若年層労働者の現状と今後の取り組みについて

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担い手不足が各業界でいわれる中、建設業は若年労働者の減少が特に顕著です。
若年労働者を増やしていくには、どのような取り組みが必要となるのでしょうか。
本記事では、施工管理技士の方も知っておきたい「建設業の若年労働者の現状と課題」について紹介していきます。
建設業界の労働者の現状
建設業の労働者数は全年齢層でみると、平成22年以降は上昇傾向にあります。
しかし労働者の約9割が30代以上で、さらにその中の3割以上が55歳以上という現状
です。
10代・20代の労働者が全体の1割ほどしかいません。
この現状が続きますと、将来は担い手不足となるでしょう。
出典:厚生労働省「建設業における若年労働者確保の課題について」
離職率が高い原因とイメージ
若年労働者が減少している理由の1つは、新規高校卒業就職者の離職率の高さです。
建設業に限らず若年労働者の離職の理由として最も多いのは、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため」という結果となっております。
若年労働者の離職の約3割がこちらの理由となります。
このような中、全産業・製造業と比べても建設業は労働時間が長い傾向にあります。
完全週休2日制の導入も、全産業では約5割となっているのに対して、建設業は約3割ほどしか導入されていません。
また若年層の建設業に対する学生のイメージは、現場見学などで実際に現場を見る機会がある学生は、「地域社会や人の役に立つ」などのポジティブな意見があります。
一方、現場見学などで建設業を見たことがない学生は、「肉体労働・汚れ作業等が多い」などのネガティブな意見が多いです。
まずは実際に現場を見てもらう機会をつくり、建設業の素晴らしさを知ってもうことも必要かもしれません。

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出典:厚生労働省「建設業における若年労働者確保の課題について」
若年層労働者の確保に向けておこなっている取り組み
前項で紹介してきたような課題を踏まえて、厚生労働省と国土交通省が連携して実行している取り組みは、主に以下の3つです。
人材確保
- 建設事業主等に対する助成金による支援
- 専門工事企業等に関する評価制度の構築に向けた検討
人材育成
- 中小建設事業主等への支援 (建設労働者緊急育成支援事業等)
- 地域建設産業における多能工化・協業化の推進
魅力ある職場づくり
- 時間外労働等改善助成金(仮称)による支援
- 建設産業の働き方改革の推進
出典:厚生労働省「厚生労働省・国土交通省の平成30年度予算概算要求の概要」
若年層労働者の確保は労働時間の見直しがポイント
建設業の労働者の現状、取り組むべき課題について紹介してきました。
若年層の建設業に対するネガティブなイメージである「労働時間の長さ」の改良が、若年労働者の確保へと繋がるでしょう。
そして、学生を中心とした若年層に建設業について知ってもらう機会を増やすこともポイントとなります。
既に様々な労働環境の改良に取り組んでいる建設会社も多くあります。
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