縮まり小さくなります。

原因の2つ目は地震によって部材が層間変位と呼ばれる水平方向のズレが起こったり、風によって部材が歪んだりするためです。

ノンワーキングジョイントとの違い2:2面接着と3面接着

ワーキングジョイントとノンワーキングジョイントで異なるのは、目地に注入するシーリング材の接着の仕方です。

ワーキングジョイントのように目地幅の伸縮が多い場合は2面接着と言われる方法が使われ、コンクリートや窓まわりのような目地幅の伸縮が少ないノンワーキングジョイントの場合は、3面接着と言われる方法が使われています。

次項でそれぞれの接着方法について解説します。

2面接着とは

2面接着とは目地底にはシーリング材を付着させず、外壁同士だけを接着させ、外壁の伸縮にあわせてシーリング材も伸縮させることができる接着方法です。

しかし、目地底に接着していないので、もし雨水が入り込んだりした場合は雨漏りの原因になることがあります。

また季節や温度に注意して、熱すぎたり寒すぎたりと躯体の伸縮が大きい時期はできるだけ施工を避けたほうが無難です。

例えば気温や湿度が高く部材が大きく伸びている(目地幅が狭まっている)ときに施工することで、気温と湿度が下がって部材が大きく縮んでくる(目地が広がっている)とシーリング材の伸縮範囲を超え、ひび割れや断裂する可能性があります。

3面接着とは

3面接着とは2面接着と違って外壁同士だけでなく、目地底(下地材)までシーリング材で接着する方法です。

目地底まで接着するので、防水性が高まって雨水が目地底まで侵入せず雨漏りが起こりにくくなります。

また目地底まで接着するということは、外壁同士の2方向だけでなく外壁と目地底のズレという3方向からの力がかかるため、ノンワーキングジョイントのような目地幅の動きが小さい箇所にしか使用できません。

もしワーキングジョイントのような目地幅の動きが大きい箇所に使用すると、伸縮に耐えられずシーリング材が剥がれたり、ひび割れたりなどを起こす危険性があります。

ノンワーキングジョイントとの違い3:目地の該当箇所

ワーキングジョイントとノンワーキングジョイントの3つ目の違いは目地の該当箇所です。

ワーキングジョイントは、サンディングの目地や、金属部材同士のつなぎ目、ALCパネル、ガラスと建具枠のすき間のような目地幅の伸縮が大きい箇所になります。

ノンワーキングジョイントはコンクリートの打ち継ぎ目地やひび割れ誘発目地、鉄筋コンクリート造外壁の建具枠回りのような目地幅の伸縮が小さい箇所です。

ワーキングジョイントの2面接着方法

ワーキングジョイントの2面接着方法

ワーキングジョイントの接着方法は2面接着と呼ばれる方法が一般的です。

2面接着には、目地底にシーリング材を接着させないための材料が目地の形状によって使い分けられています。1つはバックアップ材、もう1つはボンドブレーカーです。

以下でそれぞれの役割について解説していきます。

バックアップ材を用いる

2面接着の方法の1つにバックアップ材を用いる方法があります。

バックアップ材は目地に入れるとシーリング材が目地底まで届かないので、3面接着を防ぐ事が可能です。また目地が深い場合、バックアップ材を入れて目地空間を補填することでシーリング剤の使用量を調節できるメリットがあります。

バックアップ材は発泡スチロール製で軽量、弾力性にすぐれシーリング材と接着しにくい特徴を持っています。

ボンドブレーカーを用いる

2面接着のもう1つの方法はボンドブレーカーを用いる方法です。

ボンドブレーカーとは見た目がセロテープのような特殊テープで目地底へはりつけて、シーリング材の接着を防ぐためのものです。

バックアップ材が入らないような、浅い目地の場合などはこのボンドブレーカーが使われています。

ワーキングジョイントとノンワーキングジョイントの違いを知っておこう

ワーキングジョイントとノンワーキングジョイントは、目地と呼ばれる部材同士のすき間の伸縮幅が大きいか小さいかの違いです。

目地とは温度や湿度の変化による膨張や伸縮する部材の動きを逃がす役割のほか、施工における部材のズレを調節する役割を担っています。

それらの目地には雨水等の侵入を防ぐためにシーリング材を補填接着しますが、ワーキングジョイントとノンワーキングジョイントで目地の伸縮が違うため、設計時に目地幅の計算と使用するシーリング材の特徴を考慮し、接着方法にも気をつける必要があります。


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