現場責任者が部下に指示を出す際のコツ
現場責任者は部下に指示を出す機会が多いです。
しかし、指示の出し方が良くないと部下が誤った受け取り方をしてしまう場合もあります。
それが原因で大きなミスに繋がったり、やり直さなければならない状況になることもあるでしょう。
そのため、現場責任者は指示の出し方に注意しなければなりません。
では、どのように指示を出せばいいのか解説していきます。
5W1Hをはっきりさせて詳しく指示を出そう
指示出しが下手な人というのは、5W1Hが明確でないことが多いです。
5W1Hというのは、いつ(when)どこで(where)誰が(who)何を(what)なぜ(why)どのように(how)するかを指します。
これがはっきりしていないと、意図したことが上手く伝わらないでしょう。
建設現場で行われている作業の1つ1つは、大きな建物を作るための作業のうちのほんの一部です。
1つだけの作業の内容を見ただけでは、何のために、なぜやらなければならないのか分からないことも少なくありません。
はっきりしない指示が原因で、作業をやり直すことになれば、工期に間に合わなくなる可能性も出てきます。
人間関係にも軋轢が生じるでしょう。
分かりやすい指示出しのコツは、5W1Hを自分の頭の中ではっきりさせることです。
そして、5W1Hを具体的に説明しながら詳しく指示を出しましょう。
5W1Hをはっきりさせた指示を出すことは、ミスを防止する他にも、部下のやる気を引き起こすことにも繋がります。
何のために行っている作業なのかよく分からなければやる気も出にくいでしょう。
しかし、自分が指示されている作業が建物を作る上で、どのように役立つのか、何のために必要なのか分かればやる気も出やすいです。
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優先順位をはっきりさせよう
5W1Hをはっきりさせた指示を出しても、上手くいかないことがあります。
特に複数の指示を出している場合には要注意です。
建設現場では非常にたくさんの作業が行われており、1つの指示を出して終わったら次というわけにはいきません。
複数の指示を出された部下が、その全部を上手くこなせないことも多いです。
現場責任者は、そのようなことも想定しておかなければなりません。
そして、指示を出す際には、優先順位をはっきりさせるのがコツです。
建設現場では、ある作業が終わらなければ次の作業ができないということがよくあるでしょう。
逆に、早い段階で行っても後になってから行っても問題ない作業もあります。
上手く優先順位を付けて指示を出すことで、時間のロスを減らし、残業や休日出勤なども少なくて済むようになります。
指示出しの方法次第で順調に工事が進むか遅れがちになるかが決まる
現場責任者の指示の出し方次第で、工事の進み具合に大きく差が出ることがあります。
5W1Hを明確にし、優先順位を考慮した指示を出してミスや時間のロスをできるだけ減らしましょう。
上手に指示を出せば工事の進捗具合に余裕が出てくるため、労働環境の改善にも繋がります。
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