ステップルとは?利用方法や使うときに注意するポイント4つを解説

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目次
ステップルとは?
ステップルとは、コの字型のクッション付きの電線配線用の留め釘です。
ステップルの正式名称は「絶縁ステップル」と言います。小さな部品ですが、VVFケーブルの留め具として欠かせない存在です。規格は釘の内側の幅によって決まります。絶縁部分が白またはグレーの他複数の色があり、用途による使い分けも可能です。
英語ではstapleと表記し、かすがいやU字釘、ステープラーの針を意味します。
VVFケーブルについて
VVFケーブルとは、600Vビニール絶縁シースケーブル平型の略称です。
VVFケーブルは、照明やコンセント回路への電源供給ケーブルとして利用されます。主に15A程度までの低圧屋内配線用電線です。VVFケーブルは1.6mmと2.0mmを多く使用し、配線工事の際は2心と3心を使い分けます。
英語ではVinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cableと表記します。
ステップルの利用方法とは?
ステップルの利用方法とは、VVFケーブルの壁面への固定です。
ステップルのコの字部分がケーブルをまたぐようにして固定し、被膜に傷がつかないようにします。VVFケーブルケーブル以外に電話線用にも利用可能です。
取り付けが簡単にできるため、店舗のレジに設置するビニールシートの固定具にも活用できます。
ケーブルを柱や壁面に固定
ステップルはケーブルを柱や壁面に固定する利用方法が一般的です。
木造家屋の柱や壁面はステップルを打ち付けられるため、使用できます。壁面が土製や石こうボードの場合はステップルが抜けてしまうため、利用できません。
イベント会場のブース設営や展示場では、コンパネ材など木材系の素材であれば天井や床にも使えます。取り付けや取り外しが簡単で効率的よく作業できます。
電話線やテレビアンテナの固定
ステップルは電話線やテレビアンテナケーブルの固定にも利用できます。
テレビのアンテナケーブルの固定に使用できますが、D端子ケーブルやピンコードなどその他のテレビ周りのケーブル以外には、ケーブルが細すぎるため使えません。
ステップルを強く打ち付けると、アンテナケーブルの受信障害の原因になります。特に周波数の高いBSやCS放送は軽く固定するか他の固定方法を選択します。
ステップルを使うときに注意するポイント4つ

ステップルを使うときの注意ポイントとは、強く打ち付けて電線をつぶさないことです。
ステップルによる固定は、軽く押さえる程度にします。使用するステップルも規格やサイズを確認して、適切な大きさやコーティング素材を使用します。
固定する電線もステップルを使えるものを選び、不具合の発生を未然に防ぎます。
ステップル注意ポイント1:コーティング素材
ステップルのコーティング素材とは、ビニールと樹脂クッションです。
コーティング素材の違いは使用区分に影響します。釘部分はどちらも鉄が多く、三価クロメートメッキやユニクロメッキが施されます。三価クロメートメッキは防錆効果が高く、屋外でも使用可能です。
ユニクロメッキは耐食性が高くありませんが、光沢の強い銀色で装飾メッキとして屋内配線に向いています。

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ビニール
ステップルに使用するビニールとは、絶縁を目的とした塩化ビニールです。
コーティング素材として使用する塩化ビニールは、鉛フリーを使用します。この基準はEUのRoHS指令が適用され、電気・電子機器のリサイクルを容易にする目的で導入されています。有害物質を含まない製品が推奨され、10種類の禁止化学物質があります。
ステップルは鉛や水銀、カドミウム、六価クロムなどを含まない素材で作られています。
樹脂
ステップルのコーティング素材に使用される樹脂とは、鉛を使用しないポリエチレンです。
ポリエチレン樹脂を使用したステップルは、主に電話線用に使用します。塩化ビニールコーティングは配線用の絶縁ステップルです。
電話線用のステップル1号はサイズが6.5mm、配線用1号は10.5mmと大きさも違います。配線用の小さいサイズは1/2号の5.5mm、電話用の1号と同じサイズは5/8号です。
ステップル注意ポイント2:電線をつぶし過ぎない
ステップルは電線をつぶし過ぎないように、緩めに打ちます。
テレビのアンテナケーブルの場合は、受信障害の原因になる他、ケーブルの損傷につながります。強く打ち付け過ぎると、ケーブルの被膜を損傷する恐れもあります。
ステップルは少しゆとりのある大きさを選び、ステップルとケーブルの間に適度な隙間があることを確認して真上から少し緩めに打ちます。ハンマーの平らな面を使うのがコツです。
ステップル注意ポイント3:適用電線を必ず守る
VVFケーブルの中でもシース(被膜)で保護されているものはステップルを使えますが、他のタイプは使えません。
VVFケーブルは、2心、3心、4心の3種類があります。ステップルはサイズごとに適用電線があり、1/2は0.5mm²×2、3/4は1.6mm²×2、No.2は1.6mm²×3と表示されます。
適用電線の表示の最初の数値は断面積で、×2や×3は2心線、3心線の意味です。
ステップル注意ポイント4:平形ビニルコードには使用しない
平形ビニルコードは、用途が移動電線または電球線に定められているため、固定配線に使用できません。
平形ビニルコードは被膜強度が低く、許容電流が小さいため固定すると被膜などに傷がつきます。電気抵抗が高くなり、電流が流れると異常発熱から焼損の可能性が高まります。
例外として、ショーケースやショーウィンドウの内部配線の固定に使えます。
ステップルが使用されている場所とは?
ステップルは家庭用に一般住宅で使われますが、ビルや工場、仮設工事現場など様々な場所で利用可能です。
ステップルは木製の壁や柱であれば、どこでも使えます。土製の壁や石こうボードは使ってもすぐに抜けてしまうため、避けたほうが無難です。
鉄材やアルミ枠、コンクリートなど使用できない素材もありますが、木製の部材などを取り付ければステップルで固定できます。
ステップルへの理解を深めよう
ステップルはVVFケーブルやテレビのアンテナケーブルを固定するための留め具です。
コの字型のステップルは、電話線用と配線工事用の絶縁タイプの2種類があります。コーティング素材は塩化ビニールと樹脂です。適用電線を確認して、適切なサイズを選択します。設置する際はハンマーなどを使用します。
強く打ち込み過ぎると、電線を傷めるため軽く固定します。ステップルへの理解を深め、正しく取り扱いましょう。
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