安全第一!土木工事のヒヤリハット事例
土木工事での事故は、最悪、命を落とします。そうならないように、土木現場で働く前に、これから紹介するヒヤリハットの事例を頭のなかに叩き込んでおいてください。
この記事をお読みの方におすすめの求人
株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。
なぜヒヤリハット事例を読み込む必要があるのか
ヒヤリハット事例を読み込むと「事故のイメージ」ができます。事故のイメージがしっかりできている人は、危険予知ができるようになるので、事故から遠ざかることができるのです。
事例1:トラッククレーンが吊り上げた荷物が接触
ここで紹介する工事現場でのヒヤリハットは、厚生労働省が集めた「実際に起きたこと」です
最初に紹介するのは、廃棄物処理の運搬中に起きたヒヤリハットです。
作業員Aは、地面に散乱していた破砕した産廃を集めてフレコンバッグに入れていました。フレコンバッグが満杯になったところで、作業員Bがトラッククレーンを使ってフレコンバッグを吊り上げ、トラックの荷台に乗せようとしました。
フレコンバッグが高さ2メートル位置でブームを回したとき、フレコンバッグが作業員Aの頭部に当たりました。フレコンバッグは82㎏もありましたが、大事には至りませんでした。
◇このヒヤリハットから学べること
このヒヤリハットからは、「自分の作業が終わっても現場にいるうちは油断してはならない」ことを学ぶことができます。当然のことなのですが、ひと仕事終わると突如緊張が緩むので、その当然のことを守れないのです。
事例2:清掃中に鉄管が倒れて当たりそうになった
この事故は作業員Cが清掃しているときに起きました。工事現場に高さ1.8メートル、直径70センチの「かなり大きい」鉄管が、壁に立てかけてありました。清掃による振動で、鉄管1本が倒れてきたのです。
作業員Cは間一髪よけることができましたが、もう少しずれていたら足に当たっていました。
◇このヒヤリハットから学べること
このヒヤリハットからは、「1人作業をするときは、作業を始める前に周囲の安全を確認しなければならない」ことを学ぶことができます。もしその鉄管が頭にぶつかって意識を失ってしまったら、誰かが現れるまでまったく手当てを受けられないのです。
事例3:生コン車から転落しそうになった
作業員Dは、生コンクリートを現場に運ぶ生コン車を清掃していました。作業員Dが生コン車の最も高い部分であるホッパー部の清掃にとりかかったとき、足を滑らせて転落しそうになりました。
◇このヒヤリハットから学べること
このヒヤリハットからは、「いつ転落するかわからない」ことを学ぶことができます。これも「当然のこと」と片付けないでください。体力と運動神経に自信がある土木作業員は、「転落なんてしない」と過信しがちだからです。
しかし、この作業員Dは、しっかりと生コン車に設置してあるステップに足を乗せていました。つまり、転落しそうにない状況でも転落する可能性はゼロではないということです。
まとめ
危険な物体と接触したり高いところから転落したりすることは、とても単純なミスです。しかし、単純だからこそ、土木作業員はそれを危険とは思いません。
この3つの事例はいずれも「フレコンバッグがここまで届くはずがない」「鉄管が倒れるはずがない」「落ちるはずがない」から生まれたヒヤリハットでした。
この記事をお読みの方におすすめの求人
株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。
関連記事:
工事現場のKY活動って?危険予知の重要性と対策を事例を交えてご紹介
現場の仕事はキケンが多い?危険箇所と予知すべき危険
現場監督必見!建築の安全標語の作り方!
当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。
おすすめ求人
編集部
建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。
株式会社夢真 コーポレートサイト