現場監督の役割と必要な能力、仕事のやりがいについて
建設業界の現場監督は大きな責任を負わなければならない仕事です。これほど大きなプレッシャーを受ける職種も珍しいでしょう。
今回は、現場監督の仕事のやりがい、役割、必要な能力について紹介します。
現場監督のやりがい
現場監督の仕事内容は、作業員の頃とは比べ物にならないくらい、大きく広く深くなるでしょう。作業員は自分の仕事に責任を持ちますが、現場監督は作業員すべての仕事の責任を負わなくてはなりません。
建設現場で事故が起きれば、その責任はミスをした作業員にのみ課されるわけではなく、現場監督も監督責任が問われます。
しかしそれでも、工事が始まった当初ばらばらだった作業員の気持ちをひとつにまとめあげ、発注者や周囲の住民などから「素晴らしい建築物が完成した」と評価されたら、現場監督冥利に尽きるでしょう。
現場監督の役割
現場監督は、限られた予算と人員を活用して効率的な仕事を行い、質の高い完成品をつくらなければなりません。
特定の条件下で工事を完成させることが現場監督の役割です。
しかも、それらを無事故で達成しなければならないのです。
現場監督に必要な能力
低コストで施工できる能力、納期内の完成させる能力、完成品の質の高さを確保できる能力、そして作業中の安全を維持できる能力は、現場監督が有しておかなければならない4大能力といえます。
ただ注意しなければならないのは、納期内に完成させることだけに注力すると安全がおろそかになり、過剰な安全対策を講じると納期が遅れ、高コストの工事になってしまうことです。
品質とコストの関係も同様です。現場監督がこだわれば品質の高い工事をすることができますが、コストがかさみます。したがって現場監督は、発注者から渡される仕様書の内容をクリアできる品質を追求しなければならないのです。
現場監督には4大能力のバランスを取る能力も必要になるわけです。
まとめ
現場監督には総合力が必要です。学校の成績で例えれば、数学だけ100点で国語も英語も理科も社会も60点の人よりは、全教科まんべんなく70点を獲得する人のほうが現場監督に向いています。
したがって現場監督を目指す人は、自分の強みと弱みを理解したうえで、弱みの克服に取り組んだほうがいいでしょう。
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